概要
『The Choir Room: ブランク・スカラーズ』の物語の舞台となる聖歌隊。
義国社高校の部活のひとつであり、正式名称は「義国社聖瑪竇礼拝堂聖歌隊」だが、「瑪竇」なる漢字表記に馴染みがなさすぎるため、大抵はこの記事のタイトルのように「義国社聖マタイ礼拝堂聖歌隊」とその部分はカタカナ表記される(※1)。
そもそもこの聖歌隊はその名の通り、少なくとも建前上は「義国社高校」の聖歌隊ではなく、その(学校法人)義国社に属するチャペル「義国社聖マタイ礼拝堂」の聖歌隊であって、メンバーを義国社高校の生徒で構成しているというだけで、厳密なことをいうと部活とは似て非なるものなのだが、ややこしいので部活という体を取っている、みたいな事情がある。
ちなみに「義国社聖マタイ礼拝堂」は通常の教会「逗子聖マタイ教会」の教会堂を兼ねていて(※2)、逗子聖マタイ教会の枠でも一般信徒による聖歌隊があり、日曜日の礼拝奉仕はそちらが担当する。
義国社高校の部活のひとつであり、正式名称は「義国社聖瑪竇礼拝堂聖歌隊」だが、「瑪竇」なる漢字表記に馴染みがなさすぎるため、大抵はこの記事のタイトルのように「義国社聖マタイ礼拝堂聖歌隊」とその部分はカタカナ表記される(※1)。
そもそもこの聖歌隊はその名の通り、少なくとも建前上は「義国社高校」の聖歌隊ではなく、その(学校法人)義国社に属するチャペル「義国社聖マタイ礼拝堂」の聖歌隊であって、メンバーを義国社高校の生徒で構成しているというだけで、厳密なことをいうと部活とは似て非なるものなのだが、ややこしいので部活という体を取っている、みたいな事情がある。
ちなみに「義国社聖マタイ礼拝堂」は通常の教会「逗子聖マタイ教会」の教会堂を兼ねていて(※2)、逗子聖マタイ教会の枠でも一般信徒による聖歌隊があり、日曜日の礼拝奉仕はそちらが担当する。
※1
そもそも、義国社の守護聖人である福音記者マタイを「瑪竇」という漢字表記をするのは本来誤記で正しくは「馬太」なのだが、創設時の関係者の誤認識(ストーリー上の都合)/なんか字面がダサかった(作者目線のメタ的な事情)のでこうなった。本来の「瑪竇」は16世紀の宣教師マテオ・リッチのこと。
まっマテオ・リッチの「マテオ」もマタイのイタリア語形だからバランスは取れてるんだけどね
そもそも、義国社の守護聖人である福音記者マタイを「瑪竇」という漢字表記をするのは本来誤記で正しくは「馬太」なのだが、創設時の関係者の誤認識(ストーリー上の都合)/なんか字面がダサかった(作者目線のメタ的な事情)のでこうなった。本来の「瑪竇」は16世紀の宣教師マテオ・リッチのこと。
まっマテオ・リッチの「マテオ」もマタイのイタリア語形だからバランスは取れてるんだけどね
※2
カトリック麹町聖イグナチオ教会と上智大学の関係を主従(?)逆転させたような感覚。
カトリック麹町聖イグナチオ教会と上智大学の関係を主従(?)逆転させたような感覚。
メンバー・関連人物
顧問:水町 泰菜
聖歌隊員
| 名前 | 読み | 学年 | 声域ランク | 備考 |
| 笹野 達己 | ささの たつき | 3年生 | M-3 | 聖歌隊隊長 |
| 中川 茉絢 | なかがわ まあや | 3年生 | F-4 | 聖歌隊副隊長 |
| 篠原 総志 | しのはら そうじ | 3年生 | M-5 | |
| 法泉 あまね | ほうせん あまね | 3年生 | F-1 | |
| 橘 皐月 | たちばな さつき | 3年生 | F-8 | |
| 中屋敷 宗慈 | なかやしき しゅうじ | 2年生 | M-1 | |
| 福浦 幸祈 | ふくうら みゆき | 2年生 | F-2 | |
| 井土谷 那樹 | いどがや なぎ | 2年生 | F-5 | |
| 妙香寺 珠々子 | みょうこうじ すずこ | 2年生 | F-6 | |
| 江崎 織夏 | えがさき おりか | 1年生 | F-3 | |
| 中丸 一紗 | なかまる かずさ | 1年生 | F-7 | |
| 滝頭 倫之 | たきがしら ともゆき | 1年生 | M-2 | |
| 六角 恭成 | ろっかく きょうせい | 1年生 | M-4 |
活動
練習と礼拝奉仕
義国社は土曜日午前に毎週授業があり、日曜礼拝に奉仕させてしまうと休みが完全に無くなる(これを避けるため全校的に試合や行事以外の日曜日の部活動には制限がある)ため、活動は平日1回の放課後練習(基本水曜日)と、土曜日の練習(13:30-16:00)+17時からの主日礼拝(※3)。
その他必要に応じて昼休みや放課後に練習やミーティング等をすることがあるがこれらは原則任意(といいつつ大体全員来る)。また、前述の主日礼拝は式後の着替え等も含めると終了時刻が19時前頃になるため、しばしば「愛餐会」と称して隊員たちで料理し(チャペル会館には調理場がある)、一緒に食卓を囲んで夕食にすることもあるなど、土曜日はまるで家族のように午後を過ごす。
その他必要に応じて昼休みや放課後に練習やミーティング等をすることがあるがこれらは原則任意(といいつつ大体全員来る)。また、前述の主日礼拝は式後の着替え等も含めると終了時刻が19時前頃になるため、しばしば「愛餐会」と称して隊員たちで料理し(チャペル会館には調理場がある)、一緒に食卓を囲んで夕食にすることもあるなど、土曜日はまるで家族のように午後を過ごす。
活動場所はチャペル:義国社聖マタイ礼拝堂に隣接するチャペル会館「採人館」3階の「聖歌隊控室」(=部室)と、その向かいにある音楽練習室。採人館は道一本挟んで目の前が海岸で、聖歌隊控室と音楽練習室の間のラウンジと、その外のテラスからは江ノ島を含む相模湾を望む(※4)。
…というわけで、聖歌隊の面々は海は見飽きるほど見ているので、この手の部活ものでありがちな「海か山か」論争が発生しない(山一択)。
…というわけで、聖歌隊の面々は海は見飽きるほど見ているので、この手の部活ものでありがちな「海か山か」論争が発生しない(山一択)。
「ミーティング」
聖歌隊では練習日以外に不定期でミーティングを行なっていることがあるが、そこでの目的は主にナレッジ共有である(聖歌隊運営に関する"ちゃんとした"ミーティングは原則練習日に行う)。
話したいことのある部員が隊長/副隊長に要望を出すと、Hi-Oc経由で日程調整が行われ、学校で面着、もしくはHi-Oc上のオンラインで実施される。参加は自由で、共有内容も後から共有される任意の集まりだが、予定がなければ大体みんな参加する。
内容は「聖歌隊の活動や練習において、知らなくても支障はないが知っているとより向上が望めそうな知識」とでも総括できるようなもので、外国語の読み方に音楽理論、聖書や教会歴の知識のような基礎力に直結するものから、おすすめのボイトレ動画、楽曲紹介、音韻論や効果的なストレッチ/トレーニングまで多岐にわたり、そのような多彩なテーマに対し、あれこれ話し合ったりストレッチやボイトレに関しては実際に試してみたり、雰囲気としてはテーマトークに近い感覚で和気藹々と進行していくもの。
おそらくスカラーズが指導者不在の中でも高い質を実現している原動力はこういう取り組みなんじゃないかと思います(適当)
内容は「聖歌隊の活動や練習において、知らなくても支障はないが知っているとより向上が望めそうな知識」とでも総括できるようなもので、外国語の読み方に音楽理論、聖書や教会歴の知識のような基礎力に直結するものから、おすすめのボイトレ動画、楽曲紹介、音韻論や効果的なストレッチ/トレーニングまで多岐にわたり、そのような多彩なテーマに対し、あれこれ話し合ったりストレッチやボイトレに関しては実際に試してみたり、雰囲気としてはテーマトークに近い感覚で和気藹々と進行していくもの。
おそらくスカラーズが指導者不在の中でも高い質を実現している原動力はこういう取り組みなんじゃないかと思います(適当)
※3
イエス=キリストの時代のユダヤ世界では日没を境に日が切り替わり、日没後から次の日扱いだった。これに則ると例えば「降誕日」というのは12月24日の日没から12月25日の日没までであり、クリスマスイブが既にお祝いモードになっている(実際に、教会に行くとイブの夕刻以降の礼拝では「クリスマスおめでとうございます」という挨拶がある)のはこのため。
そのためカトリック教会では今でも、大抵複数回行われる主日ミサ(いわゆる日曜礼拝)の1回目は土曜日の夕方、だいたい18時〜19時頃に始まる。義国社の聖歌隊が奉仕する17時の主日礼拝というのもこの枠で、もっとも神奈川県の17時だとまだ日没前の時期の方が多いが、まぁそこは学校には朝からいる聖歌隊の生徒の拘束時間を不用意に長くしすぎないためのスケジュールというわけである。
イエス=キリストの時代のユダヤ世界では日没を境に日が切り替わり、日没後から次の日扱いだった。これに則ると例えば「降誕日」というのは12月24日の日没から12月25日の日没までであり、クリスマスイブが既にお祝いモードになっている(実際に、教会に行くとイブの夕刻以降の礼拝では「クリスマスおめでとうございます」という挨拶がある)のはこのため。
そのためカトリック教会では今でも、大抵複数回行われる主日ミサ(いわゆる日曜礼拝)の1回目は土曜日の夕方、だいたい18時〜19時頃に始まる。義国社の聖歌隊が奉仕する17時の主日礼拝というのもこの枠で、もっとも神奈川県の17時だとまだ日没前の時期の方が多いが、まぁそこは学校には朝からいる聖歌隊の生徒の拘束時間を不用意に長くしすぎないためのスケジュールというわけである。
※4
ロケーションの元ネタである逗子開成中高では海洋学習センターのある位置。
ロケーションの元ネタである逗子開成中高では海洋学習センターのある位置。