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ジョジョの奇妙なダーツの旅 第一参加者発見編

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ジョジョの奇妙なダーツの旅 第一参加者発見編 ◆PR56Flbm0Q


「ここまで歩いて一人の参加者との遭遇も無し、か」

千代田区の路上を所さんは歩いていた。
参加者の多く集まりそうな場所を目指して図書館を出発した所さん。
既にそれなりの距離を歩いてきているのだが、今のところ参加者との遭遇はない。

「なるべく早めに殺し合いに乗っていない参加者、特に工学系の知識を持った参加者と接触したいところだな」

図書館で工学系の本を回収したとはいえ、所さん自身には工学系の知識はない。
本を読んだとしても、半分も理解出来ないだろう。
だからこそ、工学系の知識を持った参加者との接触は首輪を外すための必須事項だ。
無論、知識があるだけでは首輪を外すことはできない。
知識によって解除の方法がわかっても、それを成しうる技術が無くては意味がないのだ。
だが、所さんはその技術を、力を持っている。
『スタープラチナ』。
他のスタンドを寄せ付けない圧倒的なパワーとスピード、精密動作性を持ち、『史上最高のスタンド』とまで称される力。
支給されたスタンドDISCにより発現したその力と、他の参加者の持つ知識さえあれば、この忌まわしき首輪を外すことだって可能かもしれない。

「まあ、そう簡単にはいかないだろうが……」

しかし、光明を見出していながらも所さんの表情は晴れない。
それもそのはず、所さんのプランは『工学系の知識を持った参加者がいる』という推論の上に成り立っている。
だが、主催者がわざわざ首輪を解除してこの殺し合いを破綻させられるような人物を参加者に選ぶとは思えない。
仮にそのような参加者がいたとしても、遭遇する前に殺されてしまうかもしれない。
さらに遭遇出来たとしても、首輪を外す企てを主催者に感知されてしまえばお終いだ。
最初の部屋で死んだ男のように首輪を爆破されてしまうだろう。
そこまで思考して、所さんはあることを思い出す。

「……待てよ? あの部屋で主催者に声を掛けられた奴がいたな。
 たしか……『書き手』と呼ばれていたはずだ」

『書き手』と呼ばれていた男と、その周りにいた数名。
あの時は主催者の突然の宣告に多少冷静さを失っていたが、今考えると彼らは異質な存在だ。
殆どの参加者が騒ぎ立てる中、彼らは冷静さを保っていた。
さらに、彼らは自分たちに付けられている首輪の機能と、自分たちが巻き込まれている状況を正確に把握しているかのようなことを言っていたした上、
主催者もそれを承知しているかのような口ぶりだった。
つまり、彼らはこのような殺し合いを経験したことがあるか、殺し合いについて詳しく知っているということだ。
そして、主催者はそれを承知のうえでこの殺し合いに呼んでいる。
彼らはこの殺し合いを破綻させうる存在だというのに。

「となると……案外工学系の知識を持った参加者もいるかもしれないな。
 もしくは彼らがそのような知識を持っているか。
 少なくとも、彼らとの接触が首輪解除への鍵になるのは間違いない」

無論、不安要素は大量にある。
彼らがこの殺し合いに否定的とは限らないし、彼らも殺されてしまうかもしれない。
それに、彼らの知識を以てしても首輪解除が出来るかどうかはわからない。
主催者が障害に成り得ないと判断したから参加させられている可能性だってあるのだ。
しかし、所さんの意志は変わらない。
やって失敗するのと、最初っからやらないのでは結果に変わりはない。
ならば成功する可能性があるだけやったほうが何倍もマシだ。

「そうなると、他の参加者との遭遇率を上げるためにも拠点となる場所が必要だな。
 この会場で拠点と成り得て、かつ参加者が集まりそうな場所。……あそこしかないな」

所さんは立ち止まり、前方に存在する建物を見据える。
そこにあったのは赤レンガ造りが印象的な東京の玄関、東京駅だった。





「ここにも参加者はいないか……」

駅内を一通り探索した所さんは、ベンチに腰掛けていた。
もしかしたら先客がいるかもしれないと思い駅内を探索したのだが、残念ながらそのような痕跡は発見できなかった。
しかし、探索は無駄足に終わったわけではない。
駅内にある店舗――コンビニや薬局など――は店員こそいないものの商品はしっかりと残っていたし、山手線が機能していることも確認できた。
身体を休めるには申し分のない環境が揃っているし、山手線のおかげで他のエリアへの移動も容易だ。
さらに、構内が広大な上に出口が複数あるため、殺し合いに乗った者に襲撃されても逃げ場が無くなる危険性がかなり低い。
単独で行動するにしろ集団で行動するにしろ、この東京駅は所さんの予想通り拠点としてかなりのスペックを擁していたのである。
無論、デメリットが無いわけではない。
構内が広大ということは殺し合いに乗った者が潜入してきても気づきにくいということだし、
出口が多いということは殺し合いに乗った者が入ってきやすいということだ。
しかし、この殺し合いの会場においてメリットのみを望むのは贅沢すぎることであり、多少は妥協する必要がある。

「さて、どうするか。この周囲を探索するか、山手線を利用して他のエリアへ行くか。それとも……『スタープラチナ』ッ!!」

立ち上がった所さんの声に合わせて、スタンド『スタープラチナ』が出現する。
このスタンドが如何に高性能であるかは前述のとおりであるが、使えるようになってからまだ数時間しか経っていないため、その性能を完全に引き出せているとは言い難い。
首輪の解除のためにも、自らの身を守るためにも、練度を高めておく必要があるだろう。

「こいつの扱いに慣れておくべきか……ん?」

所さんが今後の行動を決めかねていた、その時である。

「ねえ、こなた! どこに行くつもりなのよ?」
「うーん、特に決めてないけど、アキバも満喫したからねー。そろそろ首輪を外せそうな人とか探さなきゃね」
「そりゃあれだけコスプレグッズとか回収したら満足でしょうね! ……可愛かったからいいんだけど」
「……かがみん、何か言った?」
「な、なんでもないわよ!」

おそらく少女の物であろう声が二人分聞こえてきた。
どうやら他の参加者が入ってきたらしい。
複数人で行動しているということは、殺し合いには乗っていない可能性が高い。
それならば接触すべきだろう。どうせ今から姿を隠すことは出来そうにない。
そう考えた所さんはスタープラチナを一旦消し、二人の方を見る。

「それに首輪を外せる人なんてそんな簡単に見つかるもんじゃないと思うんだけど……って、こなた! 人がいるわよ!?」
「うわっ、ホントだ!? ……って、あれ所さんじゃない? おーい、所さーん!」
「ちょ、こなた!? 乗り気だったらどうするのよ!」

「……やれやれだぜ」

こちらに駆け寄ってくる背の小さな少女と、それを追いかけるツインテールの少女。
その姿を見ながら所さんは今日何度目かのため息をついたのだった。





【千代田区・東京駅構内/一日目・午後】


所ジョージ実在の人物
[状態]小疲労
[装備]スタープラチナのDISC@ジョジョの奇妙な冒険
[道具]支給品一式、ランダム支給品0~2(本人確認済み)、大量の本(技術書や生物図鑑等)@色々な作品
[思考]
基本:殺し合いには乗らないが、自己防衛はする。
1:目の前の少女たちに対処。
2:工学系の知識を持った参加者、及び『書き手』と接触したい。
3:東京駅を拠点として行動、仲間を集めたい。
4:時間があったらスタープラチナの練度を高める。
[備考]
※時を止められるかどうか不明です。
※東京駅内の施設をある程度把握しました。


泉こなたらき☆すた
[状態]:健康、柊かがみにドン引き
[装備]:レヴァンティン(待機モード)@魔法少女リリカルなのはA's、コスプレグッズ@色々な作品
[道具]:基本支給品 ランダム支給品0~2(確認済み)
[思考・状況] 基本:バトルロワイアルから脱出する。
1・所さんと話す。
2・首輪を外せる人、もしくは外す方法を探す。
3・かがみと行動するが、少し距離を置きたい。
4・できれば他の同行者が欲しい。早く。

[備考]
※店からコスプレグッズをいくつか拝借しました。


【柊かがみ@らき☆すた】
[状態]:後悔、自己嫌悪
[装備]:石@ボンガロ
[道具]:支給品一式、ソーディアン・ベルセリオス@テイルズオブデスティニー
    イナバ製作所製パニッシャー(重機関銃残弾残り弾数100%/ロケットランチャー残弾10発) @カオスロワ
[思考・状況] 基本:こなたと一緒にいたい。



【アイテム紹介】
コスプレグッズ@色々な作品

こなたがコスプレショップから拝借した服やウィッグなど。
具体的にどんな服なのかは後続の書き手さんにお任せします。


071:奇跡も、魔法も……あるかもしれない 投下順 [[]]
064:求めよ未知との遭遇 時系列順 065:そんな装備で大丈夫か?
047:ジョジョの奇妙なダーツの旅 カオスロワ外伝編 所ジョージ [[]]
043:百合展開?無い無い無い 泉こなた [[]]
043:百合展開?無い無い無い 柊かがみ [[]]

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