涼宮ハルヒの陰謀

時系列は、2月ごろ
大長編であり、もっともページ数が多い作品。

エピローグ
なぜだか涼宮ハルヒがおとなしい。そう感じていた2月だった。どことなく憂鬱そうで、退屈そうでもある様子。
そんなこんなこんなで時は少し戻り1月2日。雪山症候群の合宿から帰宅したキョンたちだったが、キョンは、4巻 消失で自分たちの救出に行くことを決めていた。
帰宅後、朝比奈みくるに過去に行かなければならないと報告、許可を得た朝比奈さんとキョンは、長門のマンションに行き、長門有希に行くことを伝える。

去年の12月18日に到着したキョンらは、そこで朝倉涼子に刺された自分を助ける。キョンは、無事既定事項を果たした。
2月、文芸部部室で古泉一樹と二人っきりになった時に、古泉が改変後の世界での矛盾を説明する。→消失の時間矛盾
数分後、涼宮ハルヒたち3人が部室に到着。手には豆まきセットと太巻きがあった。
校内の窓から中庭に豆をまき、太巻きを食べるSOS団であった。

1章
節分から数日たった夕方の放課後、部室の扉を開き入るキョンだったが、部室の中は無人。ハルヒも、長門も朝比奈さんもいなかった。
その時、ロッカーから物音がする。不審に思ったキョンは何もないと思いつつ、ロッカーを開ける。しかし、そこには朝比奈さんが入っていた。
しかも、その朝比奈さんは、この時間の朝比奈さんではなく、8日後から時間遡行してきた未来の朝比奈さんだった。つまり、今、この時間軸に朝比奈さんは2人いることになる。

その朝比奈さんが言うには、8日後の午後3時15分にこの時間軸に来るようにしたのは8日後のキョン自身だという。何の理由でかは全く知らされていない。
部室から出たキョンと朝比奈さん。下駄箱に到着し、そこで、封筒を見つける。朝比奈さん(大)からのメッセージだ。そこには「朝比奈みくるをお願いします。」とだけ書かれてあった。
とりあえず、キョンの自宅に戻り、そこでこの1週間のできごとを朝比奈さんに説明してもらうことにした。その時、部室にいないキョンに気付いたハルヒがキョンに電話をかけてくる。なぜ部室に来ないのか尋ねられたキョンは、とっさにシャミセン円形脱毛症になったと嘘をつき、回避した。

その後のSOS団的活動は、普通で、ハルヒはやはり君の悪い大人しさだったという。
以下、朝比奈さんから聞いたこの1週間の予定である。
次の祝日に宝探し
次の土日は市内パトロール
そして、8日後の朝比奈さんを送ったその日のキョンの行動だが、SOS団主催のクジ引き大会をしている最中、いきなり朝比奈さんの手を引き、ロッカーに押し込み8日後のこの時間帯に行くように言ったらしい。TPDDの使用許可もすぐに下りた。
ともあれ、このまま朝比奈さんをずっととどめている訳にはいかず、キョンは長門のマンションに行き、長門に事情を説明した後、朝比奈さんを長門の家に泊めてもらわせることにする。

2章
翌日、キョンは下駄箱にまた封筒を見つける。そこには、午後6時12分から15分の3分間の間で、図のとおりのものを必ずおいてくださいというものだった。必ず朝比奈みくるとともに。
なんのことかわからないまま、キョンは教室に行く。そこで、ハルヒにシャミセンのことを聞かれるが、今日も病院へ行くといい、回避する。
その後、鶴屋さんとこの時間軸の朝比奈さんに出会い、またもシャミセンのことを聞かれる。
学校が終わった放課後、長門のマンションに行き、朝比奈さんを迎えに行くが、そこで朝比奈さんは長門と一緒にいると落ち着かないので、泊めてもらうのはやめたいと言う。
不思議がるキョンだったが、了承し、以降は朝比奈さんを鶴屋さんの家に泊めてもらうようにする。

封筒を朝比奈さんに見せ、そこには最優先強制コードが書かれていた。早速、内容を実行すべく、2人は現地に自転車で向かい、道路に釘を刺し、上から空き缶をかぶせた

しばらくすると、ある男性が歩いてくる。その男は空き缶を思いっきり蹴飛ばそうとしたが、当然空き缶は飛ばず、男は足を思いっきり打ちつけ、呻く。
キョンと朝比奈さんがあわてて、近づき、病院まで行くように手配する。
その行為自体が、封筒によって記されていた
内容だった。その後、朝比奈さんを鶴屋さんの家まで送り、泊めてもらうように頼む。鶴屋さんには、朝比奈みちるという設定で納得させるが、そんな説明など嘘と鶴屋さん自体もわかっているようだ。

3章
翌日、いつものように下駄箱に入っていた手紙には、宝探しの現地にある石を西に3メートルほど移動させてください。という内容だった。
キョンは教室に入り、いつものようにどこか元気がないハルヒに今日もシャミセンの看病を名目として、団活を休むことを告げる。
放課後に、鶴屋家に電話をし、朝比奈さん(みちる)を迎えに行った。

2人は、早速手紙の指令通り、鶴屋山に行き、朝比奈(みちる)の案内で、ひょうたん風の岩を3メートル移動する。
手紙の内容を実行した2人は、鶴谷家に戻る。その時、キョンは鶴屋さんから宝の地図をハルヒに渡してほしいと頼まれる。

翌日、キョンは下駄箱で封筒をまた見つけるが、こんどは#が振ってあった。#3、#4、#6と、しかしその封筒では#5が抜けていた。
そして、教室に入ったキョンはハルヒに宝の地図を渡す。
放課後はSOS団ミーティングでキョンも参加した。鶴屋さんも来て、内容は明日の宝探しの件。
ミーティングが終わり、帰宅したキョンは、朝比奈みちるに今日の手紙の内容を報告しに行く。
#3明後日に歩道橋の手前のパンジーの植え込みに落ちている小型の記憶媒体を拾い
、匿名で、書かれている住所に送ってください。
#4川沿いの桜並木に日曜日に午前十時四十五分までに行き
、午前十時五十分までにそこに亀を投げてほしい。
PS,必ず朝比奈みくるとともに2人だけで。
しかし、この土日は市内パトロールをするという予定があり、#4の方は、午前中に行わなければならない。
そこで、キョンは、長門にクジを細工し、自分となるようにしてくれと頼むことにした。
さらに、その日曜日にキョンからハルヒにイタズラ電話がかかると朝比奈さん(みちる)は言う。ハルヒはおもしろくもないイタズラ電話といい、後にキョンはそのことについて、謝っていたという。
4章
最終更新:2011年04月07日 20:02