退魔師ユキちゃんシリーズ設定置き場@ ウィキ
ハイナ・デ・ドラクレ
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別表記で「|真祖の屍緑衣《ハイナ・デ・ドラクレ》」。裏ユキの持つ緑のマント、もしくはこれをまとった状態の裏ユキの姿を指す。その言葉は、ルーマニア語で「ドラキュラの衣」を意味する。
ユキがシロガネとフブキのもとに赤子の姿で預けられたとき、ユキがその身にくるまっていたのがこの衣であり、小学生にまで成長したユキならば、これを全身を隠せるほどの大きさのマントとしてまとうことができる。これをまとい空を舞う裏ユキの姿は、幼いながらもまごうことなき吸血鬼のそれである。
ハイナ・デ・ドラクレには、ヴァンパイアの真祖たるルーマニアの国王、ヴラド・ツェペシュの力が宿っており、裏ユキがこれをまとうことで、自身の肉体に流れるヴァンパイアの真祖の血を更に活性化させることができる。その結果、ヴァンパイアとしての弱点(十字架、ニンニク、流れ水など)に対しては更に弱くなるという代償こそあるものの、裏ユキはヴァンパイアの力に、竜の力を上乗せして戦う事が可能となる。
これにより、自身と血の盟約を結んだ大コウモリ「フルクフーデ」を、大鎌の形態に変形させることが可能となる。ヴァンパイアの怪力に加え、竜の膂力が備わった両手で振るわれる大鎌の威力は、並の妖魔相手であればまさに必殺に十二分の威力を持つ。
更に、この衣それ自体も竜の翼膜などが材料に使われており、ハイナ・デ・ドラクレをまとった裏ユキは、アンデッドの弱点の一つである炎に対しては、高い耐性を有することになる。
総じて、ハイナ・デ・ドラクレをまとった裏ユキは、空中での機動力や搦め手を廃し、攻撃力と防御力を高めた、真っ向勝負の形態といえる。ヴァンパイアの弱点を突かれる相手にはおいそれとは使えないが、特に炎の攻撃を得意とする妖魔などに対しては、優位に戦う事が可能である。