ビズリー・カルシ・バクー

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エクシリア2

「ルドガー、世界のため、君の力を貸して欲しい」
年齢:43歳 性別:男性
身長:192cm 体重:101kg
声優:磯部 勉
巨大複合企業クランスピア社の最高責任者にして、エージェントを束ねる総帥。
民間人でありながら、国家予算規模の資金を動かす力を持っている。
彼がなにより重視するのは、より高次の何かへ巡り着こうとする意志であり、そのための行動。
無策のまま「あきらめる」ことを選んだ人間には、冷徹と言えるほどの厳しさを見せる。
ルドガーの秘められた能力を見抜き、エージェントとしてスカウト。
その後様々な面からサポートをしてくれる。

+ ネタバレ
本作のラストボス。
自身もクルスニクの末裔にして、正史世界における最強の骸殻能力者「ヴィクトル」。
そしてルドガーとユリウスの実の父親。
(設定が正しければ14歳でユリウスの父親になっている)
「オリジンの審判」をクルスニク一族の運命を狂わせてきた元凶と断じ、その発端であるオリジンクロノスのみならず全ての精霊を憎み、一族の復讐を果たすためカナンの地を目指して暗躍していた。

骸殼能力を使わずとも徒手空拳でルドガーを圧倒できる実力者。
正史世界を守るという使命を負っているが、自身が「道標(ヴィクトル)」として狙われる事を避けるべく力を隠し、エージェントを使って分史世界を破壊していた。
目的のためなら肉親を利用することも辞さず、22年前にクロノスと戦った際にはクルスニクの鍵であった妻コーネリア(ユリウスの母)を失っている。
本編でルドガーが多額の負債を負ったりユリウスに指名手配がかかったのもすべて彼の仕業。政敵を上手く利用し、ルドガーの骸殻能力を発現させるために仕組んだ事であった。
しかし親密度を上げると見ることができる手紙ではルドガーに対して父親のような態度を取り、自身が戻らなかった場合はクランスピア社と世界の未来を託すという言葉を残している。
また妻の命日には彼女が好きだったプリンセシアの花を墓前に供えていた。
このため肉親への情が無いのではなく、目的のために理性で愛情を封じ込めていたものと思われる。

やがてカナンの地が出現すると、用済みとなったリドウの命で魂の橋を架け、クロノス対策としてクルスニクの鍵であるエルを引き連れてカナンの地へと乗り込む。
しかしエルを取り戻すため、ルドガーがユリウス魂で橋を架けカナンの地まで追ってきたため「お前の判断ミスがユリウスも、お前自身の命も無駄にする形にした」と激しく叱責。
エルの力を使ってクロノスを倒し「全ての精霊から意思を奪う」事を願い、世界を人間の手に取り戻しつつ一族の復讐を遂げようとするが、時歪の因子化したエルを救うために別の願いを叶えたいルドガーと対峙。
フル骸殼の力でルドガーを圧倒するも、時計と直接契約し同じフル骸殼となったルドガーとの死闘の末に敗北。
「その強力な骸殻はもう使うな。一気に時歪の因子化するぞ」と父親としての言葉を投げかけ、自らの目的は果たせなかったものの息子が自分を超えた事に複雑な表情を浮かべた。
その後自身の時歪の因子化が始まったため、オリジンの審判のカウントが進み人間が不合格にならないよう自らの心臓を叩き潰し自害を図る。
そして最期に「俺」個人の願いとして「あの数だけ……この拳で、お前たちをっ!」と言い遺し、999999のカウント(時歪の因子化し犠牲となった一族の数)を殴りつけて果てた。

レイズ


+ ネタバレ
イベント「黒歪のフマニタス」にて参戦。
オリジンの審判から解放された世界に来た事を理解しつつも、元の世界での経験から「精霊がいつ人に牙を剥くか分からない」と全ての精霊を支配しようと目論む。
なお遅くとも帝国との戦いが続いていた頃には具現化されていたようだが、自身の目的がいずれ鏡士と対立する事を予期し、情報を与えないよう戦いに参加しなかったと述懐している。
帝国が敗れると敗残兵達を持ち前のカリスマで糾合し、帝国の残した資料から知識を集め、密かに勢力を拡大させていた。
その後イベント「黒歪のフマニタス」にて本拠地へ潜入してきたヴィクトルを倒し、自身の勢力に勧誘すべく監禁。
更にヴィクトルを救出しにやってきたルドガー達を罠に嵌め、ルドガーと二人で対峙する。
そしてルドガーに自身が本当の父親である事を明かし、精霊を支配するために助力を乞うも交渉は決裂。
ルドガーを圧倒し加勢に来たユリウスとヴィクトルを一蹴するも、エルの力でフル骸殼になったルドガーに敗北。
ルドガーが自分を超えた事を認め、配下の帝国兵達にも投降を促した。
その後は精霊への憎しみと疑念こそ持ちながらも、精霊の調査や魔鏡技師の研究に加わりこの世界を理解しようと努めている。
またスキットによれば商人組合を立ち上げ、大企業総帥の経験を活かし商才を発揮している様子。
このほか街の食堂のマーボーナスカレーを気に入っていたり、妻の好きだったプリンセシアの花を見て彼女との思い出に浸るなど、オリジンの審判から解放された彼の姿を垣間見る事ができる。

最終更新:2024年10月10日 14:32