ガイ・セシル(がい・せしる)

概要

アビスに登場したキャラクター。

登場作品

+ 目次

アビス

「怖いさ。怖いから戦うんだ。俺にはまだやることがある」
「せっかく待っててやったんだから、もうちょっと嬉しそうな顔しろって」
年齢:21歳 性別:男性
身長:184cm 体重:79kg
声優:松本 保典
職業:剣士
ファブレ公爵家に仕える奉公人。
ルークの子守役として召抱えられて以来、屋敷から出られない彼の良き兄貴分兼親友となっている。
素早い攻撃を得意とする剣士。
女性が苦手な体質なのだが、つい優しい言葉をかけてしまい、困った状況になる事もしばしば。

+ ネタバレ
本名「ガイラルディア・ガラン・ガルディオス」。
マルクト帝国の貴族ジグムント・バザン・ガルディオス伯爵の息子であり、ホド島の領主だったガルディオス家の正統後継者に当たる。
しかしホド戦争でファブレ公爵率いる白光騎士団に攻め入られ、一族を皆殺しにされた事から復讐のためにファブレ家の使用人として潜入していた。
セシルの姓はキムラスカ王国から政略結婚でガルディオス家に嫁いだ母ユージェニー・セシルのもの。
ユージェニーは対マルクトの切り札としてガルディオス家に嫁いだが、故国よりも家族を選びホド侵攻の手引きを拒否したため、裏切り者と看做したファブレ公爵により殺害された。
余談だがセシル少将は従姉妹に当たり(ユージェニーの姪)、キムラスカのセシル家もマルクトに嫁いだ裏切り者の一族との誹りを受けて没落している(それゆえセシル少将は家名を復興させるために、ファブレ公爵の愛人になっている描写がある)。
彼の剣術もガルディオス家に伝わるシグムント流(厳密にはアルバート流シグムント派)であるが、シグムント流の極意が本家アルバート流(=守るべき主人)の弱点に繋がる事から本人はそれを公言していない。

ホド戦争(ND2002)が起きたのは5歳の誕生日であり、白光騎士団に攻め込まれたところを姉マリィや多くの侍女達によって庇われ、彼女達の死体に埋もれた事で騎士の目を誤魔化し生き延びる事ができた。
女性恐怖症はその時のトラウマが原因だが、幼い彼は精神を守るためにそれを忘却していた。
ホド崩落後は従者のペールに連れられてセントビナーに匿われていた。
なおその後マルクトの各地を転々としたためマルクト領内の地理に詳しいが、過去を悟られないよう作中では卓上旅行が趣味だからとごまかしていた。
ND2005に復讐を決意してファブレ公爵家の使用人として庭師に扮したペールと共に仕え始め、住み込みで働き始めたのは7-8歳ごろ。
その先でかつての家臣で幼馴染だったヴァンに再会(ND2007頃)し、ヴァンから協力を持ちかけられ、ルークや公爵の監視を行なっていたとされる。
歳が近かった当時のルークナタリアとはすぐに打ち解け幼馴染となったが、ガイ自身は本物の友情を感じてはおらず、従っているフリをしながらいつか寝首をかいてやろうと考えていた。
特にルークに対しては仇の息子というだけでなく、ファブレ公爵に自分が味わった「家族を奪われる苦しみ」を与えるために彼から殺そうと考えていた。
また彼が「貴族の中の貴族」であること、自分の本当の感情を押し殺しているような面に共感できなかったことで冷めた目で見ていた。
(なおルークの方は本当の親友だと思っており、居場所を奪われアッシュとなってからも気にかけていた)
ナタリアについても、当時は「支配者の理想だか何だか知らないが、キレイ事を並べてもおまえらは俺の故郷を滅ぼした敵国の人間で、おまえらの親は人殺しなんだよ」と思っていた。
しかしルークがレプリカのルークに入れ替わってから心境に変化が訪れる。
ガイはヴァンのレプリカ計画を知らなかったので、当初はレプリカルークのことも嫌っていたが、最低限のことも一人では満足に出来ない彼の世話をしているうちに同情し、やがて家族めいた愛情を感じるようになっていった。
そんなルークを悲しむナタリアにも最終的には同情してしまったという。
そしてレプリカルークの「過去ばかり見ていても先に進めない」という言葉を受け、決意したはずの復讐への葛藤を持つことになる。
最終的に心の中で「ルークが立派に成長したら復讐を諦め、彼の真の従者として剣を捧げる」という誓いを立てた。
(とはいえ、詳細は知らずともヴァンがルークを騙していることを黙認していたようなので、ヴァンの共犯と言ってもおかしくない位置ではある)

こうした経緯から彼が友だと思っているルークはオリジナルではなくレプリカの方であり、本編ではアクゼリュスの事件を経て仲間達がレプリカルークを見放す中、一人アラミス湧水洞に残り彼が立ち直る事に賭けた。
その様子はアッシュを通してルークにも伝わっており、ルークが立ち直る一つの要因となった。
後にカースロットによって操られた事がきっかけでルークに殺意を持っていた事が明らかになったため、仲間達に自身の過去を打ち明けた。
ルークが立ち直った事もあり既に復讐の意思はほとんど無くなっていたが、ルグニカ平野の戦争後の和平調停の際には、キムラスカ王国が和平を破ってホド戦争を起こした事を思い出しキムラスカ王に刃を突きつけた。
しかし母が元々スパイとしてガルディオス家に嫁いだ事や、ホド消滅の真犯人がマルクト帝国だった事を明かされ、復讐を完全に断念した。

その後アブソーブゲートでの決戦を経て、ファブレ家の使用人を辞してグランコクマに移住し、ガルディオス伯爵位を取り戻し貴族に復帰した。
ただし本来の領地であるホド島が既に消滅しているため、爵位だけで実際に治める土地は存在しない。
このため、皇帝ピオニーの領地の一部を管理する任とブウサギの世話係を任されている。
なおジェイドによれば国庫に前ガルディオス伯爵(ガイの父親)が所持していた財産もあるとのこと。


TOWレディアントマイソロジー2

「そりゃどうかな。もうおまえには、俺のお守はいらないだろう」
グランマニエ皇国出身で、ジェイドの部下。
現在は王族であるルークの従者をしている。
立場としては「使用人」であるが、立ち振る舞いや言動はまるでルークの兄のようである。
女性が好きで優しくするのだが、どうやら女性が苦手な体質らしい。

TOWレディアントマイソロジー3

「違うぞ、ルーク。俺は、女性は大好きだ。ただ、その…… 少し、苦手なだけで」
ルークの世話をするために、修行の旅に同行していたが、
一時、ルークと離れることになる。


TOHツインブレイヴ

ファブレ家に仕える使用人だが、
ルークとは友人のような
信頼関係を築いている。
ルークのわがままに
振り回されているが、
陰になり日向になり
彼を支え続けている。

TOWタクティクスユニオン/TOWレーヴユナイティア

「よければ君らと同行させてくれないか? 多少は役に立てると思うんだが」
気さくで人当たりのよい、皆の良き兄貴分。防御はやや弱いが、高い素早さを誇る。


レイズ

ファブレ家の使用人にして、ルークの幼馴染。
記憶を失ったルークの教育係であり、
年上の友人としてずっと面倒を見てきた。
常識人の身でルークのわがままに付き合い続けた苦労人。
自然な紳士的態度のせいで女性の人気が高いが、
なぜか極度の女性恐怖症。
  • イベント『ティル・ナ・ノーグSUMMER~奇跡の救世主とポチ太郎~』にて参戦。


最終更新:2025年06月18日 14:12