白い手のイゾルデ - 【Fate】SS速報・鯖鱒wiki

No.1042　白い手のイゾルデ
前のサーヴァント：楽毅
次のサーヴァント：アレクサンドル・スヴォーロフ

データ

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　　≪クラス≫：ランサー
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　　【真名】：イゾルデ　　　　　　　　　　　　　【属性】：混沌・中庸
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　　【筋力】：E　　　　　　【耐久】：D　　　　　　【敏捷】：B　　　　　　【魔力】：B　　　　 　【幸運】：E　　　　 　【宝具】：C
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　代理AA：レヴェリー＝メザーランス（エレメンタルジェレイド）
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　【クラススキル】
　◆対魔力：D
　　一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
　　魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

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　【保有スキル】
　◆白い手のイゾルデ：A
　　色白で儚く、何より底知れぬ美しさ。
　　指先で触れられた者はそれだけで奮起し、持ちうる生命力を活性させる。
　　自然、傷の回復も促進されるが、元々の生命力が尽きかけている者には効果も薄くなる。

　◆麗しの姫君：C
　　統率力としてではなく、周囲の人を惹き付けるカリスマ性。
　　美しく、繊細な人。その嫋やかさは見る者の心を奪い、守護の決意を抱かせる。

　◆悲しみの毒槍：B-
　　騎士トリスタンの命を奪った猛毒の槍。
　　穂先には毒が込められており、継続的な追加ダメージを相手に与えることができる。
　　また、この毒は人の感情――好意や善意、あるいは愛――を介して他者へと伝播する性質を持つ。

　　ランサーはトリスタンの最期を看取った縁からこの槍を保有した状態で現界している。
　　とはいえ、少々イメージにそぐわない印象は拭えないが……。

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　【宝具】
　◆『白き帆は来ず黒は去ぬ（ミンネザング・イゾルデ）』
　　ランク：C++　種別：対人、対英雄宝具　レンジ：1～5　最大捕捉：1人

　　かつて騎士トリスタンに死を受け入れさせた、ただ一度の嘘。
　　真名解放をもって放たれる一撃は死の運命に近い存在の死を確定させるものとなる。
　　ランサーの一言は死に瀕した者の希望を奪い、瀬戸際の運命力を喪失させてしまうのである。

　　その真価は、死すべき英雄の最期を飾るという点にある。
　　すでに一度死した英霊は当然、存在としての寿命に依らない概念的な不死さえ無効化してみせる。
　　一度の現界につきただ一度だけ行使できる、「英雄殺し」の一撃である。

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　【Weapon】
　◆『去就の黒色』
　　ランサーが常に身にまとっている喪服。
　　元は黒い帆布だったものを加工したともいうが、定かではない。

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　【来歴】
　　白い手のイゾルデ。
　　アーサー王伝説、およびそれに類する伝承に登場する乙女。
　　父であるブルターニュ公ホエルはアーサー王の従兄弟にあたるとも。

　　金髪のイゾルデとの道ならぬ恋に別れを告げ、騎士トリスタンはコーンウォールを去っていった。
　　旅路の果てに彼が出会ったのが白い手のイゾルデである。
　　その美貌にかつての恋人の面影を見出したトリスタンはこのイゾルデと結婚することを決める。
　　が、かえって金髪のイゾルデを忘れがたくなってしまい、トリスタンは妻と床を共にしようとはしなかった。
　　そのことがイゾルデの胸の内に蟠りを生むこととなる。

　　ある時、トリスタンは戦いの中で毒の一撃を受けてしまい、瀕死の重体となる。
　　死に瀕して思い起こしたのはかつての恋人、金髪のイゾルデ。
　　彼女の持つ治癒の力ならば毒を癒すこともできるはず、と一縷の希望を託して使者を出すこととなった。
　　帰還の船がイゾルデを伴うのならば白い帆を、同行を拒まれたなら黒い帆を掲げると約束して――。

　　――船は来たか、帆の色は。
　　いよいよ限界を迎えようとするトリスタンの問いかけに、看護を続けるイゾルデは答える。
　　――黒です、黒い帆の船がやってきます。
　　抑えがたい嫉妬心から生まれた、ただ一度の嘘。
　　その真意を知ってか知らずか、トリスタンは最後の力を手放し、力尽きたのだった。

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　　真実、彼女は善良な乙女だった。
　　淑やかで無垢、慎ましく、愛する人へ健気に尽くす。騎士が愛を捧げるに足る女性だった。

　　だが、しかし。
　　その奥底には強烈なまでの占有欲、束縛願望が潜んでいた。
　　あれが欲しい、これが欲しい、手放したくない、逃がしたくない。
　　その白い手で摘み取ったものを、永遠に、己がものとする激しい願望が秘められていたのである。

　　無垢なる乙女の、無垢ならざる素顔。
　　父も、兄も、その事実に気がつくことはなかった。
　　驚くなかれ、イゾルデ自身にさえ自覚はない。そんな己の本性を知らずにいるのだ。

　　真実を知る者はただ一人。
　　乙女のものとなりながらついに心を開かなかった者、真に愛を捧げなかった者。
　　決して思う通りにならなかった夫だけ。

　　ただ一度の嘘/本音を聞いた、トリスタンだけが乙女の昏い素顔を垣間見たのである。

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　【能力】
　　三騎士クラスとしてはやや力量不足。
　　味方の補助を受け、また味方を補助し、助け合いながらの戦いにこそ勝機がある。
　　ちなみに、槍の扱いにも不慣れなところがある。時折、槍に振り回されてしまうこともしばしば。

　【性格】
　　控え目で貞淑。
　　慎み深く、思いやりと優しさ、穏やかさを備えた生まれついてのお姫様。
　　人を疑うことを知らず、憎むこともない。無垢と善良の人。

　　その裏では強烈なまでの占有欲、束縛願望を抱く。
　　手にしたものを手放すこと、他者に触れられること、奪い取られることを何より嫌う。
　　これもまた姫として天性のもの。捧げられること、富んでいることが自然体なのである。
　　しかし、それらの本性について本人に自覚はない。
　　欲深さ、嫉妬深さが真実である一方で、無垢さ、善良さもまた真実。
　　それゆえに周囲の誰もイゾルデの占有欲に気がつかず、本人さえも気づいていない。

　　過去、瀕死のトリスタンに嘘を告げたことを後悔している。それもまた真実である。
　　だからといって何をするつもりもない。
　　「やり直し」をする気もなければ、トリスタンと金髪のイゾルデの再会を取り図ろうとも思わない。
　　今さらそのような資格もないと断り、申し訳ないことをしたと詫びるだけとなる。

　　「白い手のイゾルデ」が真名となるが、この呼び方を好まない。
　　あくまでこれはトリスタン、及びその伝説を見聞きする人々の呼び分けであって自分とは関わりないこと。
　　自分は「イゾルデ」、譲るとしても「ブルターニュのイゾルデ」だと主張する。
　　本心は「イゾルデ」という名前への独占欲。
　　また「トリスタンにとってのイゾルデ」は自分一人であるべき、という我執ゆえである。

　　趣味は裁縫。
　　黙々と打ち込んでいるのが性に合う。完成品を褒められればまた嬉しい。
　　また、トリスタンの竪琴をこよなく愛する。
　　愛する人の傍らにて、その音色に浸れたなら他には何もいらなかったと語る。
　　……なお、「治癒の竪琴」には悪心を鎮め、祓う力がある。自身にその効果が働いていた自覚はない。

　【聖杯への願い】
　　嘘をついたことを赦されたい。
　　魔が差しただけ、本当にささやかな反発だったのだ。悔やんでも悔やみきれない。

　　一見すればトリスタンへの謝意のようだが、あくまで「赦されたい」であって「やり直したい」ではない。
　　そこに後悔はあるが自省はない。赦されることで安寧を得たいだけの、自己本位な願い。
　　その本質について、やはりイゾルデに自覚はない。

　【一人称/二人称】
　　　一人称：私
　　　二人称：貴方、貴方様、（トリスタンにのみ）あなた

　【しゃべり方の特徴】
　　礼儀正しく、楚々として慎ましやか。いわば深窓の令嬢。
　　自己主張は控え目。

　【コンセプト】
　　トリスタン殺し。

　【推薦したいその他の代理AA】
　　銀（DARKER THAN BLACK）
　　リインフォースⅠ（魔法少女リリカルなのは）
　　地を暗黒に染めし 黒蝕の竜姫（モンスターハンター）
　　更識簪（IS<インフィニット・ストラトス>）

　【代理AAを選んだ理由】
　　スレ内で挙げられたAA候補から。

　【その他コメント】
　　◆iyJ02X80tgyMの雑談所での共同制作キャラ。

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登場歴

◆iyJ02X80tgyMの雑談所
透色森林回廊　シャーウッド（ダイジェスト）
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２ （～>>216）