蠖ｼ螂ｳ - ここだけ吸血鬼が暮らす館

【にこにこ】
【彼女の容姿は裏スレ18の181にあると教えてくれている】

【くすくす】【彼女は皆の前に現れない】

プロフィール

名前：「彼岸花と申します」
種族：「何を言っているのかと思われるでしょうけど、本です、意思の宿った」
性別：「女性です」
年齢：「忘れてしまいました」
能力：「誰かの為にしか生きられませんの」「あなたのお願いは？」

概要

意思のある本
物語が暗めなせいで読者の負の感情をもろに受けてしまい、元の姿からかけ離れた姿になり、すっかり悲しみの中から抜け出せず死にかけていたが、リリーが「この本が救ってくれた」とか「面白い」とか言ってくれたので今は元気
行動は幼いが声と口調は大人で、背丈も美しい女性である
が、生物の理から何歩か外れている為足はなく、体に実体無く、恐らくその気になればいくらでも目や口や手を生やせる
普段は誰にも見つからずに過ごしているが、寂しい
話すと見つかる

『彼岸花』

前編

主人公の彼岸花は17歳、白髪に赤目の少女だ
そんなある日、己が3年後の20歳に死ぬという事を知る
しかし彼女は己が人の役に立っているとは思えず、役に立つために奔走するストーリー
なお、なかなか上手く行かずに死んでしまう(と彼女は思っている)
挿絵はとても美しく、最後に主人公が草むらで寝そべり見上げた星空の絵は圧巻だ

後編

場面は切り替わり、彼女の葬式が終わった1年後の話
あらゆるところで彼女に救われた人が、彼女を思い出していた
隣の席の同級生、通学路にいた野良猫、近所の少年、旅行先で出会った彼女に恋をした青年、彼女に嫉妬していた優等生、隣町のスーパーの店員…
彼女が死んだと知ってる者もいれば、知らない者もいるのだ
そんな彼らが、彼女へ届かない彼岸花を空に飛ばしたりどこかに供えたりするところで、物語は終了する

SS

躍動セヨ、主人公
「彼女」はいつだって「主人公」だった
https://writening.net/page?esTDra

彼岸花の友人(全公開)
「彼女」の声
https://writening.net/page?dFVLH7

深い関係者

病弱お嬢様
「救ってくれたし救えた人、嬉しいです」
蝙蝠執事
「友人の友人です、リコリスを看病してくれてありがたいです」

「あの方」「モノさん」

寂しかったからなのか、悪しき本に惹かれて死にかけていたモノウ(蝙蝠達の一人)を助けたついでに友人になる
それ以来、まあそこそこ仲が良いらしい