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彼は恐慌の皇帝……のはず

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彼は恐慌の皇帝……のはず ◆Iku3M44SGw


 東京都墨田区、東京スカイツリーの御膝元。
 そこにその者は佇んでいた。

「……気に食わん」

 その者は怒っていた。
 どっかの平行世界の天上王ではないが、怒っていた。
 その者はとある世界において、全能の神として恐れられていた。
 しかし、今は違う。本来の自分の姿ではなく仮の姿『ダスマダー大佐』の姿である。
 そして、今の彼の首元には銀色の首輪。さっきから外す手段を考えてはいるものの……
 一向にその手段が思い付かない!


「 お の れ 光 太 郎 ! ! 」


 そのことをおもいっきり、自分の宿敵の仕業にした。
 彼の名は『クライシス皇帝』。怪魔界を支配する皇帝だ。
 いつも自分の計画の邪魔ばかりする、あの男『南光太郎』。
 そして、忌ま忌ましい仮面ライダーの仲間共。

「私が今度こそ成功する作戦を実行に移そうとした時に!
 南光太郎他仮面ライダー共め! 許さん!!」

 殺し合いが始まる直前、地球に残ったクライシス帝国の戦力は微々たるものであった、
 ほとんどの拠点は仮面ライダーに潰され、壊滅状態。
 酷いものになると仮面ライダーとは何の関係もない組織に、戦闘員全員抹殺された拠点もあったらしい。
 そして、奥の手を使おうとした際にここに拉致られた。

「くっ、おのれ忌ま忌ましい仮面ライダー共め!
 戦闘員の命をなんだと思っているんだ!!」

 それを思い出すだけでさらに怒りがふつふつと沸き上がる。だが、怒るだけでは何も変わらない。
 不思議なことが起こり、怒りの皇帝『バイオ皇帝』とかにもパワーアップしない。
 そして、そんなことを考えつつも彼は冷静さを取り戻し、これからの方針を決める。

「とりあえず、あの神を名乗ったタコは……私の敵だ!
 というか、きっと奴は仮面ライダーの協力者だ!
 そして、触手とか私の専売特許を奪うなァァァ!!」

 打倒すべきあのタコ(昏き海淵の禍神)は抹殺決定だ。
 さらにはあろうことか仮面ライダー達の味方だと勝手に思い込んでいる。
 自分の敵=仮面ライダーとその協力者、つまりこういうことだ。

「それに光太郎達他その協力者、私の邪魔をする者たちも抹殺!」

 怨敵である、光太郎他仮面ライダー達も抹殺。

「…となると、この首輪とやら外せる技術者を配下に入れる必要があるな。
 そして、光太郎達仮面ライダーを倒せるだけの戦力がいるな!」

 皇帝がすべきことは首輪の解除と戦力の増強。
 優秀な人材はクライシス帝国にスカウトしてもいい。




「……そうだ、配られた支給品とやらを確認しとくか、どれどれ……」

 一旦、気を取り直して、支給品を確認しようとする皇帝。
 皇帝がデイバックを開くと、その中に入っていたものは―――

「――カラオケマイクだ」

 ……彼の宿敵のお決まりの代物だった。

【墨田区東京スカイツリー近く/1日目・日中】

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACK RX】
[状態]:仮面ライダー達への激しい怒り
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、ランダム支給品(0~2)、カラオケマイク@現実
[思考・状況]
基本:あのタコ(昏き海淵の禍神)を抹殺する。
1:仮面ライダー(特に光太郎)がいた場合は抹殺する。
2:首輪を外せる技術者や戦力になりそうな者をクライシス帝国に引き入れる。
【備考】
※現在の姿は『ダスマダー大佐@仮面ライダーBLACK RX』です。
※制限が解除された場合いつもの姿になるかもしれません。   


 支給品紹介

【カラオケマイク@現実】
 南光太郎最強最悪の武器。マイク@不明にはトランスフォームしません。
 拡声器の代わりになるかもしれません。『俺の歌を聴けぇっ!!』


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初登場! クライシス皇帝 040:私の話を聞けぇっ!! 切実に……

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