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第四回セッションシナリオ

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
反省点
 結果オーライとはいえ商談を濫用させてしまった。
そのため薬の数が多くなり、データ管理が大変だった。
時間も無駄になった。(PLが買い物時間を楽しめたなら
良かったけど)
 シナリオの「押し付け」が強かったかもしれない。
もっと細部まで決めずにアドリブでやっていく方向が良かったと思う。
特に元シナリオでは戦闘が多いので、半分くらいでよかった。
実際そうなった。
 村の地図は書いておくべきだった。ごらんの有様だよ!

発見点
 オンラインセッション(というかオフの経験がないのだが)では
GMはちょっと応答が遅いかな?くらいのレスポンスで丁度いいと思った。
その方がプレイヤー側にも考える時間ができる。

0.シナリオ概要
  • 以下は当初の予定であり実際には大幅に変更されています。

 アーガデウムが消え、世界に平穏が戻ったとはいえ魔物の残党は跋扈し、各地では
疫病や異常気象が発生していた。
 そんな中、ひばり亭に魔物から村を救ってほしいという依頼が来る。
その村は20年ほど前は魔法の鉱石が取れる鉱山としてそこそこ賑わっていたが、今では
その鉱山から魔物が出現していた。
 村に着いた時には既に夕方で、次の日に依頼をこなすことになる。
しかしその夜魔物による襲撃があり、戦闘が繰り広げられる。
戦闘後にフードをかぶった怪しい人物を目撃した冒険者たちは次の日、鉱山へと向かった。
 鉱山上部で探索を終えた冒険者たちは、地下へと向かう。
そこで死体の山と手帳が見つかった。20年前、鉱山が閉鎖されて
貧困の危機に陥った村は、天候不順による飢饉の問題もあり旅人を襲っていた。
その死体が鉱山に捨てられていたのだ。
 最下層に到達した冒険者たちを待ち受けていたのはミルドラ教の
神官である。怨念に満ちたこの鉱山を利用して、村一つを生贄に
捧げるのが目的である。苦戦する冒険者たちの前に昨晩目撃した
フードの男が助太刀に入った。彼はメロダークと名乗った。
 依頼を終えた後、村長の家に戻って報酬を受け取る。
過去の事件の責任はすべて自分のものだと遺書を残して村長は自殺していた。

1.導入
ひばり亭でたむろしている主人公たちのもとに突如依頼が舞い込む。
依頼主:村長
内容:
東シバ王国付近の村の村長である。
1週間ほど前から村に魔物が出没し始めた。
幸い死人は出ていないものの、このままではどうなるか解らない。
神殿や国は取り合ってくれないため(というのは嘘なのだが)、ホルムの冒険者に依頼をしにきた。

注意点
 GMはかつて鉱山で栄えた村だということを冒頭で言っておく。
隠し事があるためあまり要領を得ない話し方をし、PLに質問させるのが良いだろう。
あまり裕福ではないので報酬は10000Gが限度である。(交渉次第)
 神殿や国が取り合ってくれないことに対しては、本当は鉱山に隠しておきたい
過去があるため使い捨ての効く冒険者を選んだというのが真相。
その点について深く追求されてもごまかすこと。

 魔法の鉱石
 かつて村で採れた魔力を帯びた鉱石。回復力を高める効果があるが希少。
ただし過剰な量の鉱石に長時間接していると精神、肉体共に何らかの異常をきたす。

  • 実際の進行
 大体同じような感じで進められました。特に依頼主である村長を怪しいと思わせることができました。
GMが初めてだったので、この辺では焦ってしまいPLを無理やり誘導した感じになってしまいました。
なお、当初の予定ではパーティーに不安を感じたオハラさんが「治癒魔法のスクロール」や「再生魔法のスクロール」
をくれる予定でした。

2.準備
 足りないものがあれば準備させる。
 道具屋でカナリヤが100Gで購入できる。精神判定に成功すれば
鉱山内の危険なガスを探知するのにカナリヤが使われていたという
知識を得られる。
 陣形の確認もしておく。(重要) 準備ができたら日数を進める。

  • 実際の進行
 カナリヤを出したいがために買い物をさせることに。
商談スキルの効果をかなり広い範囲で認めてしまったため大変なことになりました。
(が、後でPL達が大赤字になったことを考えれば結果的に罠の役割を果たしたことになった気がしないでもない)

3.到着
 到着したころにはもう夕方になっており一晩休んで
次の日に依頼を行うことになる。泊まるのは村長の家で、彼の娘(ソフィア)が料理を作ってくれる。
 途中で様子のおかしい村人(ジェフ)が一騒動起こすこと。
この人物に限らず、かつて鉱山で働いていた者の多くは鉱害で精神や肉体に障害を持っている。
 天候不良による飢饉が起こったことを知らせておく。
村人とある程度コミュニケーションをとらせておくと良い。

 その夜魔物による襲撃が起こる。敏捷判定してすぐに起きられるかどうか
チェック。失敗した場合無条件で敵にイニシアチブが渡る。

石の小鬼
5(6) 2 2  HP14
打撃に弱い

スケルトン(火、聖に弱い)
4 2 2  HP14

告死鳥(風、射撃に弱い)
3 4 2  HP13
スキル 突撃

 戦闘終了後、フードを被った怪しい男(メロダーク)を目撃する。
体格のいい人物で剣を背負っている(に限らずメロダークを連想させる特徴)ことを確認する。
 一晩休んだのでHPは全快、スキル使用回数も元通りになる。

  • 実際の進行
 お泊まりなし! 夜襲無し! 村の地図もないよ!
 PL達が村の防衛に気を使ったのは計算外でした。(本当はそこまで気を配っておくべき)
村人と多少コミュニケーションが取れたのが不幸中の幸い。
メロダークさんとは鉱山入口で会うことになりました。敏捷判定で追いかけっこしましたが
勝てば勝つほどメロダークの正体を示唆するような情報が手に入ることにアドリブで決定しました。

4.鉱山内部に突入
突入直後に敵集団を見かける。
敏捷判定で不意打ちすると有利に。
目標値12

槍の戦鬼
4 2 2  HP14
なぎ払い

剣の戦鬼
6 2 1  HP17
スタン攻撃

石の小鬼(打撃に弱い)
3 3 3  HP15
スキル 鉄壁

鉱山上部
A 監督詰所    監督手帳

B 作業員詰所   錆びた大きなツルハシ

C 医務室     医療キット

D 鉱石箱詰め所  ガスイベント

E 通路      落盤

F 縦穴      地下へ
なお、マップは位置関係であり縮尺はでたらめ。

A. aの扉は鍵開け13 蹴り開け 11
  中には汚れた書斎のような感じで、机の引き出しには監督の手記がある。

  手記内容
  「最近採掘量が落ちてきている。作業の能率化を図ってはいるが、結果ははかばかしくない。
   鉱山内部の配置を変えたほうがいいだろうか。」
  「ツルハシを詰所に置きっぱなしにする鉱夫が多くて困る。注意はしているがなかなか改善されない。」
  「駄目だ。出るのはクズ石ばかりだ。」 
  「通路の奥で落盤が起こった。幸い怪我人は出なかったが、あそこは地盤が緩いのかもしれない。」

日付がかなり飛んで
  「この分だとここが閉鎖されるのは時間の問題だろう。少ないながらも鉱石で成り立ってきたこの村はこれから
どうなるのだろうか。 怪我人は出ても、死者が出たことがないのが唯一の救いだ。」

B. bの扉は鍵開け12 蹴り開け 11 
 作業員の詰め所である。長椅子とテーブルが並んでおり、簡易ベッドもある。
かなり散らかっており、アルコール純度の高い酒を入手できる。

アルコール純度の高い酒
使用すると気付け薬と同じ効果だが、戦闘中に使うと1ターン行動不能になる。
敵にかけると、1回だけ火に弱い敵として扱う。

Aで分かったように錆びたツルハシが置いてあり持っていける。

C. cの扉は鍵開け13 蹴り開け 10
 備品管理室。箱や作業着が散らばっている。探索で医療キットが見つかる。
また、鉱夫の日誌が落ちている。鉱山内にガスが充満することがあり、それに注意するようにとの
忠告。また、魔法の鉱石が採れる環境だからなのか、回復力が強まることも
言っておこう。
「今日、地下に降りたジェフが急に倒れてしまった。命に別状は無いが、どうやら
危険なガスが発生することがあるらしい。」
「落盤で5人ほど負傷。かなり深い傷だったが、詰所で半日休んだら歩けるまでに回復した。
この鉱山で魔法の鉱石が採れることが関係しているのかもしれない。」

日付が2年ほど飛ぶ
「この山に入って長くなるが、どうも他の鉱夫の様子がおかしくなってきた気がする。
性格が利己的というか残忍というか・・・ 普段の様子はまともなのだが、ちょっと
したことで怒りっぽくなっている。」

D. dの扉は鍵開け不可能 蹴り開け 13
 下から運ばれてきた鉱石を箱詰めする場所。
突入前に注意するか、機敏判定するとガスが充満していることがわかる。
気がつかずに入ってしまうと全員のHP-2となる。
カナリア所持の場合は自動的に気が付く。
中にfへのカギがある。息を止めて取りに行かせよう。

E.落盤
 機敏判定する。失敗すると全員のHP-2となる。
成否に関わらず道が閉ざされるが、ツルハシで掘り進める。

この行動は武勇での一騎打ち形式となる。

崩れた道 
3 0 0 HP10
攻撃はしないが、倒すのにかかったターン数だけ
作業者のHPが減少。

錆びたツルハシを使わなければならない場合、作業者の武勇-1として扱う。

F.縦穴
地下へと続く穴。以前は昇降出来たのだろうが・・・
この扉はDで入手できる鍵でしか開かない。
ロープを3本張って下に降りる。ない場合は村から持ってくることを推奨。
飛び降りるのは自殺行為だ。

  • 実際の進行
 時間も押していたのでかなり変更しました。
ガスが出てくるところで出なかったり、ロープ一本で済んだりです。
このあたりからGMの呼吸が多少つかめてきたかな・・・?と思います。

5.鉱山の地下

地下
G 縦穴の底  死体の山、手記

H 小部屋   ガスイベント

I 通路    Gで判定成功していない場合はさみうち

J 休憩所   1回だけ休息可能

K 採掘場   ボス戦

G.縦穴の底
縦穴を降りた場所。白骨死体が散乱している。
探索すると手記発見。

手記の内容
日付は20年ほど前
 「仕事の関係で急に東シバへ向かうことになった。
ネスからここまでの旅路は順調だったが、最近この付近で
旅人が行方不明になることが多いらしい。私も気をつけなければ。」
 「あと数日で到着だ。野宿もやむを得ないと思っていたが、運よく立ち寄った
民家で泊めてもらった。長く続いた天候不順で不作続きらしいがみんな笑顔で迎えてくれた。
こうした思いやりを常に持ち続けたいものだ。」
(筆跡が乱れている)
 「なんということだ・・・ 彼らは最初から私を殺すつもりだったのだ。
なかなか寝付けずにいたところ、この家の夫婦の会話を聞いてしまった。
村人達から逃れてこの廃鉱に逃げ込んだものの、この縦穴を登る手段は無い。
私を待っている運命は、後始末のためにここに投げ捨てられた
犠牲者たちと変わらないようだ。ただ金品を奪うだけなら夜盗と変わらない。だが飢饉とはいえ彼らは旅人を・・・」

武勇判定でスケルトンの察知。
新しい死体があることに不自然さを感じる。
失敗してもこの場ではペナルティーはないが、成功すると
先制攻撃できる。

スケルトン(火、聖に弱い)
3 3 2  HP15

亡霊戦士(火、聖に弱い)
5 2 2 HP14
連続行動

H. 鍵開け 11 蹴り開け 13
ガスイベント 全員のHPが2減少。
5000G相当の鉱石が落ちている。

魔法の鉱石
5000G相当。砕きながら治癒魔法を使用すると回復係数+1

I.通路
 戦闘が発生。
Gで武勇判定成功していない場合はさみうちをされる。
その場合、以下の2体に加えてGの敵が追加される。

亡霊
1(防御10) 1(防御10) 4 HP13
聖に弱い

混沌の獣
5 2 2 HP20
氷に弱い
1ターンに3点回復

J.休憩所
鍵はかかっていない。
休憩できる。(普通より速く体力回復)
スキル回数全回復。
(魔法の鉱石の影響で)

K.採掘場
採掘地点には「小柄な老人」が祭壇の前で祈っている。
ミルドラ教の神官であることと、村を生贄にすることをしゃべった後戦闘。

ミルドラ神官(オローリオの胸当て相当の防具装備)
2(防御3) 2(防御4) 5(6) HP20
結界魔法 回避 連続行動 範囲魔法 治癒 再生魔法の中から3つまでを選択する

殺人機械(固い敵 雷に弱い)
3 4(5) 2 HP20
急所狙い 連続行動 発見

亡霊戦士(弱点は聖、炎攻撃 鎖帷子装備)
5(6) 2 2(防御1) HP20
カウンター カウンター カウンター

ゾンビ(弱点は聖、炎攻撃)
3 3 3 HP20
自己犠牲 自己犠牲 不屈

獣鬼
6(8) 2 1 HP20
鉄腕 不屈 なぎ払い

イニシアチブ決定後に武勇判定を行う。(12くらい)
獣鬼に関しての判定。成功すると1ターンだけもじもじする。

GMのダイスがノッてしまいピンチになるか、またはGMの判断次第でフードの男が参戦。

メロダーク
6(7) 5 6(7) HP30
ルーンの剣
治癒×2 再生魔法×2 自己犠牲 魔力付与×2 連続行動
必殺技 回避 料理 百科辞典

窮地を救えればステータスは何でもいい。

  • 実際の進行
 やはり敵の出現などを省いてあります。魔法の鉱石の効果なども変更しました。
ボスパーティーはPC人数と同等、PC側と大体同じレギュレーションで作成されています。
(敵側に探索スキルなどを使わせる必要が基本的に無いので、戦闘特化になってしまう分装備は
強くしていませんが)
 ギリギリの戦闘を演出するために獣鬼をもじもじさせたり、ボススキルに可動性を持たせたりしましたが、もうちょっと
厳しめでも良かったかもしれません。(芸能スキルはアンデットと機械には影響しないとか。)
 メロなんとかさんのステータスは第三回のシーフォンの能力を参考にして作ったのですが・・・
やりすぎだったかも。(防具を装備していないのは仕様です) 1人くらいは戦闘不能者が出る予定でした。

6.エンディング
 戦闘が終わると、いずれにせよメロダークの正体が明かされる。
この付近でミルドラ教徒が活動しているという噂があり、その内偵に
当たっていたとのこと。報奨金が支払われる。

 依頼が完了して報酬を村長の娘から受け取る。
20年前のことは全て自分の責任であると遺書を残して村長は自殺している。
プレイヤーたちはやりきれない気持ちを抱えたまま冒険者たちは帰路につくのであった。

  • 実際の進行
 メロなんとかさんが実際に名乗るまでPL側にほとんど気づいて貰えませんでした。
追いかけっこ終了時点で気付いていたのは(裏も含めて)恐らくヒューさんだけだった模様。
でも彼は口調などに個性がないからそんなものかなあ・・・
 なお、村長の娘が出てこなかったため、報酬受け渡しの関係で村長は自殺せずに済みました。
経験点が6点配分なのは、今回のPLの誰かがGMをやった時に端数が丁度出ないようにするためです。
 報酬<経費になったのはカードワースシナリオっぽくて良かったと思います。良かったと思います。

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