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「帝王」はこのDIOだッ!!依然変わりなくッ!

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「帝王」はこのDIOだッ!!依然変わりなくッ! ◆3.8PnK5/G2


中野ブロードウェイ。
その内部に存在する飲食店に配置された椅子に腰掛けたまま、微動だにしない影が一つ。
『DIO』。
100年の時をかけて復活した吸血鬼であり、全ての悪を束ねる素質を持った「悪の帝王」である。
あるお人よし曰く、「生まれ持っての悪」。
あるスタンド使い曰く、「悪の救世主」。
あるギャングがDIOとは無関係の者に言い放った「吐き気を催す邪悪」という言葉も、この男にはしっくりくるだろう。

さて、今のDIOの脳内は、「ある物」に関する事で一杯になっていた。
「殺し合い」も、「叶えたい願い」も、「太陽をどう凌ぐか」についても、彼は考えていない。
「それ」が自分の首に存在するという事は、それらを後回しにする程に重大な話だったのだ。

「それ」の名は『首輪』。

それが彼の首に巻き付けられていた。
畜生が常に首に巻いている道具。
『首輪』とは人間にすら劣る畜生の証。
畜生の刻印が、自分の首に巻かれている。

――――つまり、自分はよりにもよって犬同然の扱いを受けている。

その事実は、DIOの憎悪の炎を燃え上がらせるには十分すぎた。
『プライドを著しく傷つけた主催共に報復する』。
今の彼に存在するのは、たった一つのシンプルな思想だけ。

DIOは前方にスタンド――『世界(ザ・ワールド)』を実体化させる。
『世界』は実体化した瞬間、彼が考えた通りの「動作」で、殴りたいと思った「位置」を、その拳で殴りつけた。

「……破壊力が若干落ちているか」

拳を叩きこんだ所には、そこを中心に大きなヒビが入っていた。
DIOはその結果に納得がいかないのか、不愉快そうに舌を打つ。
ある程度手加減していたとはいえ、この程度の威力だとは。
やはり何らかの力で、スタンドの能力に制限がかけられているようだ。
恐らく『世界』の真の能力――『時間停止』にも何かしらの制限が存在するのだろう。

――実に不愉快。あの便所のクソ以下の畜生に俺の体を弄られるとは。

事実を知れば知るほど、主催者への憎悪が増幅していく。
この負の感情は、やはり奴をなぶり殺しにすることでしか解消されないだろう。
しかしながら、流石に一人では主催に反抗するのは厳しい。
屈辱的だが、それは認めざるおえなかった。

「駒」だ。
「駒」が必要だ。

自分を信頼し、命令には常に首を縦にふる優秀な「駒」が。
首輪を解除できる「駒」もほしいところだ。
煩わしく、触るだけで吐き気を催す首輪は一刻も早く外したい。
当然だが無能は必要ない。
利用価値のない者、反抗する者は一人残らず自らの血肉になってもらおう。



――頂点に立つのは常にこのDIO一人だけだッ!

――その上を飛ぼうとする蝿がどういう末路を辿るのか、その身をもって知るがいい……ッ!



【中野区:中野ブロードウェイ内部/1日目/日中】

DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:健康、主催に対する憎悪
[装備]:いつもの服
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1~3(未確認)
[思考]
基本:主催者に報復する。
1:使える「駒」を見つける
2:利用し終えた者、役立たずは殺す

015:騙し騙されかみなりさん 投下順 017:キョンの奇妙なバトロワ
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初登場! DIO 036:守る、その意味

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