退魔師ユキちゃんシリーズ設定置き場@ ウィキ
フルクフーデ「死神の鎌(コアサ・モルツィ)」
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裏ユキが血の盟約を結んだ眷属、フルクフーデが鎌の姿をとった形態。「コアサ・モルツィ」とは、ルーマニア語でそのまま「死神の鎌」を意味する。
真祖の血を覚醒させた状態の裏ユキが、フルクフーデに自らの腕を噛ませることで、フルクフーデはこの形態に変化する。裏ユキの真祖の血を吸収したのち、フルクフーデは背中で両の翼を重ね合わせることで、翼や翼膜が硬化する。同時に両足の爪も2m近くまで伸び、握れるほどの太さも帯びる。これにより、翼が刃に、伸びた爪が柄になる形で、フルクフーデは大鎌となる。
翼を刃とする形で変形するため、通常時のフルクフーデが持っていた、妖力の吸血能力は失われている。加えて、この形態を利用する裏ユキは、事実上飛行能力を失うことになる。しかし、フルクフーデが|死神の鎌《コアサ・モルツィ》の形態を取っているということは、裏ユキは|真祖の屍緑衣《ハイナ・デ・ドラクレ》をまとっていることを同時に意味する。言い換えれば、|死神の鎌《コアサ・モルツィ》は、ほぼ常時、真祖の血により、吸血鬼の怪力に竜の怪力を上乗せした裏ユキによって振るわれるため、その純粋な破壊力は折り紙付きである。
|死神の鎌《コアサ・モルツィ》本体は相応の重量があるながら、裏ユキはこれを軽々と振り回し、妖魔と立ち回ることになる。この武器は、高位の妖魔である|閻婆《えんば》との戦いにおいても存分に振るわれ、チヤによる布都御霊剣・人為によるとどめの一撃を刺す際の、強力なサポートとなった。