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アルバート流から派生したスピード重視の剣術で、正確には「アルバート流シグムント派」。
考案者はフレイル・アルバートの異母弟にして、ガルディオス家創設者ヴァルター・シグムント。
ユリアとアルバート、そしてその血筋を守るため、アルバート流の弱点を「補う」剣術として考案され、ガルディオス家に連なる者にのみ伝承されてきた。
ガイ曰く、「二千年前にユリア・ジュエを守ったフレイル・アルバート……彼から剣を習ったシグムントが、ユリアとアルバートを守る為、二人の先陣を切るべく改良した剣術」「実戦では一対一で戦うことはまずない。連戦のコツを掴んで、戦いに勝つことよりも生き残ることに重点を置くのがシグムント流の思想」。
またシグムント流の存在はアルバート流の弱点と同義であり、これが広まらぬようシグムント流の存在は秘匿され、素人目には純粋なアルバート流と映るようである(*1)。
あまり広く知られてはアルバート流の弱点を突くことになるので、奥義書も残さずに口伝で伝えられているものである。
このため伝承者であるガイも大っぴらに自身の流派は公言していない。
師弟システムでガイを流派にした際には「アルバート流」と表示される。
これは前述の通りガイがシグムント流であることを秘匿しており、またアルバート流の一派でもあるため。
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*1 そのためか、ジェイドはガイに対して「あなたの剣術は、ホド独特の盾を持たない剣術、アルバート流でしたからね」と述べている
