時系列は12月。
4巻 消失の少し後の話、雪山症候群の前である。

キョンは中学時代の同級生の中河から電話がかかってくる。
電話の内容は、ある少女に一目惚れし、それが県立北高校の制服だったので、キョンは何か知らないか。というものだった。
その一目ぼれの相手は長門有希で、中河は、キョンに手紙でメッセージを渡してほしいと頼む。
その内容は、10年待ってくれ。あなたを必ず迎えに行き、結婚したいというような歯の浮くような内容だった。

もちろん長門は、そのようなことは受け入れられないとして拒否したが、後にそのことが涼宮ハルヒにばれてしまう。

その夜、中河から結果の報告について電話がかかってくる。
中河は、次の日曜日にアメフトの試合があるから、見に来てほしいと頼む。
そこで、SOS団は中河の試合を見に行くことに。
試合を見に来たSOS団だったが、なぜか長門が呪文を唱え、ボールの軌道を変更する。
それにより、中河は、転倒し、病院へ運ばれることに。

長門とキョンは、急いで病院へ駆けつける。
だが、中河はどこも怪我をしていなかった。そして長門に会った中河は、突如恋愛感情をなくすことになる。
それまでの一目ぼれが幻だったかのように不思議がるが、キョンは特に混乱しなった。
後に長門に聞いたところによると、中河の恋愛感情は、長門に向けてではなく、情報統合思念体をみていたからだという。
彼は情報統合思念体にアクセスできる手段を持っていた。
しかし、有機生命体が情報統合思念体にアクセスするには情報量が足りず、いずれ弊害が起こるため、その能力は長門が消去した。どうやら彼は超能力者候補だったらしく、その能力が宿ったのは3年前だという。

また、今回の一目ぼれが間違いだとわかって長門は「少し」残念と返事する。
最終更新:2011年03月30日 12:27