十六夜九衛門

「お前達ばかりが、召喚の術を使えると思うなよ」

【名前】 十六夜九衛門
【読み方】 いざよいきゅうえもん
【声】 潘めぐみ
【演】 竹場龍生
【登場作品】 手裏剣戦隊ニンニンジャー
【登場話】 忍びの1「俺たちはニンジャだ!」~
忍びの最終章「忍ばず未来へワッショイ!」
【所属】 牙鬼軍団
【分類】 妖怪/幹部
【好きな物】 終わりの手裏剣
【好きな場所】 森の隠れ処
【攻撃力】 星4
【不思議な技】 星6
【にんじゅつ】 星6
【モチーフ】 キツネ、トラ
【名前の由来】 十六夜(月の満ちかけの一つ)

【詳細】

牙鬼軍団の小姓(実際は異なる。)。キツネの面らしきものをつけている。

ラストニンジャ/伊賀崎好天とは因縁がある。

破壊した伊賀崎流忍者道場から強奪した「小槌」を使い、妖術を操りながら人間から「恐れ」を集め、封印から解き放たれた「牙鬼幻月」の肉体の復活に動く。
主に隠密行動を中心としており、ニンニンジャーと遭遇した際にも直接相手せずに、その場を離れている。
家臣の「妖怪」を「邪」と書かれた妖シュリケンを装着した「小槌」で巨大化させる他、様々な術を有する。
伊賀崎家のシュリケン忍法を元にした十六夜忍法という邪悪な忍術を使い、「十字砲火の術」など習得。

忍びの2で、割れた般若の面に「瓢箪」に集めた人間の「恐れ」を注ぐ事で牙鬼軍団の一番槍、「蛾眉雷蔵」を復活させ、忍びの3で「幻月」復活の助力を請うが「雷蔵」から「三下」呼ばわりされ、「恐れ」を集める仕事も断られてしまう。
忍びの4で「恐れ」集めを協力すれば、ニンニンジャーと戦い事ができると「雷蔵」を説得する(目的は「ニンニンジャー」を倒すことにある模様。)。

春休み合体SPでニンニンジャーと共に仮面ライダーの世界に入り込み、ロイミュードと共謀、バイラルコアと合体した妖怪ブルブルを作り出し恐れを集め、目的を達するとニンニンジャーより先に元の世界へ帰還している。

忍びの6では「終わりの手裏剣」なるものを入手しようと伊賀崎好天と交戦。
その後も、「終わりの手裏剣」を求めて様々な作戦を行っている。

忍びの12では「雷蔵」に「恐れ」を集めさせ、敗北と共に巨大化させる非道さを見せる。
同エピソードで「伊賀崎好天の弟子」だった事が明らかになった。
「雷蔵」が倒れた後は新たな面「翁」に瓢箪の「恐れ」を注ぎ込み、「晦正影」を目覚めさせる。
だが、「雷蔵」とは異なり自分が牙鬼軍団の小姓では無いと見抜かれてしまい、以後は巨大化要員として扱われ、主従関係などはなく「恐れ」を集めるだけの関係性しかない。

忍びの15では密かにキンジ・タキガワ/スターニンジャーと接触、終わりの手裏剣を目的にキンジを取り込もうとしたが、忍びの19で交渉は決裂。
忍びの20では戦いの後に「天空のオトモ忍」がニンニンジャーの戦力に入った事を危惧して新たな面(小面の面)に瓢箪の「恐れ」を注ぎ、新たな幹部「有明の方」を蘇らせる事で牙鬼軍団の強化を狙う(やはり目的があるらしく、新幹部を目覚めさせる事は予定より随分早いと発言しており、実際には「正影」が倒された後に蘇らせようとしていたと推測できる。)。

忍びの24で「有明の方」が呼び寄せた「西洋妖怪フランケン、西洋妖怪ドラキュラ、西洋妖怪オオカミオトコ」のサポートを行い、忍びの27でキンジ・タキガワの仇、「西洋妖怪オオカミオトコ」を倒そうとするキンジ・タキガワの前に現れて、「妖怪融合の術」を使用して妖怪との融合を目論むが5人の言葉に正気を取り戻し失敗に終わる(だが、融合の術は不完全ながら効力を発揮している描写はある。)。
更に忍びの27では西洋妖怪全滅に伴う新たな戦力の追加を「有明の方」に告げる。
指揮権を得た「九衛門」は忍びの28で十六夜流忍者率いてニンニンジャーと忍者対決を行う。

忍びの31で密かに製作していた「カラクリキュウビ」にデータを集約するコア歯車を入手する事が目的だったと判明、更に忍びの32で巨大戦に敗北したニンニンジャーに「コギツネ乱舞」で追い討ちをかけようするが、伊賀崎好天が出現し、師弟対決に持ち込み、戦いの末に「十六夜流忍法奥義・十字砲火の術」で仕留めようとするが、伊賀崎好天が発動した謎の光によって消えて退却、生き延びていた「忍者ムジナ」に捨て駒にされた事を追求され、自分の代わりに「恐れ」を集めるのに「小槌」を奪われてしまい、「忍者ムジナ」が巨大化して戦闘中に、再び「カラクリキュウビ」に搭乗、「忍者ムジナ」を背後から刀で突き刺して始末するが、新たな巨大ロボ「ゲキアツダイオー」の前に「カラクリキュウビ」が破壊され、爆発に巻き込まれた。

忍びの35で生存が判明、面の左側に傷ができ、牙鬼軍団とは袂を別った状態になっている(忍びの36では忍びの35での戦いで負傷した「正影」を介抱し、瓢箪を預けた。)。
忍びの40で伊賀崎旋風の忍タリティを奪い返しにきたスーパースターニンジャー(キンジ・タキガワ)と交戦、更に不快な匂いを嗅ぎつけてやってきた「牙鬼萬月」に小姓を名乗って欺くが、再度「萬月」が現れた際、霞から奪った嘘発見器で尋問され、小姓でも忍びでもない真実を語りだそうとした直後に隙を突き嘘発見器を破壊して逃亡(その際は「牙鬼、」と発言している。)。

忍びの42で瀕死状態の「萬月」から小槌と首飾りを入手、自分がだと明かした。更に忍びの43で「有明の方」に「萬月」の死を伝え、悲しみから大量の恐れが流れ出し、恐れから「牙鬼幻月」が復活してしまう。

忍びの44で正体が明らかになる。

【牙鬼久右衛門新月】

読みは「きばおにきゅうえもんしんげつ」。側室との間の子。
「十六夜九衛門」の正体。

予言にあった「幻月」の子息で、「幻月」の最後の力で未来へと飛ばされ、現在で身分を偽って暗躍していた。
正体判明後は「幻月」と共に指揮権を持つ存在として行動。
忍びの46で伊賀崎好天を倒し、「終わりの手裏剣」などを使って「究極体」へと変貌。

忍びの最終章で、ニンニンジャーとの激闘の後、元に戻って自身も気づかなかった伊賀崎好天への憧れや家族愛に飢えていた心の奥底を見抜かれて「緑色の忍シュリケン」が現れ動揺、用済みとされて「有明の方」と同様に「幻月」の糧とされ取り込まれてしまう。

取り込まれたものの運命に抗って「幻月」の中から脱出し、ニンニンジャーの勝利に貢献、幻影の「伊賀崎好天」に迎えられ「緑色の忍シュリケン」などを残し消滅した。

【究極体】

忍びの46から登場。伊賀崎好天を倒して奪った「終わりの手裏剣」、残っていた手裏剣5枚を使う事で変異した最終形態。
「牙凌道・孤月(こげつ)」を習得し「終わりの手裏剣」を取り込んだ事で凄まじい力を発揮して襲い掛かる。

ニンニンジャーの変身能力を奪い追い詰めるが、不屈の闘志で忍タリティを湧き上がらせ再変身したニンニンジャーと交戦、「牙凌道究極奥義・孤月乱舞(こげつらんぶ)」で立ち向かうが、6人の力を合わせた必殺技「チョウゼツショウゲキバクレツザン」を受け敗北、元の姿へと戻った。

【余談】

声を演じる潘めぐみ氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は初となり、「子供の頃から見ていたスーパー戦隊シリーズに参加する事をとても喜んでいた」と言う。
母の潘恵子氏も『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のヒソ役などでスーパー戦隊シリーズに出演。

最終更新:2016年09月17日 03:40