フェルマータ領 - ストランドバイブル@wiki

<共通設定>
ヴェゲナ・ルフレート南西部に位置する貴族領。
領主はネイエ=ラッカンルー=フェルマータ伯爵。

中心都市であるフェルマータには白を基調とした建物が立ち並び、瀟洒で幻想的な街並が広がる。
有名な産業は香料と織布であり、主にヴェゲナ・ルフレートで取れる珍しい香草を使った香水や、布そのものに特殊な効果のある反物の輸出、販売を財源としている。
人間の世界にはない独特の色合いの反物や、えもいわれぬ香りには愛好者も多く、特に女性の観光客が多い。しかし住人の男女比はほぼ均等である。
龍華にも何店舗か出店している。

反物だけでなくそれを加工したもの、つまり服飾関係の店舗も多数立ち並ぶ。
領主ネイエも自ら一点ものの服を作るが、比較的突拍子もないデザインの上に、すさまじい値段がつく為、熱狂的なファンこそいるが実際に購入したり着る者は少ない。
ただし、スターテイカー隊長ローマイネは実際に着こなしている数少ない一人である。

戦争や数多いざこざにはあまり縁がない領地であったが、狂王第15子アルツェンを擁立し始めた頃から彼を狙う刺客や、ネイエ、ひいてはフェルマータそのものを狙う敵対者が目立ち始めたため、元よりあった防衛部隊「桜花隊（ブロッサムヘッズ）」を強化した。

「桜花隊」は"一重（ひとえ）"から始まり"九重（ここのえ）"までの９部隊で構成されていたが、九重は今は亡きネイエの妹、クイエが直接指揮していたため、指揮官が不在であると言う領主の意向により現在は解体されている。よって現状は８部隊での構成となっている。

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