対語テーブル
エシュガル語の対義語は、一定の規則に基づいて形が対になっているものが多い。その変換規則を対語テーブルと呼ぶ。具体的には下の通りである。
なお i と ì については各単語の最終母音、つまりアクセントの置かれた母音であれば i ←→ ì と変換され、そうでないものはそのままである、という事を意味している。
p ←→ f z ←→ þ t ←→ h c ←→ s k ←→ r
b ←→ m x ←→ w d ←→ n j ←→ l g ←→ q
v ←→ y
u ←→ a ù ←→ à o ←→ e ò ←→ è
i ←→ i , ì ←→ ì / i ←→ ì
なお、このテーブル通りの規則によって作られる対語ペアからは、一定の規則に基づいて中立語を作る事が出来る。
対語ペアの中には少し捻りの効いた組み合わせになっているものがある。下はその一例である。
roit(ホア) 右 ⇦⇨ keìh(キアン) 左(ステージレフト)、上手側、向かって右
gaut(ゲウ) 左 ⇦⇨ quah(ク゚エ) 右(ステージライト)、下手側、向かって左
形としては横に、意味的には縦にペアになっている。
たまに、形の上では対語ペアのように見えるが意味的には全く関連の無い組み合わせ、というのが出てくる事がある。同音異義語の親類のようなものだ。対音異義語、とでも呼ぶべきか?
一例を挙げるとfoèr(悪くない天気)とpeòk(魚)がある。これは意味上ではpeok(雨)と対なのだが何故か主母音がeでなくèであり、形の上でpeòkと対になっている。
最終更新:2025年05月10日 23:15