卓上ゲーム板作品スレ 保管庫

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takugess

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だれでも歓迎! 編集
434 名前:のろけ二人 投稿日:2006/01/14(土) 21:35:24 ID:x71AeRyi
ガタンゴトンと電車が走る一人の少年が椅子に座っていた。
カタンと目の前に座っていたサラリーマンが横に座り、なんとなく話し始めた
「へえ、彼女の所までデートか。しかしこんなに朝早く出なくても良いだろう?」
「デートに出たことがわかると母さんがうるさいですから」
そう言って少年は、苦笑する
「なんだい、母さんは君とその女の子が付き合うのを反対してるのか?」
「反対してると言うより、その逆ですね」
そこまで言った後、少年は何かを感じたらしく電車の後ろを振り向く
「気のせいかな……今一瞬母さんの顔が見えたような……行き先は言ってない筈なのに」
「私の妻もね。健康には気をつけてとか、危ない道を通るなと言ってくるんだ。
 自分も結構疲れてるはずなのにね。だから私も家事の手伝いをするようにしてるんだ」
「へえ、すごいですね」
「ああ、最初は彼女何かに疲れてたようだからね。出来るだけの手伝いはしてやろうとおもってるんだ」

そんな事を話しながら、二人は別々の駅で降りた

少年は少女の正体を知っていた
「やあ薬師寺さん」
「(はんにゃ)」
「やっやあ結希」
彼女の名前は薬師寺結希。UGNの支部長にして『運命の導き手』

サラリーマンは妻の正体を知らなかった
「お前、どうしたんだ??」
「ちょっと走ってたら足が吊ってしまって……」
「まったく……ほら大丈夫か?」
彼女の名前は児島佳奈子。FHの戦闘員にして『グレープヴィアン』

なお、二人が彼女達の事を褒めていたのは当然の事だったりする。


435 名前:のろけ二人 投稿日:2006/01/14(土) 21:38:17 ID:x71AeRyi
コントラストサイドを見て思いついたネタ。
なんとなく、書いてみた。

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