ダークシード
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- 383:ダークシード:2013/03/06(水) 19:07:29 ID:???
●ダークシード
主人公:マイク・ドーソン。髭の生えた中年の男。
物書きになりたかったマイク・ドーソンは仕事をやめて、執筆意欲の湧きそうな雰囲気の妖しげな家を買い、そこに一人で住む。
この家に引っ越したときに急激な眠気に襲われ、とりあえずベッドで眠った。
奇妙な機械によって額を左右に開かれ、開いた頭の中に何かを撃ちこまれる。
身の毛もよだつような悪夢にうなされながら、マイク・ドーソンはこの家で最初の朝を迎えた……。
嫌な夢を見たマイク。ひどい頭痛に悩まされながらベッドから起き上がる。
頭が破裂しそうだと呻きながら、寝室を出て浴室へ。
鏡を開けてアスピリンを飲み、シャワーを浴びてすっきりする。
二階の寝室から階段を下り一階の玄関のすぐ横、皮張りの本が周囲の本棚に敷き詰められた書斎に行く。
机の上に置かれた家の見取図を手に取る。
見取図を見るとこの一階の書斎と二階の寝室は隠し通路でつながっているらしい。
書斎にあった出っ張りを押すと、秘密のドアが開き中に入る。
中は石で囲まれた暗くじめじめした部屋、目の前の梯子以外何も無い。
登った二階も同じような部屋。ロープが落ちてたので拾い隠し扉を開けて寝室へと出る。
ドアチャイムが鳴り階段を下りて一階の玄関に行くと、郵便物の小包を受け取る。
中には赤ん坊の人形、一瞬、小さな化け物に見えたがやはり赤ん坊の人形であった。
二階より上の屋根裏部屋に行く。窓が割れガラクタが散乱している。
鍵のかかった開かないトランクがバルコニーへの道を塞いでいる。
トランクを押して動かす、すると下敷きになった時計を見つけてこれを拾いネジを巻いた。
バルコニーに出る。景色はすばらしいが木の手すりはボロボロになっていた。
手すりのかどにガーゴイルの木造が立っているのでこれにロープを巻いて庭へと降りた。
庭へと降り立ったマイクはガレージに向かう。中はゴチャゴチャと散らかっており蜘蛛の巣が張ってある。
長い間使われていない年代物の車が置いてある、燃料がなくまた鍵もないため動かない。
車内から手袋、トランクからバールを取り出し持っていく。
屋根裏部屋に戻り、バールで鍵のかかったトランクをこじ開ける。中には古い日記がありそれを読む。
”何か恐ろしいことが起こっている。私はそれを「別の世界」で見てしまった。それを防ぐために私はガレージに鏡を片づけてしまった……”
- 384:ダークシード:2013/03/06(水) 19:08:25 ID:???
- 他には、この家に来てから頭痛に悩まされていた事。
異様な生き物がこちらの世界に入り込もうとしている事。
記録保管所と呼ばれる所に行ったがガードされて入れなかった事が書かれていた。
それ以降は日記が破られていて読めない。
一階のリビングルームに行く。
大きな窓から光が入る冷たい隙間風がふく古ぼけた部屋には絨毯の上にテーブルやソファ、振り子の置時計が置かれている。
その中で目をつくのは、壁にかけられた異様な顔だけの女の絵。そしてガレージから運ばれた所々かけた大鏡の二つ。
大鏡を調べると荷物を運び込んだ業者のティモシーの手紙がついていた。
鏡の端が欠けているのは元からで、こちらに責任はないとの事。破片を見つけたら連絡すると書かれている。
電話が鳴っている。二階の寝室へと戻り、ベッド横の電話の受話器を取る。
「図書館のスーです。ご希望の本が入ったので図書館へ来てください」
もう一つの寒気のする寝室へ行き、ハンガーにかけてあった古臭いトレンチコートのポケットから図書カードを取る。
家から出て町へと向かう。町は不気味なほど人通りが少なく、気味が悪いほど静かだった。
警察署、クラック食料品店、理髪店を越え図書館へと辿り着き入る。
古びた図書館には美人の司書がカウンターで黙々と仕事をしている。
司書のスーに図書カードを渡し、とり置きしていた本を借りる。
内容は奇妙な写真と、頼りになる指令を聞ける時もあると書かれた文章。
これのカバーがCの本棚にあると聞き、そこへと移動。その本棚を調べると紙切れが挟んであった。
それは破れた日記の一部、タトル爺さんが時計の鍵を飲み込んで一週間後に死んだらしい。
左、上、右の順番でスイッチを押せば取れるのにと書いてあった。
カウンターの前にヘアピンが落ちていたのでこれを拾う。
帰り道にクラック食料品店に入る。
雑貨の並ぶこの店で、金を払って安物のウィスキーを手に入れる。買い取った時に店主が口を開いた。
「これが最後ですよ。ああ、デルバートさんががっかりするだろうなあ」
すると店に人が入ってきて、マイクに挨拶してきた。
「こんにちは、マイクさん。隣に住むデルバートです。明日うちの庭で6時にお会いできませんか? 私は会社専門の弁護士です」
デルバート弁護士はマイクに名刺を渡して去っていく。マイクも店を出る。
家から町とは反対方向の森の道を進み、雑草が伸び放題の共同墓地の中に入る。
立ち並ぶ墓石の前を通り納骨所に行き、扉の周りにあった三つのスイッチを左・上・右の順でスイッチを押すと扉が開いた。
納骨所の奥に行き、並ぶ骨壺から肉屋のジョー・タトルの物を見つけ灰の中から時計の鍵を取り出す。家へと戻る。
リビングルームへと行き、大きな振り子時計を時計の鍵を使って開く。
中にはジョン・マッキーガンと書かれていた、前の家の持ち主の名前であろう。
寝室に戻り、ベッドで眠る。
- 385:ダークシード:2013/03/06(水) 19:09:22 ID:???
大きな鏡に映るマイク・ドーソン。見るに堪えない化け物の姿に変化する。
嫌な夢を見たマイク。一日目と同じくアスピリンを飲んで頭痛を抑え、シャワーを浴びる。
ガレージに行き車の中のカーラジオを聞く。不思議な女性の声が聞こえた。
「あなたの行動はダークワールドに影響します。世界を越える前にいくつかの扉を開放しておきなさい」
家に戻るとドアのチャイムが鳴り玄関へと行くと、郵便物。小包の中には鏡の破片が入っていた。
リビングルームの大鏡に鏡の破片を嵌めこむ。すると鏡の中から妖しいエネルギーが湧き出してくる。
調べるとそのまま鏡の中に入ることができる。
鏡をくぐった所には人間サイズのさなぎの様な物が並ぶ青白い、金属的な部屋。
目が痛くなるような光で部屋中が不気味に輝き、奇妙な機械が繭に包まれた生物にエネルギーを送っている。
部屋にある物は触ると冷たい。
道を進むと人間の頭がい骨で出来た階段があり、マイクは登る気にはなれない。
髑髏の横に閉じた扉があって開かない。
もっと奥に進むと立体画像がある設計室、そこには人間の脳みその中に化け物の胎児を寄生させる恐ろしい生物計画が浮かび上がっていた。
さらにその奥には気持ちの悪い機械音が響く場所があった。
人の様な形の機械に触れるとワープ。どうやら二階に移動したらしい。
どうも自分の家の隠し通路と連動しているのではないかと思われた。
二階を進むと展望用デッキにでる、異世界の化け物たちの世界が見える。
ここには高圧電流が流れたレバーがあり、手袋を付けてレバーを引く。
もう少し進むと奇妙な機械がある。その機械にはたくさんの人面が浮かび上がる。
犠牲者から生命エネルギーを吸い出す吸血鬼の様な機械だった。磁場に阻まれて近づく事は出来ず、機能停止にはできない。
ワープして一階に戻ると、骸骨のあった部屋の扉が開いている。どうやらレバーはここに対応していたらしい。
扉を通ると建物の外に出る。外から見た建物は自分の家の正面に似ていた。
となりにあった建物はコントロール室の様だ。
大きなスクリーンにたくさんのボタンがある、レバーを引いて見たが電源が入っていない。
建物を出て元の世界なら町への方向へと進む。
奇妙で冷酷なセンスの異業の公園を抜けると、底なしの谷に狭い橋がかかっている。
橋の上には巨大な犬のような化け物(ダークファイド)が陣取っている。
ここは通れないと考え、逆の方向に進む。元の世界なら墓地への道は石化した異界の森であり、悪夢の様であった。
進むと巨大な建物が入り、嫌な予感がしながらも中に入る。
奥には古き神々が仮死状態で並んでいた、目覚めの時は近いようだ。
とりあえず床に落ちていたシャベルを拾って元の建物に戻り、鏡をくぐって本来の世界へと帰還した。
シャベルを持ったマイクは墓地へと向かう。
ジョン・マッキーガンの墓を探し見つけ、掘り起こすと日記の断片が見つかった。
”~~私はこの恐ろしい闇の世界(ダークサイド)を探索し、ある物を持ちかえった”
”それを使うと決して壊れなかった鏡にヒビを入れることができた。もしこれを道具に出来たなら鏡を割る事も出来るかもしれない。”
”私の運命も残りわずか、この日記の最後のページは墓の中に隠す。”
- 386:ダークシード:2013/03/06(水) 19:10:01 ID:???
- ”この世界で起こる事は彼らの世界にも深く影響を及ぼす、彼らはその事を考えなかったようだ。”
”私は自分の車を壊し彼らを宇宙に逃げられないようにした。車のキーも秘密の場所に隠した。”
”また、警察署で起こる事はより強く彼らの世界に反映されるようだ。”
”この情報をよく考えて使えば、私の失敗を君は乗り越えられるかもしれない。”
家に戻る。家の前には警官が待っており、理由もわからないまま逮捕される。
留置所は寒くて気味が悪い所だったが、持ち物は奪われなかった。
備え付けのベッドの枕の下に手袋・ヘアピン・お金を隠す。置いてあったブリキのカップを檻のそばで振って音を鳴らす。
歩いてきた警官にデルバートからもらった名刺を渡す。すると警官が釈放してくれた。
警察署に一人放置されたマイクは、壁に掛けられていた拳銃を盗んで家へと戻った。
家の庭で6時に待ち合わせしていたデルバートを待つ。
時計を見ながら時間を進める。すると庭の奥からドーソンが姿を現した。
「お会いできてうれしいですよドーソンさん。さあ、こちらへ」
ついて行くと豪邸と庭、そして犬がいた。デルバートは棒をなげて犬にそれを取らせて遊んでいる。
デルバートにウィスキーを上げるとそれを飲み、礼を言って犬と共に去っていく。
忘れていった棒を拾い家へと戻り、リビングの鏡の中に入る。
鏡をくぐってダークサイドに行ったマイクは建物を出て、異形の公園を抜け、化け物が橋を陣取る奈落の谷に来る。
マイクが化け物に棒を見せて「さあ取ってこい!」と谷に投げ込んだ。
すると化け物はそれを追いかけて谷へと落ちていった。
橋を渡り進むと巨大な建物があった。ここはエイリアンの監獄のメインロビー、ひどい内装である。
そこのカウンターに居たロボットのような化け物がマイクを見て口を開いた。
「俺の銃はそこだったのか、お前はこの先何百年も堕落し続けていくぞ、まったく人間という奴は!」
捕まりエイリアンの牢獄に閉じ込められる。
牢獄内には落書きがあった「生きてここから出られたものはいない」。
備え付けられていたベッドの枕の下からヘアピン・手袋・お金を取り出す。
牢屋の鍵をヘアピンで何度もピッキングして開く。
牢屋から出てすぐ向かいの牢屋に、サルゴというエイリアンが助けを求めていた。
マイクがヘアピンを上げると、代わりに一度だけ透明人間になれるヘッドバンドをくれた。
エイリアンの監獄から外に出る。そして監獄より奥の建物、元の世界なら図書館のあった場所へと向かう。
そこには巨大な風船のような化け物ドレッケス・ガードが番人をしていた。
無理に通ろうとすれば確実に殺されてしまうが、ヘッドバンドで透明人間になったマイクには気付かなかった。
中は記録保管室だった。アクセス出来れば古き神々の情報が聞ける場所らしい。
巨大なディスプレイのそばに行きスイッチを入れた。
リビングルームで見た絵そっくりの女性の顔が浮かび上がり、話し始める。
「私はラジオでメッセージを流し続けていました。あなたの脳にはエイリアンの胎児が植えられています」
「それが生まれたらあなたと全人類を滅ぼすでしょう。その前に古き神々のエネルギー源を破壊するのです」
「それとあなたの世界の警察は古き神々の良いなりです。注意しで下さい、成功を祈っています」
記憶の番人からマイクロフィルムを渡される。建物に戻り鏡をくぐり、家へと戻る。
寝室に戻って、ベッドで眠る。
- 387:ダークシード:2013/03/06(水) 19:11:21 ID:???
巨大な装置にマイクの生首が設置されている。何かが頭に突き刺さり、マイクの目玉が流れ落ちる。
嫌な夢を見たマイク。一日目と同じくアスピリンを飲んで頭痛を抑え、シャワーを浴びる。
ドアチャイムが鳴り玄関へ、郵便物が届く。
小包の中は木の棒であった。どうやら斧の柄の様だ。
図書館へと向かい、奥の暗い部屋にあったディスプレイにマイクロフィルムをセットして内容を見る。
何かの情報誌の内容らしい、貴重品の隠し場所には地下貯蔵室の板石の下がいいアイディアだと書かれていた。
帰りにクラック食料品店で、また安物のウィスキーを購入する。
家の中に戻ったマイクは台所奥にあった地下貯蔵室へと移動する。
地下の真ん中を調べると板が外れて、鍵束が見つかる。板石と鍵の束を手に入れる。
鏡をくぐりダークサイドへ、シャベルを手に入れた建物へと向かい、その奥の古き神々が並ぶ場所を通り抜ける。
巨大な脳ミソが壁に備え付けられた機関室。この向こうにエネルギー源があるらしい。
脳ミソには穴が開いており、そこに板石を入れて取り出す。石にエネルギーが与えられたようで温かい。
とりだした板石に木の棒を備え付け、手斧を作った。建物を出て、鏡へと向かい、元の家に戻る。
戻ると電話が鳴っているので、寝室へと上がり受話器を取った。礼の女性の声が聞こえる。
「憶えておいてください。鏡に映るものは偽りです。鏡自体だけが本物なのです」
電話を終わらせ、ガレージへと向かう。
玄関ドアの前には古き神々の配下である警察官が待っていて、見つかったら捕まってしまう。
屋根裏部屋からバルコニーに出てロープを伝い庭に出る。
ガレージに行き壊れた車のそばによる。給油口からウィスキーを注ぎこみ、鍵の束の中の車のキーを用いてエンジンをかける。
エンジンをかけたまま車を放置し、ロープを上って家に戻りリビングの鏡をくぐってダークサイドへ行く。
建物を出て、隣の建物のコントロール室へ。
以前とは違い電源が入っており、電流の流れているレバーを手袋を付けて引く。メインエンジンが始動、マイクは急いで外へと出る。
宇宙船は空へと飛んでいった。
建物に戻り鏡をくぐって元の家に帰る。マイクは手にした斧で、鏡を粉々に叩き割った。
家の扉を開けると図書館の司書であるスーが外で待っていた。
「自分でもどうしてここに来たのかよくわからないけど、あなたに引っ張られているような感じがしたの」
「それにもっと不思議な事に、あなた用の頭痛薬が私のバッグに入っていたの。どういうこと?」
一瞬、スーの顔が記録保管室のディスプレイに浮かび上がった女性の顔、記憶の番人とダブった。
「やっとわかってきたぞ」とマイクが言った。
その後、この家は売家になった。
終わり
- 388:名無しさん:2013/03/06(水) 19:12:39 ID:???
- 以上です。本スレの花子さんが来た!!もプレステの未解決一覧にありました