ケシン

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登場作品

クレストリア

人の罪が具現化して生まれた存在。何らかの方法で執行者の断罪を免れた者のもとへ現れる。ミラはこれを滅ぼす事を使命としている。ヴィシャスの言うところの「罪に飲まれる」はケシンに食われることを指す。
クレストリアの世界では何らかの方法で執行者の断罪を逃れても、犯した罪の意識に耐えきれないとケシンが生まれて食われてしまう。クレストリアの世界にかけられている「執行者の断罪から逃れた者への呪い」とされており、罪を犯してもビジョンオーブか罪の刻印があればケシンは生まれないが、何らかの方法で執行者の断罪を免れた者のもとへ現れる。罪は獣の姿を纏い、罪人を食らって一つの命となる存在であるケシンが現れ、罪を犯した者を食らう。
この現象はブラッドシンを持った者にも起きるようで、10章でハーケン、ネモを追い出したウィガセーヤの村長を殺そうとしたイージスからブラッドシンを取り上げたり、クレストリア咎我人の罪歌のソニア戦でカナタが自分の罪を認めなかった際にブラッドシンを取り上げたのは犯した罪の意識に耐えきれなくなりケシンと化すことを未然に防いだのだと思われる。

+ ネタバレ
現在では罪を犯すとケシンが生み出されるという原則がクレストリアの世界にはもともとあったようだが、ビジョンオーブによる管理社会が形成された際にこのケシンが生まれるときのエネルギーを利用して「罪の刻印」と「執行者」が作られたため、現在はケシンが新たに生まれることはなくなっているとのこと。
ベルベット曰く「今は罪を犯してもビジョンオーブか罪の刻印があればケシンは生まれない」が、何らかの方法で執行者の断罪を免れたものの罪の重さに耐えられない(罪に飲み込まれてしまう)とケシンが生まれるとのこと。
イベントストーリー 「無二の愛、ただひとりの権利」に登場するケシンは、マドリーンの復讐に力を貸す形で村人を襲っていた。マドリーン曰く、「愛する人を理不尽に奪われ、その復讐のために罪を犯した女性からこの魔物は生まれた」と語る。復讐に力を貸してくれたらマドリーンを食べていいという約束で動いており彼女の望み通り食べて力を得た。最終的にマドリーン夫婦の意志を汲み取ったオウレンによって倒された。
巻末書き下ろし小説「咎我鬼ノ追憶」のサニスに関してはケイティを殺してしまったことに耐えきれなかったことでケシンと化したと考えられる。また罪を受け入れなかった際に、ヴィシャスのブラッドシン能力及び黒い炎がケシンを生み出す描写もされている。


クレストリア 咎我人の罪歌

6巻の巻末小説に登場。ケイティへの性的暴力に激怒し、加害者を殺害する際に、ケイティを握りつぶしたサニスが現実を受け入れず罪を認めなかったために罪の化身と化した、ブラッドシンと化した右腕が大きく膨れ上がり、そこから黒い炎が発生し黒い魔獣へと変貌した。ヴィシャスの銃撃を受けて倒れると黒い炎が再び現れ魔獣の表皮が灰になるとサニスのボロボロの遺体だけが残った。
64話のヴィシャスの出生の秘密を聞く限りでは、人間が「咎我鬼」という自然現象で発生した黒い炎に包まれて焼かれればケシンが出来上がるようである。


ネタ

  • 「化身」が由来。
  • 原理としては「ホイル焼き」、「包み焼き」と同じ方法で生まれるようである。人間を黒い炎で包んで焼いて生まれるのが「ケシン」。

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関連項目

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最終更新:2024年12月24日 20:14