
概要
カードNo. | 126 |
レアリティ | コモン |
マス数 | 12 |
必要SP数 | 5 |
主な運用
コの字の形をしたカード。その特殊な形状が故にこのカードにしかできないことが多く、奥の深いカードと言える。しかし、癖の強さは裏を返せば扱いの難しさであり、用途が限られているというのも相まって使用率が高いとはいえない。
このカードが最も輝く瞬間は主に初動の2ターンである。初手で使用する場合、まっすぐストリートやかみなりステーションでは、無回転の状態で右側の壁にくっつけるように置くことで低い壁を生成することが可能。初手ヒーローシューターの代用にもなり得るのも好ポイントである。また、こじんまりスタジアムでは、広範囲を1ターンで制圧することが可能であるため、有力な初動と言える。かそくハイウェイでは初期SPマスを囲んで一気に溜めることができる。
2手目で使用する場合は、無回転の状態で置けば自陣の拡張と展開を同時に行うことができる。拡張されたスペースにはコジャッジくんが綺麗にはまり、この2枚は相性が良いため同じデッキに入れることを推奨する。そして、横向きの状態で置けば低い壁の生成と展開を同時に行うことができる。初手ヒーローシューターやトライストリンガーなどの幅が4マス開いた場所には出っ張りを外側に向けて置くことで自陣に抜けられなくなり、展開と壁の双方の役割を持つこのカードの2手目は総じて優秀である。
3手目以降になってくるとこのカードの弱点である置きにくさが徐々に現れてくる。また、スペシャルアタックで使用した場合の効力も薄いため中盤での活躍はあまり見込めない。ただし、置ける場合は話が違ってくる。適当に置くだけで広いスペースの占有ができるのはもちろん、アグロ時の折り返しなどこのカードが刺さる場面は多い。さらに、塗り返しにそこそこ強い形状をしているため塗り返されたとしても被害が少なく、逆に自分が塗り返した場合では相手のカードを包み込むように塗り返すことができれば相手の展開を大幅に制限することが可能なため、とても強力な1手といえる。
そのため、一風変わったカードではあるもののその有り余るポテンシャルを活かすことで試合を動かすほど大きな力を持つカードとも見て取れる。同じようなデッキばかりできてしまう場合はスパイスとしてこのカードを試してみるといいだろう。