観測者(かんそくしゃ)

概要

レイズに登場した種族。

登場作品

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レイズ

エンディングシナリオ「真実と記憶の物語」にて言及された、ティル・ナ・ノーグよりも高次元にある別の世界の「存在」。彼らがプロローグでの2度目のアイギス崩壊時(2人目のイクスの死亡したあの時)から、ティル・ナ・ノーグを捕捉し観測し始めた事により、ティル・ナ・ノーグの存在は強固になり、本来なら死の砂嵐により崩壊し滅ぶはずだった世界を存続させた*1。ワイズマンの見立てでは、その数は数万以上。
しかし、死の砂嵐が消滅した後、数万をゆうに超える観測者によるティル・ナ・ノーグの観測は無限ともいえる「可能性」と「矛盾」を生み出した。それらがティル・ナ・ノーグの虚無の防壁を突破しつつあり、さらにティル・ナ・ノーグの創造神ともいえるダーナの存在を揺らがせて弱らせ、ティル・ナ・ノーグは滅びの危機を迎えていた。
そこでイクスはワイズマンが授けた「ティル・ナ・ノーグと他の世界の繋がりを切り離して一つの閉じた世界とし、観測を停止させる」策を実行する為に、観測者に協力を要請。それは世界を閉じると、元の世界との繋がりがある鏡映点達は元の世界に飛ばされるが、元の存在がそもそも存在する為、異物として消去される。その確率は、99,999999999%。例え、その確率に勝って戻れたとしてもティル・ナ・ノーグでの記憶は消える。
それを防ぐ為に、観測者によって、ティル・ナ・ノーグに残る鏡映点の存在を「生体封呪」によって、繋ぎ止める事であった。そして観測者達を代表して「とある観測者」が「生体封呪」を施してティル・ナ・ノーグに残す鏡映点と元の世界に戻す鏡映点を選別する事になる。すると、ティル・ナ・ノーグにいる鏡映点達全員の姿が目の前に現れる。
ワイズマン曰く「ティル・ナ・ノーグに残れば希望と後悔が生まれ、元の世界に戻れば存在あるいは記憶の死が待つ」鏡映点達にとっての運命の選択を迫られる事になる。選択が終わった後、大魔鏡で閉じられたティル・ナ・ノーグで、イクスが観測者達に感謝の言葉と未来の幸福への祈りを告げて「テイルズオブザレイズ」の物語は終わりを告げるのだった。


ネタ

  • 「観測者」とはテイルズオブザレイズをプレイしていたプレイヤー達を指している。
    • なお突然出てきた設定というわけではなく、このゲームをスタートする際に出るユーザー名入力画面に「この冒険を見守る“あなた”の名前を入力してください」と書いてある。7年5ヶ月前、このゲームが配信された時からプレイヤー=観測者という設定が地味に提示されていたのである。
    • オリエが、「観測者は私たちの世界も見守っていたかもしれない」と推測していた事から、テイルズオブアスタリアの第四章「追憶の楽園」にて出てきた「世界を見守るもの」は、アスタリアのプレイヤーだったことを示唆している。


関連リンク

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最終更新:2024年09月05日 18:43

*1 ゲームがリリースされて観測者(=プレイヤー)が観測を始めた(=ストーリーを読み始めた)ことで世界の存在が保たれた