時系列は12月の冬休み。

孤島症候群にて、涼宮ハルヒ古泉一樹に約束していた推理劇のお披露目である。
その冬バージョン。
舞台は鶴屋さんの招待で雪山にある鶴屋家の別荘だが、シナリオは古泉が考え、役者も前回同様、荒川森園生多丸裕多丸圭一である。
今回は猫のシャミセンも同行し、キョンの妹もいる。

クリスマスイヴには長門のマンションで、ケーキやらなやらを食べ、パーティをしていた。

合宿のメンバーは微妙に異なるが、孤島症候群と大して変りはなく、キョンハルヒ朝比奈みくる長門有希、古泉、鶴屋さん、キョンの妹、シャミセンである。
鶴屋さんの別荘についた一行は、荒川氏と森さんとのあいさつをすませ、さっそくスキー滑りに出向く。
キョンの妹は鶴屋さんといっしょに雪だるまを作り遊び、SOS団メンバーはスキーをするためリフトに乗る。
そして、何回目か滑った後、誰も気づくことなく、吹雪となった。
一メートル先も見えない吹雪の中。SOS団は長門を先頭に下山するが、もとの別荘の場所に帰れなくなる。
解析不能な現象が発生し、長門の空間把握能力を超えた事態が発生しているとのこと。

そんな事態の中ハルヒは、洋館をみつけ、SOS団一行はとりあえず無人の洋館に入ることにする。
ハルヒとキョンが洋館の探索に出向くが、戻ってきたとき、古泉ら3人とキョンたちが戻ってくるまでの時間がずれていることに古泉が気付く。
それにより、この館は場所によって時間の流れる速度が異なる、または、存在する個々の人間によって主観時間と客観時間にスレが発生する、もしくは両方と推測する。
しかも、この館は長門に負荷をかけ、情報統合思念体の連絡も遮断されていた。
ましてや、この現象の原因はハルヒではないことを古泉は断言する。

館では、サンドイッチで小腹を満たし、風呂にまで入るというくつろぎっぷりだったが、長門が熱を出し倒れてしまう。
キョンは、これは異常だとして、早急に古泉と脱出するための手段を考える。
古泉は、館の出入り口になにかの記号が書かれていることを発見する。それは長門からのメッセージだった。
その記号を解き、館から脱出したSOS団だったが、鶴屋さんたちによれば、吹雪は起きておらず、また自分たちが姿を見せなかった時間は数分程度だったという。
あの洋館はなんだったのか。結局謎に終わったのだった。

また、今回で古泉は、長門がなにか危険にさらされるようなことがあり、またそれが機関にとって都合のよいことだろうが、一度だけ機関を裏切り、キョン達(いわば、長門)に全面協力することを約束する。
最終更新:2011年03月30日 09:22