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インビジブル

最終更新:2011年05月25日 18:08

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だれでも歓迎! 編集

インビジブル ◆d4asqdtPw2



 狭い店内に漂う、カビの臭い。
 鼻をつくその臭気の発生源は、乱雑に陳列された数々の骨董品たちだ。
 用途不明のからくり細工。
 作者知らずの掛け軸。
 毒々しい色の丸薬。
 置き去りにされた商品たちは、消えてしまった店主の帰りをただジッと待っている。
 埃にまみれながら、沈黙をたずさえて。

 ここ田邉骨董店には、そんな怪しげな静寂が充満していた。
 ……さっきまでは。

「うわぁ……!」
 きらきらと。
 陰気臭さを空の彼方に吹き飛ばしてしまう程のかがやきを引き連れて。
 少女は、やってきた。
 透き通る長い艶髪を揺らしながら。

「見てくださいよ、このお面!」
 朗らかな笑い声だが、そこに不愉快な喧しさはない。
 それどころか、その笑顔は見るもの全てを幸せにする魔力すら帯びていた。
 底抜けに明るい彼女の振る舞いは、ほんの一時間ほど前に起こりし惨劇を忘れてしまったかのよう。
 でも、それは決して能天気などではなく。
 井上真由子の強さがなせる業だった。

 目の前で、人が死んだのだ。
 彼女とさほど年も離れていないだろう少女の首が、転がった。
 さらに、泣き別れた少女の頭と胴体が床に打ち付けられた音を合図として、突如始まった『殺し合い』。
 あの少女の尊い命を奪ったものと同じ首輪が、真由子の首元に巻きついて、今もなおその毒牙を突き立てている。
 恐怖しないわけがない。

 それでも、彼女は普段どおりの笑顔を崩さずにいた。
 絶望に挫けることなく、天真爛漫な少女を演じてみせる。
 それこそが彼女の強さであり、蒼月潮とその相棒を助け、世界を救った力だ。

「それは、『ひょっとこ』だね」
 少女に優しく答えるのは、高貴なオーラを身に纏いし青年。
 伝説のしろがね、ギイ・クリストフ・レッシュだ。
 肩に降りかかった埃を、細長い指で上品に払い落とす。
 その所作は、西洋の王族のようですらもあった。

 明るい少女と気品溢れる青年。
 二人の襲来によって、古びれた骨董店はまるで高級宝石店のような華やかさを帯びてしまっていた。

「知っているんですか」
「多少はね」
 真由子の顔が明るくなる。
 彼女は骨董品やオカルトグッズ集めといった、その可憐な容姿に似つかわしくない趣味を持っている。
 ギイの興味深げな眼差しを受け、声のトーンを一段高くして饒舌に語りだした。

「これは、日本の伝統的なお面なんです。
 田楽っていう芸能で、道化役がつけるんですって。
 えっと……ピエロさんって言えば分かりやすいかな」
「……ほぅ…………」
 感心するような、ため息。
 道化、の言葉にギイの切れ長の目が鋭く光る。
 にこやかだったその表情も、ひどく真剣なものへと一変。
 まるで、決意を秘めたような。
 彼の突然の変化に、少女は怪訝そうな顔で応える。

「ギイ、さん?」
「…………」
 ギイは無言で真由子へと歩み寄ると、彼女の手からひょい、とお面を奪い取った。
 首を傾げる少女を無視して、『ひょっとこ』の歪んだ顔の造詣をまじまじと眺める。
 数十秒ほど伝統文化を堪能した後、彼はゆっくりと少女に背中を向けた。
 そのままの状態で、穏やかにだが滔々と言葉を零す。

「マユコ。舞台を降りた役者は、どうなると思う?」
「え?」
 やにわに投げかけられた疑問の意味が分からず、真由子はクエスチョンを投げ返してしまった。
 彼女からはギイの表情は伺えず、その声からも感情は読み取られない。
 だが、彼の背中から漂う怪しい雰囲気だけは、肌が痺れてしまうほど感じ取っていた。

「必死に舞台を生きて、役目を終えて、そこから退場してしまった人は……どうなると思うかい?」
「それは……」
 質問の意味こそ理解した少女だが、その意図までは読めない。
 必死に頭を巡らせようとするが、上手く思考が纏まらず……。
 ギイに真意を問いただそうとするが、言葉が詰まって声になってはくれなかった。

「黒衣になるんだよ」
 少女の返事を待つことなく、ギイが振り返る。
 その顔には、先ほどの『ひょっとこ』の面がかけられていた。

 黒衣(くろご)。
 現在では黒子とも言う、日本の伝統芸能に登場する役割のひとつ。
 黒い服に身を包んで舞台へと現れ、舞台装置の撤去や小道具の交換などを行う。
 観客も役者からも、『いないもの』として扱われ、芝居の本筋には関与することはない。
 ただ、役者が芝居を演じる手助けをする存在である。

「ギイさん、それはどういう……」
 問いかけとして発せられた真由子の言葉は、それ以上紡がれることはなかった。
 青年の十本のしなやかな指からは繰り糸が伸びていて……。
 それらが繋がっている先には、カボチャ頭の人形。
 そして……。

 その人形が手にする大鎌の刃が、真由子の胸に突き刺さっていた。

「ッ! ……が…………ご、ぽ……」
 驚愕と恐怖に目を剥く少女。
 彼女の小さな口から血が流れ落ち、顎を伝ってポタポタと床を汚す。
 紅く染まった刃が引き抜かれると、脚の力が抜け、両膝から崩れ落ちた。
 糸が切れた人形のように。

「はっ……うぇ…………おぉ……」
「すまない。この『ジャック・オー・ランターン』は使い慣れていなくてね。
 急所を外してしまったようだ」
 真由子は倒れそうな体をか細い腕で必死に支える。
 全身が次第に熱くなり、少女にはそれが死へのカウントダウンのように思えた。
 ギイは少女を見下ろしながら、指の一本だけをクイと曲げる。
 指令を受け取った人形が、鎌を大きく振り上げた。

「すぐに殺してあげるよ」
「……く……ぅ……ま……だ…………」
 普通の人間なら、倒れたまま動けないほどの傷だ。
 こんな華奢な少女なら、なおさらである。
 しかし、真由子は立ち上がった。
 なけなしの力を振り絞って、外へと駆け出す。
 生きるため。

「……ッ! …………ジャコ……」
 少女の意地に、さすがのギイすらも一瞬だけ驚き息をつまらせた。
 だが、すぐに我に返り、数本の指をリズミカルに動かす。
 使い慣れていないはずだった人形。
 だが、ジャコは狭い店内を縫うように飛び、ひどくスムーズに少女に追いついてしまった。

「あぅッ!」
 白く張りのあるふくらはぎに、無遠慮な一撃。
 少女は店の外には逃げ出せたものの、それが限界だ。
 脚を切りつけられて道路に転がる。
 深い傷口から血が噴出し、天外に並べられた商品に降り注いだ。

「…………」
「……あ…………い、やぁ……」
 無言で歩み寄る『ひょっとこ』に、歯を打ち鳴らして恐怖する少女。
 今もなお、その胸からは血液が垂れ流しになっていて、彼女の体力を刻々と奪い去っていく。
 もう、立ち上がる力は残されてはいなかった。

(誰か……とらちゃん……!) 
 土に汚れた頬を、涙が伝う。
 かつて出会った化け物を想って。
 その無様な姿を馬鹿にするかのように、月明かりを背に受けカボチャが笑った。

 三日月のような刃が夜空に煌く。
 ギイが両腕を勢いよく振り下ろした。
 十の指が生み出した信号が、懸糸を伝わり……。
 殺意は人形に届けられ……。
 そして……。

「そこまでです」
 ……阻まれた。
 カボチャの横っ面に打ち込まれた掌底によって。
 ジャコが吹き飛ばされ、不恰好に空を飛ぶ。

「…………ッ!」
 慌てて人形を呼び戻し、身構える。
 ギイの全身から漲り出したその気迫は、この闖入者の実力の高さを認めた証拠でもあった。
 伝説のしろがねと呼ばれた彼ほどの男ですら、その接近に気が付けなかったのだから。

「危ないですね。街中でそんな物騒なものを振り回すものではありませんよ」
 ギイとは対照的に、乱入者は構える素振りどころか、敵意すら露にしない。
 両腕をダラリと下ろし、肩幅程度に広げた脚にも力を込めず。
 ただギイを見つめて起立していた。
 黒く長い髪が、そよ風になびく。
 その落ち着きこそが、彼が今まで潜ってきた修羅場の数を表していた。

「ましてや、こんな少女に向けてなど」
 その声は、ギイの背後から。
 そして爆発的に生じた殺意も、同じ場所から。

「……ッ!」
 男の異常なスピードに圧倒されかけたギイ。
 だが、伝説の人形使いの判断は早い。
 凄まじい速度で突き入れられた掌打を、グリム・リバーで迎え撃つ。


 超高速振動鎌、グリム・リバー。
 ジャック・オー・ランターンの必殺技だ。
 人間の目では確認できないほど細かな振動を刃に与え、ありとあらゆるものを切り裂く。
 この鎌が通用しないものなど、ギイのいた世界でも数えるほどしかなかった。

 ならば、この朧という男もそのひとつに加えられることとなる。

 震える鎌をはじき返した掌には、傷ひとつなく。
 かといって、ジャック・オー・ランターンにも損傷は一切ない。
 ダメージを受けたのは、なんと人形を操るギイ本体の指だ。

「……これは…………」
 ギイの右手中指に小さな傷が刻まれた。
 朧が攻撃したのは、彼が操る人形であるにもかかわらず。
 物理法則を明らかに無視した現象だ。
 それでも、数々の自動人形を葬ってきた彼は冷静だった。

(なるほど……)
 追撃を見舞う朧に、ふたたびの超振動鎌で応戦。
 先ほどと同様、生身の掌に機械仕掛けの刃が弾かれる。
 直後、最強のスプリガンの妙技がリプレイされた。
 朧の一撃に込められていた『気』は、禍々しい武器を伝い、人形の体や、そこから延びる繰り糸の中すらも進み続ける。
 そして、衝撃は敵の指に到達した瞬間に爆発するのだ。
 それこそが、朧の用いた攻撃。

(やはりな)
 最初の一撃で、トリックの正体に気づいていたギイ。
 糸から伝わる『気』が指にたどり着くその瞬間のみ、繰り糸を手放す。
 すぐさま糸を指に嵌め直し、体制を立て直した。
 間髪いれずに襲い掛かる朧の蹴りをかわしたジャコが、即座に鎌を振るってカウンターを見舞う。

「…………!」
 思わぬ反撃に、朧は初めて動揺の表情を浮かべる。
 だが、そこはスプリガン最強の男。
 バックステップで大降りの攻撃をいとも容易く回避する。

「よく対応しましたね」
「似たような技をつかう友人がいてね。
 まぁ、あのサルにここまでの芸当が出来るとは思えないが……」
 朧の称賛の言葉も、ギイの警戒は緩まず。
 ギイの賛美にも、朧の集中を解かれない。
 張り詰めた空気が、夜道を凍らせ続けた。
 そのまま沈黙すること、数秒。

「勝負は、あずけよう」
 人形使いのひょっとこが、夜天に舞った。
 退避の選択だ。
 彼はまだ全てのカードを使い果たしたわけではない。
 もちろん負けを認めたわけでもなかった。
 たとえ勝つにしても、消耗が激しいことを見越したから。
 今後のことを考えれば、ここでこの男と戦うことは得策ではないと判断。
 いつのまにか奪った井上真由子のリュックサックを抱え、人形は月輪に飛ぶ。
 その背中を、朧は感情のない瞳で見つめていた。






「大丈夫……ではないようですね」
 敵の気配が感じられなくなたのを確認すると、朧は少女に駆け寄った。
 だが、時既に遅く、少女の命の灯火は今にも消えようとしている。
 手遅れ、であった。

 ならば、せめてもの、と。
 少女の胸に手を当てて、力を込める。
 痛みに悶える少女の顔が見る見るうちに穏やかになった。
 彼にできるのは、こうして苦しみを和らげることだけ。

「ありが、とう……ござい……ます」
 力ない声で述べられた礼。
 風の音にも負けてしまうほど、弱々しかった。
 少女は震える腕を伸ばし、朧の頬に手を触れる。

「ごめん……なさ、い、あな、た、の顔……を見、たい…………けど……」
「分かっています」
 朧もとうに気づいていた。
 真由子の瞳に光が無いことを。

「もうこれ以上、汚いものを見る必要はありません」
 少女の上半身を優しく抱き起こす。
 汚いもの、という言葉を否定しようとした彼女の口を太い指が塞いだ。
 その気持ちだけで十分だ、と。

「どうしても見たいのなら……体全体で感じ取りなさい。
 人間には、その力が備わっています」
「ぜん……し、ん……で……?」
「えぇ。あなたが感じたいものを」
 朧が掌に再び気を込める。
 苦しみを取り払い、少女に安らかな最期を与えるために。
 苦しまずに、逝けるように。
 彼女が望む死に様を与えてやれるわけではないが、幸せな空想に浸る余裕くらいは与えてやれる。

「たべ、ら……れ…………る、の……」
「…………?」
 少女の願いに、男は思わず眉をひそめる。
 まさか捕食されたいなどと。
 とてもじゃないが、穏やかな終わり方とは言いがたい。

「おっ、きな……お、くち…………で……ねえ、とっ、て、も……お、いし、そう、に……」
 それだけを残して、少女は事切れた。
 信じられないほど、幸せそうに。
 化け物に食べられる夢を見ながら。
 早めの『でざぁと』となる願いを胸に。

 朧は彼女の言葉の意味を探ろうとして、やめた。
 そんなこと、彼にとってはもう意味のないことだから。
 亡骸を道に寝かせて、静かに立ち上がる。
 見上げた空で、一等星が瞬いた。

「縁があれば、また」
 お面の男が飛び去った方角を見つめて、呟く。

 その顔に、表情は無く。



【井上真由子@うしおととら 死亡】
【残り79名】


【D-4 田邊骨董店前 一日目深夜】

【朧】
[時間軸]:不明
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:ランダム支給品1~3、基本支給品一式
[基本方針]:殺し合いに乗る気はない。



◆     ◆     ◆


 ジャック・オー・ランターンは空を飛ぶ。
 とはいえ、本来の高度よりはずっと低い。
 どうやら人形に細工が為されているようだ。

「…………」
 ギイ・クリストフ・レッシュは、死んだ男だった。
 一度、舞台から退場したのだ。
 その命が演じるべき役割を終えて。

 ならば、今ひとたびの生を受けた彼は、何をなせばいいのか。
 彼の答えは決まっていた。
 ありとあらゆる手段を用いてエレオノールを救う。
 生きていた頃とさほど変わりはない。

 この殺し合いで生き残れるのはたった一人。
 ギイは、その一人にエレオノールを選んだ。
 ナルミよりも、マサルよりも。
 既に舞台を降りてしまっていたアンジェリーナよりも。

 仲間たちと主催を打倒するという選択肢もないわけじゃなかった。
 だが、ギイが選んだのは血にまみれる道。
 フェイスレスすらも参加者として、殺し合いを強制されている現状があるのだ。
 そこまでの力をもつ主催者に逆らうくらいなら、エレオノールに生還して願いを叶えてほしい。
 最悪、彼女が死んでしまっても自分背優勝すれば問題ない。
 迷いに迷った末の、決断だった。
 死を経験して弱くなった自分を恨んだうえでの、苦渋の決断。

「…………」
 ひょっとこ面を外す。
 その下の顔は、悲しみに歪んでいた。
 少女を殺したからだ。
 何の罪もない、何の力もない少女をその手にかけた罪悪感が彼の心を締め付ける。

「……ナルミ。君の言うとおりだ」
 その表情を隠すために、再びお面をかけなおす。
 かつて、加藤鳴海がやっていた事と同じだ。

 彼はこれから人を殺し続ける。
 自動人形ではなく、ただの人を殺す。
 悲しき顔を隠すための、道化の面を被りながら。
 誰にも気づかれることなく。
 そこにいるのはただの『ひょっとこ』。

 ギイ・クリストフ・レッシュという人間は、誰にも見えないのだ。
 なぜなら彼は、存在しないはずの『黒衣』なのだから。


【D-4 田邊骨董店前 一日目深夜】

【ギイ・クリストフ・レッシュ】
[時間軸]:本編で死亡後
[状態]:健康
[装備]:ジャック・オー・ランターン@からくりサーカス、ひょっとこ面@現地調達
[道具]:ランダム支給品1~5、基本支給品一式×2
[基本方針]:エレオノールを優勝させる。
※ジャック・オー・ランターンは飛行能力が制限されています。詳細は不明。



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GAME START 井上真由子 GAME OVER
GAME START 朧 014:夢の花
GAME START ギイ・クリストフ・レッシュ 041:死出の誘蛾灯
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