S.T.A.L.K.E.R. Call of Pripyat @ ウィキ

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<string id="dm_about_story_talk">
 <text>何か話を教えてくれ</text>
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<string id="dm_about_story_end">
 <text>面白い</text>
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 <string id="stalker_story_1">
  <text>だから… 俺達は、この納屋に忍び込んだんだろ… なあ? 垂木の辺りまで埃と蜘蛛の巣で一杯だ。探知機なんてぴくりともしねえ、誰も周りに居ないだけじゃなく、まるで俺達が存在してないみたいだ。だから俺達は周囲にそって移動した。Sanyok が先頭で、残りは彼の後ろだ。そしたら突然… うわぁぁ! 天井の鉄製の大きな梁の一つが壊れてまっすぐ落ちて来やがった! Sayok がギリギリでかわすと、彼がほんのちょっと前に立っていた場所に、そのクソッタレがドーンと落ちて来やがった! 所が Sanyok は飛び込みながら転がり、地面に倒れたまま乱射し始めたんだ! それで俺達は血迷って狂った様に撃ち始めた。そしたら Sayok が角に怪物がいると喚き始めた。俺は、見回したが何も見えなかった。そうなんだ、作戦はもうめちゃくちゃ、完全におじゃんだ。そこで、俺達は5分程廃墟を見て回った、梁の下に行かない様に確認しつつ慎重に進みながらな。本当に身の毛がよだったよ。次から次へと何かが見えて、愛しの Fanny Adams に弾丸が襲いかかったんだ。2人は完全にぐしゃぐしゃ。1人は穴に落ち、もう1人は蝶番が吹き飛んだドアに押し潰されていた。今や俺達は興奮状態、その平たい奴等が俺等を襲って来やがる! だから psi-protection をオンにし、それぞれの角に催涙弾を投げ込み待った、撃鉄に指をかけたままな。待って、そして待った。飛び回って糞野郎が姿を現した。そんで、俺達は床を走り回ってる時、そいつは天井をうろつきながら楽しんでいやがった。そいつが俺達を理解するのには遅すぎた、ほんの偶然にな。その糞野郎が梁を揺らしやがったんで、俺達のすぐ右側に屋根の半分は崩れ落ちて来たんだ。4人がそこでぺしゃんこになっちまった… だが俺達はそいつを殺ったんだ! そいつが天井を動き回っているのを Sayok が気づいて、すぐ反射的に連射したんだったよな? これは言っとかなきゃな、本当にいい反応だったよ! お前にそいつがキャンキャン鳴くのを聞かせたかったよ! 全の武器を使って全員で跳びかかったんだ。そいつ物凄い金切り声を上げてのたうち回ってたよ、耳から血がでそうになる位にね。殴り蹴り倒してそいつに地獄をみせてやったよ。そしたら Sanyok がナイフを取り出してそいつを切り裂いた。まあ司令官は俺たちを止めたけどな。さもなきゃ糞野郎をバラバラに引き裂いてやったのに。</text>
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 <string id="stalker_story_1_name">
  <text>納屋にてクリーチャーとの遭遇</text>
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 <string id="stalker_story_10">
  <text>Guide について聞いたかい? 正に最高の Stalker さ。彼は初めて Zone に入った人で、未だに生きている。何処でも連れて行ってくれるとみんな言ってるよ。あんたは単に指名すれば良いだけさ。まあ、彼を見つけるのは、一苦労だがな、居場所が書いてあるポスターなんて無いしな。誰とでも同行してくれるってわけじゃないし。聞いた話だと、ほんのちょっと手間賃を取るらしい。だが、もし彼を見つけて金を持ってるなら、あんたはのんびりと出来て、彼が行きたい所に連れて行ってくれる事は保証するよ。今すぐにでも俺は彼と話がしたいよ。彼は Red Forest を通過したってのは断言する事が出来るさ。</text>
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 <string id="stalker_story_10_name">
  <text>超電導体</text>
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 <string id="stalker_story_11">
  <text>さて、金を得る、沢山の金を得る、これらは二つの違った事項だ… お前は、銭を得るのは簡単だと思ってたりするか? そんな方法は無い! 金の為に、お前は糞醜くも安易にかっぱらいをしたら stalker にとっ捕まるかも知れん… お前は、頭を使わなければならない。お前はここでも、あそこでも、またあんな所でも同様に知恵を絞らなければならない。乱暴者は、この辺りでは長持ちしないぞ。もし、お前が手に入れた物が屋根裏のネズミだけだったりしたら、成功には程遠い… とにかく、その方法はこれだ。俺達の3人、遅れて Bruise と Loop は農場一帯を散策していたが、近道を取った。不意に、とある男が大急ぎでその道を行ってるのに遭遇した。すぐ俺達は伏せた。全く出し抜けだった。その男は俺達の右手を歩いていた。俺達は小さくうずくまって、大きな袋を引きずって歩いてるのを目の前に見た。サブマシンガンを構えていて、俺達は帽子を落としただけで鉛玉を叩き込まれそうだった。Bruise は言った、何故、奴に揺さぶりをかけて、奴が一体何を持っているのかを見ないのか? と。そこで俺は言った、馬鹿、静かにしてろ、奴がどこに盗品をしまい込むのか見てろ、ってね。…さて。突然、その男は跡形もなく消えた!俺達はその瞬間を見ていなかった!しょうがない、俺達はそこで待つしかなかった。奴は約20分位でまたひょいと現れた。そして奴がそこに立ち、埃を払い落としている間に Loop が後ろに忍び寄って奴の頭を半分に吹っ飛ばした。そして彼と Bruise が男の所持品を漁り始めた。そいつはこの上もない防弾チョッキと、ウェストポーチを持っていた… 俺はションベンしようとちょっと席を外した。あいつらはいつもちゃんと俺に分け前を寄越してたので、何の問題もないはずだった。突然、ドッカーン! 誰かがそのチョッキを取ろうとしたときに吹っ飛ぶように、あのオタクがそれに配線を張っておいたんだと分かった。俺はすぐにその場を去った。銃撃と爆発を聞きつけて誰かが現れるかも知れなかったからな… 一月後に、俺はまた戻ってきた。Loop、Bruise、そしてあの男の骨はどこにも残ってなかった。全く。そこで、俺はそれらが飛び込んだであろう廃墟を探し出して、自分もそこに潜り込んでみた。3つ部屋を見たが何もなし。唐突に、沢山のベッドが一角に積み上げられているのを発見した。一体全体こりゃ何のためだ? そいつを崩し始めた。そして、そこで俺は何を見つけたかって? おお、昇降口だ! それでそいつを開いて、懐中電灯をつけてみる。まいったねーこりゃ、俺は間違っていた!… さて、俺がそこで見付けたものはすでに俺の物だ… 俺は負け犬として死んだわけではなかった。だがそれを考えると、俺は考えさせられる、俺の良心はその時既に死んでいたのか、獣の理性のように形骸化していたのか、それとも…</text>
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 <string id="stalker_story_11_name">
  <text>天国への扉</text>
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 <string id="stalker_story_12">
  <text>Shamans あるいは Druids と呼ばれてる一団がいる。あいつ等は自然により近づきたいってんで一切の電子装備を持っていない。Zone が装備に強く反応するってのが言い分で、こいつの電磁放射とかそんな様な物の全てがモンスターを惹き付けるって言うんだ。基本的にあいつらは Zone が生き物の様な物だと信じてる。まるでそん中に装備を持って入るのはまずいって感じでな。あんたが正しいと思ってるんだったら、何も持たずってのも良い。アサルトライフルを持って入るのは止められんけどな。力尽きちまった奴等に仕事をこなせるとは思えん、だろ? 繰り返しになっけど、くたばってる奴等から話は聞けんだろ。まあ少なくとも俺等についてはひょっとすると、あいつ等は正しいのかも知れん。Belarussian から沢山、来てるみてえだけど、俺はあいつら見かけたらポケットのアーティファクトをチェックするのが楽しみだよ。</text>
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 <string id="stalker_story_12_name">
  <text>Battle Druids の物語</text>
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 <string id="stalker_story_13">
  <text>Zoneの奥深くにある極秘研究所の真実を知る者は居るのだろうか? そこは、まだ機能しているに決まっている…。あぁ、そうさ…生き残っている奴なんて居るわけが無い…。食糧も何も無いのに…。つまり、こんな謎が残る。そこに居るのは、人間じゃないとしたら何だ?俺は、ある男にこの話をしてみたんだが…。彼は、研究所そのものは見なかった…。彼自身が見たわけじゃないが、探知機が奇妙な話し声を感知したそうだ、Yantarで。そいつ等は、何処かの研究所の話をしていた。そうしたら、もう一人の男がその、stalker を幾らか奇抜にしたような格好でそいつ等の中に飛び込んで行った。で、その半透明の人影は立ち去れと言わんばかりの様子だったんだと。何かこう、失せろ、我々はここの職員だ、って感じの。それで彼は、ぶるっちまったって分けだ! つまりよ、そんな感じのモノ、見たこと無いか? …ただまぁ、どれもこれも Red Forest から遠くない場所で起きたって話だからな…。何が言いたいか判るだろ…そうだ。恐らくは、妄言なんだろうな…。しかし、そうは言うものの… 変異は違う形で現れる事もあるからな。だから、連中はもう人間じゃあなしに、何か別種のエネルギーの集合体の類である、とかよ? ありえるだろ、な? おい!何、爆笑してんだよ… 笑い所なんか何処にも無いって…。</text>
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 <string id="stalker_story_13_name">
  <text>ゴーストの影</text>
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 <string id="stalker_story_14">
  <text>お前に言って置きたい事が有る。お前は Zone の何処でも眠れるわけではない… だが眠らなければ、悪夢も見る事は無いというのは幸運だ… 時々、朝になっても目覚めない者がいる。例えば、心臓発作になる者、自制心を失ってしまう者、頭が変になってしまう者… 噂では、1つ解決法があるらしいのだ。お前が本当に深く眠る必要がある場合、古いバケツを見つけるのだ… 大きい壺でも良い… もしくは、大釜か何かそんな物を… いずれにせよ穴は開いてない物でなくてはならない… その中に自分の頭を深く入れ、そしてぐっすり眠るのだ… さあ、こんな事をしなきゃならないなんて、嗤うかもしれないな。疲労困憊して急死するんだったら、俺は数日でお前に会う事が出来るって事か、馬鹿馬鹿しい… さあ教えてくれ、一体全体何が、こんなステキなヘルメットを身に付けてるなんて話を豚共に広めてるんだ、んん? ああそうさ、大体2年前には一切こんな話は無かったのに、今はそこら中に溢れている! そして、脳味噌ヘルメットは新しい何かだと言う事か! 誰かがそういった豚の死体を見つけ、ちょっと調べてみたらしい。中は、裏地に細い胴のワイヤーで出来た網が取り付けてあったそうだ。そいつは一体全体何の為だ? この点を注意しろ。このようなタワゴトの背後には、何か妙な物が隠れている。ここいらはアノマリーだらけで使い物にならない。ここはそう言う土地では無いが、他の地域はもっと安全で、もっと良い盗品が売ってたりする… だから連中は、この地を調査しに来てるのではないかと推測している。基地を作る候補としてな。連中は石棺に進みたいのだと、お前に言っておこう… 俺達がすべき事は、その瞬間が来る時まで、出来るだけ連中を遠くに追いやって置く事だ…</text>
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 <string id="stalker_story_14_name">
  <text>悪夢防護バケツ</text>
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 <string id="stalker_story_15">
  <text>君達は「インターセプション」の話を聞いた事があるかね? 奴等の噂は、本物のプロ集団だとか、超一流だとか、そんな話ばかりだ!君達は任務行動中の奴等を目にした事があるかも知れん!その活動をだ!この古臭い不愉快な連中の活動は、非常線でのものとは似ても似つかん!気分が最悪になるような場所を見つけちゃ入り込む、のみならず、数ヶ月間も Zone に居座るのだ!神に誓おう!奴等は基地を持ち、人員も豊富で、優れた隠れ場所もあり、ヘリによる食糧供給も受けているに違いない!司令官は Gromov という男だ…ま、偽名だろうが。連中には Major だとか Grom だとか呼ばれている。疑っているのかね?!以前、Pakhomych が奴等を盗聴した事がある。彼は、盗聴を行った後、僅か1分で逃げ去った。鉛中毒なんてご免だろうからな… 言っている意味が判るかね。最高機密なのだよ、くそっ! 君達は Pakhomych を知っているだろう? そう、あの男だ! 実際、奴等は本物の精鋭なのだ。あの癪に障る連中がここで何をしているか、知っている奴は居ないのかね? 何を略取しているのかもだ! その3分の1、いや10分の1でも手に入れられれば! 私は既に Sochi の屋敷で安寧に過ごしているが…。連中は200ヤード遠方の化け物も探知できる装置を入手したなどと言うのだ。いかなる化け物でもだ! そんなものがあれば、Zone 内で好きなだけ遠足を楽しめるではないか…。奴等が他に何を言っているか知っているかね? 買い手は軍の犬だけでなく、例えば stalker 連中も居るそうだ…。とにかく、奴等の中に Zone の中心部まで辿り着いた奴が居る。しかも安全に到達しただけでなく、化け物を近づけない方法も見つけたのだ! 奴らは周辺を通ったり、Big Place に行ったりはしない。そして、誰も奴等に近づこうとはしない… 勿論、石棺を目指している奴や… 奴等のアーティファクトを狙ってる奴は別だがね! Duty は、奴等をよく理解している… あの薄汚い連中は、奴等と交戦状態にある。しかし、少しも情報を出しはしない! 連中に尋ねてみたまえ、こう返してくるだけだろうからな、「くだらねぇ!」 全く気に食わない連中だよ、なぁ?</text>
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 <string id="stalker_story_15_name">
  <text>インターセプション内部からの傍受</text>
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 <string id="stalker_story_16">
  <text>兄弟、アンテナを壊した不信仰者どもの話を聞いたか? 幸運にもモノリスが先導してくれたので、どうにかやつらの企みを止められたが。1人はすぐさま処理された。残る2人は逃げやがった。臆病者共め、奴等は皆、臆病者だ! 信仰は恐怖に打ち克つ。奴等はどうにか逃げられた様だが、モノリスは全知の賢者だ。なにかしらの理由があって逃がしたのだろう。</text>
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 <string id="stalker_story_16_name">
  <text>アンテナに達した者達</text>
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 <string id="stalker_story_17">
  <text>兄弟、モノリスが昨夜召集をかけて来たので、それと話して来たよ。あれの偉大さは目が眩むほど驚くべき物だな。眩い光が私に人類の理解を超えた力を与えた。もちろんそれは私達、全員の下にあるのは知っている。確固たる信仰こそが悪に打ち克つ。あの光は信仰がある物だけに注がれる。我らの勝利はすぐ手元にある。</text>
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 <string id="stalker_story_17_name">
  <text>夢の中のモノリス</text>
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 <string id="stalker_story_18">
  <text>兄弟、モノリスが俺の信仰に対し試して来た。俺はもう少しで脱落しそうだったが、しかし耐え抜いたぞ! モノリスに栄光あれ! その試練は俺達を強くする! 俺達が Dark Valley からの帰還途中に、俺は遅れを取っちまった。その機会に、悪は俺を誘惑し始めた。そして… 俺は迷ってしまった。真実のイメージが歪められちまった。敵は俺の耳に、モノリスはお前達を奴隷化していると嘘を囁く。だが、その時分かった。これが試練なんだ! 俺は、モノリスの栄光と荘厳さを思い出した。俺は、自身の中にある強さと信頼を取り戻した。それ以来、俺はいかなる試練も恐れないし、もう迷ったりしない。モノリスに栄光あれ!</text>
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 <string id="stalker_story_18_name">
  <text>信仰に関するテストについて</text>
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 <string id="stalker_story_19">
  <text>俺は、未だモノリスの力を見た事が無い。無神論者で溢れている場所、Dark Valley を歩いた。俺達は、警備任務に就いていた。夜間に襲撃を受けた。俺達は果敢に闘った。兄弟達は真の信者としての自分の立場を堅持した。そしてその多くがモノリスにその日呼び出された。だが、俺は呼ばれなかった。今まで俺の番が来た事が無い。俺の銃は黙ったまま役に立たなかった。そして突然、モノリスは俺に話しかけて来た: 「お前は私の物だ。私のパワーはお前にかかっている。強い信仰を持ち続ければ、お前は私のより大きな栄光の為、敵を打ち破るだろう!」そしてその時、俺は影に変わった。俺は屈み、辺りを歩き回った。馬鹿で野蛮なスパイめ、奴ら何も気づいていない。奴等、俺達は死んでいると思い込み、兄弟達の空になった体の抜け殻をあざ笑っていた。だが、俺は既に奴らの背後にいた。その時、モノリスのパワーが俺の手から出て来た。それが奴等を全員殺した方法だ。俺は御心に仕えられて満足だ。ああ、「完璧の光」だ!</text>
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 <string id="stalker_story_19_name">
  <text>Dark Valley の戦い</text>
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 <string id="stalker_story_2">
  <text>俺と相棒は、しばらくの間、研究施設を見張ってたんだ。恐ろしく殺風景な場所だったよ。動物もミュータントも居やしない。ただ、潜り込む奴は絶えなかった…死に恐れをなして逃げ帰って来るか、頭がおかしくなって出て来るか、或いは二度と出て来ないかの三択だったけどな。だから、俺達自身で確かめてみる事にしたんだ。夜明け前に出発したんだが、到着した時には昼になってた。道に車を停めて森の縁まで歩いていった所で一度立ち止まった。相棒が周囲を警戒してる間に俺が木に登って、双眼鏡で周囲を見渡したんだ。研究施設はあった…無人には見えなかったな。窓は割れてなかったし、庭には草が茂ってた…よく見かける、腰にも届かない程のな…。傍目には、まるで人が住んでる様に見えたんだが、物音一つしやしないし、何処にも動く物が見当たらなかった。唐突に、銃撃の破裂音が右から聞こえた。誰かがサブマシンガンを乱射していたんだ。双眼鏡で見ると、見慣れない奴が屋根の上で盛りのついた猫みたいにあっちこっちに走り回りながら、向きなんてお構い無しに撃ちまくってた。俺は、辺りを何度も見回したんだが、遂に彼が何を狙ってるのか判らなかった…彼以外、そこには、何も居なかったんだよ。そして…異変が起きた。………………。…俺の目の前でサブマシンガンが、自身でそうしたかの様に彼の手から抜けて…まるで翼を得たようにだ! 彼は口を開けて、多分、叫んでいたんだろうな、ナイフをさっと構えた。そこで俺は何を見たと思う? 本当だぞ? ナイフが一本、彼の真正面に浮いていたんだ! 彼の方を向いて宙に…誰が持っている訳でもないのにだ。その次の出来事は夜が明ける前には語りたくないような事だった…。そのナイフは5分もの間、彼を滅多切りにしたんだ。少しずつ、クソッタレが、こっちに一突き、あっちに一切り…。彼は、血塗れだったよ…。彼がよろめいた瞬間、彼が握っていたナイフまで弾き出された。そして彼は宙に持ち上げられ…何重にも捻られた様だった…。あんなのは見た事が無い、彼はまるでゴム人形か何かの様だった…。俺は、全身汗だくだった。その後…いや…、止そう。ともかく、落ち着いた後に辺り一帯をまた5分程見回したんだ。手は震えて、双眼鏡は汗まみれだった…。そして、おかしな事なんて一つもありはしなかった! 可視光でも、赤外線でも、何も…無かった。俺が木から下りた時、相棒は俺の顔を見て何も聞くまいと決めたらしかった。基地に戻ってから一週間程、飲みに飲んだよ…。で、すぱっと気持ちを切り替えた後、似た様な話を聞いた事が無いか同僚達に聞いてみたんだよ。しかし、アイツ等は俺がイカれちまった様な奇妙な視線を返してくるだけだった。だから、困っているのさ…。</text>
 </string>
 <string id="stalker_story_2_name">
  <text>調査研究所の怪</text>
 </string>
 <string id="stalker_story_20">
  <text>兄弟、俺達が Dark Forest 周辺を哨戒していると、1人の不貞な Loner を発見した。奴は未だ半分はケダモノ状態であったとは言え、改宗の途上にあったように見えたので、俺達は奴を殺したりはしなかった… これはモノリスの智慧に基づく: もう一度それは俺達に対し、俺達の敵が何なのか真の理解を示した。今、俺達の信仰は更に厚くなった! それは我々の手にあるぞ、ブラザー! 無神論者に対する勝利は俺達の手に! まもなくモノリスは俺達の最も偉大な要望を満たすだろう! 本物の信者は、それの許に! その栄光に! その偉大さに! 俺達は、永遠にその輝きに留まるであろう!</text>
 </string>
 <string id="stalker_story_20_name">
  <text>Black Forest の改宗者</text>
 </string>
 <string id="stalker_story_3">
  <text>俺と相棒は、しばらくの間、研究施設を見張ってたんだ。恐ろしく殺風景な場所だったよ。動物もミュータントも居やしない。ただ、潜り込む奴は絶えなかった…死に恐れをなして逃げ帰って来るか、頭がおかしくなって出て来るか、或いは二度と出て来ないかの三択だったけどな。だから、俺達自身で確かめてみる事にしたんだ。夜明け前に出発したんだが、到着した時には昼になってた。道に車を停めて森の縁まで歩いていった所で一度立ち止まった。相棒が周囲を警戒してる間に俺が木に登って、双眼鏡で周囲を見渡したんだ。研究施設はあった…無人には見えなかったな。窓は割れてなかったし、庭には草が茂ってた…よく見かける、腰にも届かない程のな…。傍目には、まるで人が住んでる様に見えたんだが、物音一つしやしないし、何処にも動く物が見当たらなかった。唐突に、銃撃の破裂音が右から聞こえた。誰かがサブマシンガンを乱射していたんだ。双眼鏡で見ると、見慣れない奴が屋根の上で盛りのついた猫みたいにあっちこっちに走り回りながら、向きなんてお構い無しに撃ちまくってた。俺は、辺りを何度も見回したんだが、遂に彼が何を狙ってるのか判らなかった…彼以外、そこには、何も居なかったんだよ。そして…異変が起きた。………………。…俺の目の前でサブマシンガンが、自身でそうしたかの様に彼の手から抜けて…まるで翼を得たようにだ! 彼は口を開けて、多分、叫んでいたんだろうな、ナイフをさっと構えた。そこで俺は何を見たと思う? 本当だぞ? ナイフが一本、彼の真正面に浮いていたんだ! 彼の方を向いて宙に…誰が持っている訳でもないのにだ。その次の出来事は夜が明ける前には語りたくないような事だった…。そのナイフは5分もの間、彼を滅多切りにしたんだ。少しずつ、クソッタレが、こっちに一突き、あっちに一切り…。彼は、血塗れだったよ…。彼がよろめいた瞬間、彼が握っていたナイフまで弾き出された。そして彼は宙に持ち上げられ…何重にも捻られた様だった…。あんなのは見た事が無い、彼はまるでゴム人形か何かの様だった…。俺は、全身汗だくだった。その後…いや…、止そう。ともかく、落ち着いた後に辺り一帯をまた5分程見回したんだ。手は震えて、双眼鏡は汗まみれだった…。そして、おかしな事なんて一つもありはしなかった! 可視光でも、赤外線でも、何も…無かった。俺が木から下りた時、相棒は俺の顔を見て何も聞くまいと決めたらしかった。基地に戻ってから一週間程、飲みに飲んだよ…。で、すぱっと気持ちを切り替えた後、似た様な話を聞いた事が無いか同僚達に聞いてみたんだよ。しかし、アイツ等は俺がイカれちまった様な奇妙な視線を返してくるだけだった。だから、困っているのさ…。</text>
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 <string id="stalker_story_3_name">
  <text>病的な晩餐</text>
 </string>
 <string id="stalker_story_4">
  <text>以前、一人の男を置いていった事がある……。俺達ゃ移動中だったんだ、ちょくちょく休憩を取りながらな。そんな時、あいつはすぐに尻餅ついていびきをかき始めやがる。移動を再開する時は、何時もあいつが最後にケツを持ち上げるんだ。それで、遂にやっちまったのさ……。あいつが取り残されて、そこに丁度コントローラーが来た… パーン!それで脳味噌が飛んじまった。お前さんの様な新米は気をつけな。どんな物音にも、影の動きにもだ……。例え、クソ兎が飛び出して来たにしてもな。まぁ、貴族だったらお前が兎の群れに飛び込むのを見過ごしはせんだろうが……。ともかくだ、常に警戒は怠るな。手榴弾と弾薬は持っていろ、指は引き金に掛けて置け。何か見かけたらマガジンの入った弾の半分は撃て。茂みに何か居るぞ? そん時ゃまずは撃て、信任状の事は後で考えりゃいい。ここいらで生きる為の第一歩はそれだ。うだうだ考えてたらたちまち犬の餌だ!しかし、相手がコントローラーとなると話は変わって来る。物音がした方向へぶっ放して、次の瞬間には意識が落とされちまう、あっという間だ!背後とか正面とか、それは関係ねぇ。奴は、見えてさえいればお前さんを鷲掴みに出来る……意識を集中でもしてんのかね。だからクソッタレが向かって来ていないかどうか、何処かに隠れて耳を澄ませな。静かに弾薬を装填して、手榴弾を用意するんだ……。何も聞こえなかったら、3数えて……ケツまくってスタコラサッサだ!行ける所まで逃げまくれ! 判ったか? 新米よ……。一時たりとも気を抜くな、でなきゃ生き残れねぇ……。</text>
 </string>
 <string id="stalker_story_4_name">
  <text>controller の格好の餌食</text>
 </string>
 <string id="stalker_story_5">
  <text>知ってるかも知れんが、俺にはずっと考え続けてる事がある……。や、実際に頭をひねってるわけじゃない、気になる事が一つあるんだ……。もしも全てが、俺等の周辺全部がな、何らかの実験だとしたら? そうだ、未熟児の様にだ…… むしろ、何故そうじゃないと言える? 何もかもに説明が付くんだ……。俺はこんな事を考えてる… もしこれが本当に試験環境なんだとしたら、一体何を証明しようとしてるんだ? 俺等が涎を垂らすアーティファクトか? それと、もしアーティファクトが爆弾のような物だったら? なあ? 今となっちゃ世界中のあらゆる研究所にあるはずだろ。金持ちはアーティファクトに相当の時間を注ぎ込んでる、そうだろ? まるで、ワーォ、素敵な物であるかの様にだ! そうさ、俺はそれを望んでる……。くそっ、あんたは連中に売っ払った役立たずのクソなんざ信頼してない…… Zone 由来の物なんて。判るだろ、その「だっせぇ」物が、誰も彼も妬ましいんだ……。考えてみろよ!何でも無い訳が無いだろ?ハッ!しかしよ、アーティファクトが実際何なのか知ってるのは誰なんだ……? 多分、レーダーの向こう側に居る連中、奴等は知っていそうだな……。それに、他にも知ってるかも知れん。しかし連中は涎をぐちゃぐちゃ鳴らしてもぐもぐ言うだけだ。或いは……正に知ってるからこそ、そんななのか……。うーむ、まぁ……こんな事を考え出すと止まらないな、なぁ……。全く悲しむべき事だよ、本当……。</text>
 </string>
 <string id="stalker_story_5_name">
  <text>隠された危機</text>
 </string>
 <string id="stalker_story_6">
  <text>さて… 昨晩、お前は何かを俺に訊いてたようだが、何だったか思い出せない… ああ、分かった。何で俺達のインテリ共は Zone 内をうろうろするだけか知りたいと言う事だったな。同様に外国人が何故現れないかも奇妙だ、幾千ものノーベル賞に繋がるような貴重な物もここには十分にあるのに… って事だったな、そうだな、先ず第一に、連中こんな所まで来て何を欲しがっているのか? 連中は俺達に金を払い、そしてその結果を銀メッキに刻むだけじゃないのか? 第二に、実際に連中は自分の意志ででここにいる、かなり多くの奴が、だ。単純に外国人は、ここ最近2年間、 Zone に入る事を酷く恐れているだけだ。知っての様に、ここは思いがけない事が起こる。それで連中は、戦利品と情報を買う事だけに留まっている。そして連中はかなり金払いが良いので、多くの Loner は連中と戦利品のために働く… なに? そんな話聞いてない? おいおい!  Zone 全体がこの件で騒がしくなった。なのにそんな話知らないと言う気か? ああ、もう知らんよ。知っての通り、以前大規模な探検があった。科学者だけで30人、全世界から集まっていた… ご存じの様にオールスターさ、大物とその装備品… 連中が全員ここに着いた。超高級品質の装備、それが山となっていた。連中を護衛する小隊と数人のガイドもそれを装備していた。連中は全員装甲車に乗り込み出発した。さて、その後どうなったかって? 約一週間後に戻って来た… 装甲車の残骸から12人発見された。連中は Rotten Forest の近くで攻撃者の待ち伏せに嵌ったと考えて間違いでは無いだろう… 略奪者さ… クソッタレ共は何処から来るのかと言った事すら注意する事が出来なかったんだ… 片っ端から始末された。僅か3人、 Stalker 2人とインテリ1人が境界線を渡って脱出する事が出来た。後者はその興奮から頭がおかしくなったので、キチガイ病院送りにしなけりゃならなかった様だ。現在、彼は Zone に関する本を執筆してると聞いた。 Stalker の方はそれほど悪くはなっていなかった。経験の差だろうと思った。しかし… 彼等も同様に自分を見失ってしまった様に思う、1人はトレーダーへ向けて出発し消息不明。もう1人は外の世界に帰った。残りの連中は全員 Zone に攫われた。今まで、32番駅について聞いた事があるか? そこが連中全員で堪え忍んだ所さ。最初は全く静かなもんだった。ほぼ普通通りで… 連中は計器を読み、サンプルを採り、アノマリーに機具を挿入し… そして全員、気が狂い始めた。クソが全員に降りかかった。誰もがゆっくりと気が触れていった。俺達の1人、結局引退してしまったその1人は俺にそれについて語ってくれた… 何人かは確実に自分の喉を切り開いた。他は自分の頭を壁に叩き付け、そして何人かは簡単に… 銃を口に突っ込みそして… そうして、その獣が連中に群がり始めた。まだ十分正気だった少数の者は、建物に立て籠もった。ちゃんと話を理解しているかな? 闇夜、現地の小動物は外に、そして次々と気が狂っていく連中が中に。一言で言って、どうにか、朝になって自分を保っている奴らは一緒にそこから脱出した。脇目もふらずに逃げ、そしてアノマリーに捕まった… Rotten Forest に攫われたのさ… だが残りの連中は誰一人見つからなかった。沢山 Controller がその地域で観測されたと言われている。こいつが原因だったのさ… それ以来、32番駅の側には誰も行かないし、そして外国人は Zone 自体を避ける様になった。</text>
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 <string id="stalker_story_6_name">
  <text>世界主義的なインテリ野郎どもの年代記</text>
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 <string id="stalker_story_7">
  <text>お前にちょっと伝えて置きたい。Duty の野郎共がその幻覚師を捕まえた時、俺はそこに居た! 全くの事故で、連中に躓いたんだ! 俺の車、知ってると思うが俺の Niva は右前輪が壊れた。樹林地帯でボルトが折れてしまったんだ。そしてスペアパーツの在庫も無い。さて、俺はしばらく悪態をついていたがそれから思った。何故、俺は工場に行って必要な物を拾って来ないのかと。そこは、約半 Km 離れた場所にあって、大体往復 30 分位の場所だ。しかし、そこには俺の前にすでに先客が… 唐突に連中に出会った、Duty のボーイスカウト共だ! 単純な哨戒活動とかでは無く、50人はいる! 何なんだ一体! それで、俺はすぐに立っていた藪の中に隠れた。「もし連中が俺に気づいて、この辺りを徹底捜索したら俺は終わりだ」なんて考えていた。とにかく、俺はうずくまって息を殺していた。突然、俺は一斉射撃の音を聞いた。連中は狂わんばかりに撃ちまくっていた。俺の人生で一度だけ、俺はこんな爆発と発砲音を聞いた事があるな… 最初の基地襲撃、覚えてるか? とにかく、俺はそこに伏せて、近くでそれを聞いてた… それらは全部、ガツン! バン!って感じだった。5分後、やっと静かになった… 俺の周囲を歩く者が居ないか聞き耳を立てる。何もなし。さて、俺は勇気を振り絞って双眼鏡を覗いてみた。連中は工場から這い出していた… 完全に混乱していて、仲間の死体と、そして幻覚師、いやむしろ幻覚師の残した物を乗せた防水シートを引きずって… そして峡谷へ姿を消した。そして俺はエンジン音を聞いた、その音は次第に消えていった。もう少し待って、連中が全員去ったことを確認してから、俺は中に入った。さて、何と言われてるか知っているだろうが… Duty の連中は痕跡を残さない! しかし、どっちにしろ、俺はチェックしたかった。さて俺の見た物は! 壁は至る所穴だらけだった。小梁が完全に床に落ちていて、屋根の一部が崩壊していた。足元を見ると薬莢が一面に散らばっていた。本物の銃撃現場だ。血、残骸… 役に立ちそうな物は何も見つけられなかった。ああ、二度の爆風とマシンガンによって酷く破壊されていて無理ではあったんだが… 言うまでも無く、俺はボルトの事なんか考えもしなかった… それで俺は自分の車に戻ってしばらくじっくり考え、他の車輪からそれぞれ一本ずつボルトを抜き、ローギアを使って帰った… もし、俺が30分早く向こうに着いてたらどうなってただろうか? 考えさせられるだろう?</text>
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 <string id="stalker_story_7_name">
  <text>Duty の幻覚</text>
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 <string id="stalker_story_8">
  <text>ああ、俺はその時 Pripyat の外れまで来てたんだ。それで、まずは辺りを見回そうと思った。そこらで一番高いのは、煙突付きのでっかい給湯小屋だったんで、抜き足差し足忍び足ってな風に近づいた。見た所、問題は無さそうだった、埃まみれで誰の足跡も無くて……。だから俺はかまど部屋に潜り込んで、煙突の中を登っていった。登ってる途中、煤があったんだが、触っても全く汚れやしないし、まるで岩みたいに硬ぇんだ! で、頂上についてそろりと辺りを見た……。最高の景色だった! 俺の目の前に都市半分が広がってたんだ! それで双眼鏡を取り出して辺りを見渡した。……。そしたらよ……。危うく後ずさりするとこだったぜ、俺の居るすぐ下で何が起きてるか確認するのを忘れてたって事に気付いてよ! だから俺は腰を落として、こっちを見て、あっちを見て……。畜生が! 厄介なもんが居やがった! ドワーフが中庭をうろついてやがった! もう俺は、ほとんど駆け下りる手前だった! 幸いに気付かれてはいなかった。だが、俺は奴を張っ倒すなんて出来やしねぇ… AKを担いでたが、煙突の中は狭くて身動きが取れん。手に持った Makarov も何の役にも立たなかった、50m はあったし、煙突の上に居たからな……。先手を取れなけりゃ、反対にやられちまう。座って考えたよ。それに、奴が何をしているのかも見ていた。そしたら奴は妙な動きを見せ始めたんだ、いいか。最初、奴は木材の山を引っ掻き回していたんだ、そこかしこにガラクタを放り投げながらな。そうしたら、唐突に棒立ちになりやがった。耳をそばだてているようだった。そして異変が起こった。山盛りのガラクタが動き出したのさ。奴は、ぱっと飛び退いて真っすぐになり、頭を抱えて奇妙に身をよじった……、そして突然、ガラクタが奴目掛けて飛び掛った! あちこちから! 鉄クズ、レンガ、ゴムタイヤ、枝、汚物……。頭のてっぺんから爪先まで覆われちまった。何てこった、と思ったね。奴は息絶え、埋められちまった。それで終いだと思った。だが、違う! ガラクタは静まっていたが、2秒ほどして、ドカン! 四方に飛び散っちまった! 鉄パイプもあったんだが、コンクリートフェンスにぶっ刺さっていたよ。ドワーフの野郎は1分くらい突っ立って何か考えた後、辺りを見回して小走りに建物に入っていった。そうしてやっとこさ一息つけた。「うん、食いもんは、今はいいだろ」で、今度は煙くさくなってきた。更に段々熱くなってきた。畜生が! 誰かが火をくべやがった! 1 分もすれば呼吸すらままならなかっただろうな。俺はなんとか煙突の縁まで登ったんだが、足場になるもんが何も無かった。だからそこに腰掛けて足をブラブラさせるしかなかった……。既に煙が俺の目を覆い尽くそうとしていて、俺は窒息する所だった……。何としても、そこから逃げなくちゃならんかった! 万一に備えて 40m のロープを携帯していて本当に良かったよ。ロープを巻き付け、そんなに太くはなかったな、何とか煙突に固定して、千切ったネクタイを手に巻いて、下り始めた……天の神々に祈りながら……。俺の頭は一つの事で一杯だった… 千切れてくれるなよ! ちっとも安心する事が出来なかったぜ? これっぽっちもだ! ロープが手の中で千切れ始めた……。そして案の定、不運にも地面から 4.5 m 位の所でぷっつり切れちまった。飛ぶしかねぇ。他に方法は無いだろう? そして、俺はどかっと落ちた! 運良く骨は折れなかったが、相当の箇所を打撲して右足を捻挫しちまった! 体中、地獄のような苦痛があった。だが、あの時のずらかりっぷりなら、競走で金メダルでも取れたんじゃねぇかな……。</text>
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 <string id="stalker_story_8_name">
  <text>Pripyat の話</text>
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 <string id="stalker_story_9">
  <text>俺は、あの時に我が目を疑ったね。そう、底抜けに綺麗な少女を見たんだ、いいか? だが、あれは…… 彼女は…… 完璧だった。ああ。その一言だ。完璧さ。彼女の周囲の世界全てが色を失って霞んでいる様にすら思えた。しかし……彼女はくっきりと際立って、色彩に満ち溢れていた。それに、あの仕草! よお、俺はあんなに素敵なものを見た事は無いぜ。俺はよ、喉が詰まるようだったぜ。彼女は一体、科学とどういう関係があるんだ? Zoneで、一体何をしようとしてるんだ……? そうだ、Zoneでだぜ! 夜明けの事だったかな……バス停近くで起きた、9つ区切りの話さ。最初に、1階の窓で何かが光った。そこで俺はすぐさま AK の安全装置を解除した、と思ったら唐突に彼女がそこに居たのさ、ビルから出てくる形で……。目をこする寸前までいったね。だが、知っての通り、Zoneでは何が起こっても不思議はないだろう! それから、彼女はこっちに近づいて来た。俺は、それを見ながら、馬鹿みたいに立ち尽くすだけだった……。だが、銃をすぐ撃てる状態で持っていたままだった、習慣でな……。そうしたら、彼女はこちらに気づいて……微笑みかけてきた……「こんにちは」とも言った……。もう俺は、彼女の声に耳を傾けてはいたが、何を言っているのかはさっぱり頭に入ってこなかった。ただ見ていたんだ。彼女は真っ青なオーバーオールを着ていた……だが決して弛む事無く、ほとんどぴったりだった……。それに彼女の体と言ったらよ……。正に衝撃だった!そこで俺は、自分が彼女の言葉に全く無関心で、右から左に素通りさせてるって事に気づいたのさ。結局、彼女は調査団の一員だって事が判って、俺に協力して欲しいと来た。彼女への協力だぜ!その時の俺なら、彼女の為にアノマリーにだって突っ込めたね!彼女は、あの……何だっけか……Zoneの固有種を研究してるんだと言った。ここいらでしか見かけん植物を知ってるだろう?周辺を色々嗅ぎ回る警備の連中が嫌になって抜け出して、一人でここまで来たとも言った。事実かどうかは知らん。俺は、信じたのさ。だから彼女に協力すると決めた。必要な物を入手すると。2日後に戻ってくると彼女は約束した。ブツを全て掻き集める途中で5度程、死にかけたぜ。だから、こんな事を考えながら約束の場所に向かっていた。また、彼女に会えるんだ!そして、何も無かったのさ。彼女と出会った家すら見つからなかった。それっきりさ……。だが、お前さんも彼女を見とくべきだったな! 彼女はまるで…… 全身の内から輝きを放っている様だった。</text>
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 <string id="stalker_story_9_name">
  <text>孤独の中で</text>
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