執行者(しっこうしゃ)
登場作品
クレストリア
咎我人を裁く存在。咎我人御一行のカナタ達にとっての全編通しての敵となる。
人々から
制裁の祈りが一定量集まった人間は、身体の一部に
罪の刻印が刻まれ、罪が認定される。
すると、執行者が現れ、その罪人に“断罪”を行うという。
ストーリー上では、通常の武器・兵器での攻撃は効き目が殆どなく、基本的に
ブラッドシンでの攻撃でしか倒せない。
ただし、特に戦闘能力が無くても執行者から逃げ延びている咎我人は一定数存在しているようである。
1章の時点では執行者に断罪されたゴードンが異世界と思われる場所でうめき声を上げて苦しむシーンが描かれていたが、いつしか執行者に断罪される=死という設定が公式認定された。
基本的に殺人罪1件に対して1体の執行者が作られるのが通常だが、事件があまりにも凄惨だったり、制裁の祈りが大多数集まった場合は複数の執行者が生まれる。それも倒された場合は大執行者が生まれる。
大執行者をも倒した場合はしばらくは執行者の新手が生まれない時期ができるが、制裁の祈りが再び一定数に達した場合は新たな執行者が生まれる。
触れられると咎我人は執行者に吸い込まれるように消える末路を辿る。しかし咎我人以外の罪のない人間ならば触れても無害であるようで、7章にてソニアは大執行者に部分的に取り込まれる形で大執行者と合体していた。
咎我人の場合、触れられただけでも触れられた体の部位が消失する描写がクレストリア咎我人の罪歌の方で確認できる。しかし部位をとある方法で再生できる・ブラッドシンを所持しているヴィシャスにとっては弱いと感じる存在だったらしい。
基本的に断罪の願いによって生まれ、罪の執行を行うのみが存在目的であり自分の意志というものを持たないが執行者マキナだけは例外である。
本来の用途は僻地に住んでいて騎士団などの行政機関に頼れない・住人が妊婦や子供など非力で戦う力がない場合に賊に襲われた場合に転映して呼ぶものであるようで、クレストリアのストーリー内で本当にやむに已まれない場合のみで使うとなると子供時代のフォルテとアシッドが山賊に襲われたケース1件くらいである。
執行者は断罪という役割を終えると消滅するようになっており、これはマキナも例外ではない。
エネミーとしての執行者は執行者、大執行者共にそれぞれ7種類の属性のものが存在しており、「執行者・◯◯」「大執行者・◯◯」という名称でエネミー図鑑に記載されていた。名前は常相(無)、焔相(火)、濫相(水)、厳相(地)、颯相(風)、陰相(闇)、陽相(光)。
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ネタバレ |
罪の国は魔導士アイビスによって『穢れなきマナ』の龍脈に作られたため普通の執行者は立ち入れないという触れ込みだった。
ということは、ケシンの力を転用した執行者はこの世界にとって「穢れている」ので穢れなきマナの溜まっている場所である罪の国に入れないということになる。
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クレストリア 咎我人の罪歌
概ねの設定は原作と同じ。全編通しての敵であり、キャスクを除けば事実上のラストボスである。
- 1話にてゴードンは執行者に頭を掴まれただけで消滅し、跡には着ていた衣服だけが残っていた。
- 2話にて原作では手があるかどうか不明だったが、傷だらけの黒い手を伸ばしてカナタを断罪しようとするシーンがある。
- 7話にてミゼラが修道院に放火した罪で姿を現した執行者は炎の化身の姿をしていた。罪状によって出現する執行者が変わる模様。
- 24話にて執行者の集合体であるマキナは通常の執行者を大量に生み出す能力があることが判明。
- 26話にてイージスの罪の刻印から出現した執行者はウルべと同化し、ウルべは人間と執行者が歪に融合した不気味な姿に変化。更に喰らった人間の能力を得ることができるようになった。
- 32話にてペネロペが虐待されている現場を近所の青年が転映作業を行ったが、ここでは執行者が出現するまでの時間が異常に短かった。暴漢に襲われた被害者を即座に助け出せるシステムになっているようである。
- 52話ではソニアが「人の中の憎しみを増幅させる魔術」を使いビジョンオーブから執行者を呼びだし、ナッシュと複数の執行者を取り込む形で融合。
- 57話では「人間の闇」という題材の絵を描いたエスヴァニラの父が執行者にエスヴァニラの目の前で消滅した。
- 61話では山賊に殺されかけたフォルテ、アシッドの危機をアシッドの転映で現れた執行者が救い、3人の山賊を1体で執行した。この時ばかりは救世主のように描かれ、アシッドは「ありがとう!ありがとうございます!!」、フォルテは「助けてくれてありがとう!」と何度もお礼を言った。
- 63話ではキャスクに魔力を集約させ「神」を創った賢人が執行者そっくりのフードを被っていた。
- 66話では神託の祭壇に備え付けてあるビジョンオリジンから執行者が作り出されるとキャスクは語った。
- 68話ではビジョンオリジンを破壊したカナタにキャスクが執行者を差し向けたが、ブラッドシンを第3段階に進化させたカナタに返り討ちに遭う。
- 69話ではキャスク自身が複数の執行者を召喚したが、ミゼラと咎我鬼ヴィシャスによって殲滅された。咎我鬼ヴィシャスは触れても消滅させられないようで、執行者の腕をへし折ったり、噛み千切ったりとやりたい放題だった。
- 72話ではビジョンオリジンが破壊されたため、執行者は新たに生まれなくなっていたが、キャスクとの戦いから1週間後、カナタの罪を覚えていた二人組に再度の執行を願われ、カナタの前の空に亀裂が入りなぜか再び執行者が姿を現わした。
- 73話にてカナタの前に突如現れた執行者だが、現れた理由を割り出したユナはビジョンオーブが「世界の目」の役割をしているのならミゼラがビジョンオリジンの役割を現在は果たしていて、例え意識を失ったとしてもミゼラにはカナタの事だけは見えているのではないか・見えているからカナタの前にだけ執行者が現れるのではないかと仕組みを解析した。これを知ったカナタはビジョンオーブを使って自分への制裁の祈りを集め執行者を大量に生みだしミゼラの中のマナを消費する案を提案。オウレンもその案に全面的に賛成し、トシミナ城を用いてトシミナ中の制裁の祈りを集めてかつてない量の執行者を呼びよせた。
- 最終話(74話)ではカナタ一人で苦戦していた所に、イージス、ユナ、オウレンも加勢。カナタを死なせまいと奮闘したがやはり執行者はカナタ一人を狙う動きを取る。カナタも一人で無数の執行者を斬っていく人間離れした所業を見せるが、最期は無数の執行者に襲われブラッドシン「親殺しの剣」を残して消滅した。
- 最後の戦いをクレストリアゲーム版風に表現すると敵は執行者×3(画面に収まる数の限界まで)が無限に出現、味方はカナタ1人(数体撃破もしくは数ターン経過でイージス、ユナ、オウレンが参戦)、執行者はカナタのみをターゲットに攻撃、カナタが戦闘不能になれば戦闘終了・カナタは咎我鬼化へのフォームチェンジで1回のみHPが回復できるという制約での戦いとなる。
- 4巻の「咎我鬼の追憶」にてヴィシャスは15歳の時に初めて執行者と遭遇した様子。ターキ村のサニスと幼馴染のケイティを助けるために二丁のブラッドシンで戦った。
- 5巻の「咎我鬼の追憶」ではヴィシャスにとっては物足りない相手であったようで、偽者の正義だから弱いんだと感じていた。
ネタ
クレストリアに歴代「テイルズオブ」
キャラクターが出ると発表された際、
真名「ルズローシヴ=レレイ」が「執行者
ミクリオ」を意味するので
ミクリオが重要なポジションになるのでは?と噂されたことがあった(
画像)。実際はそんなことはなかったが。
テイルズ外の動画の話になるのだが、中型のドローンに白い布を被せて人間の顔となる部分に漆黒のお面を被せれば疑似的に幽霊に見えるもの(執行者)を作り出せるとの事。これを飛ばして特定の人物を追跡するようにドローンを操作すれば執行者モドキの出来あがりである。法をいくつも犯すことになるので、絶対に真似をしないで下さい。
関連リンク
関連項目
被リンクページ
最終更新:2025年05月28日 20:26