ああ、また酷いことに巻き込まれたなぁ……
それが私の、一番最初に思い浮かんだ率直な感想だった。
自分が死ぬ……ということには、今さら恐怖は覚えない。
今までに何度死にそうな目にあってきたか……数えきれない。
……ほとんどはお酒の飲み過ぎ、アルコールの過剰摂取やストレス性胃潰瘍が原因なんだけど。
あとは番組の収録中にうっかりライオンの檻に閉じ込められた時とか
スタッフがロープを固定し忘れたせいで、バンジージャンプが素ダイブになった時とかだ。
それが私の、一番最初に思い浮かんだ率直な感想だった。
自分が死ぬ……ということには、今さら恐怖は覚えない。
今までに何度死にそうな目にあってきたか……数えきれない。
……ほとんどはお酒の飲み過ぎ、アルコールの過剰摂取やストレス性胃潰瘍が原因なんだけど。
あとは番組の収録中にうっかりライオンの檻に閉じ込められた時とか
スタッフがロープを固定し忘れたせいで、バンジージャンプが素ダイブになった時とかだ。
でも別に私が死んでもなんら問題はない。
私には、歌の才能がないんだから。誰かを笑顔にしたり励ませる歌が歌えないんだから。
他の歌の才能に恵まれた人を、ただ見守ることしかできないんだから。
そう、私は死んでも構わない。だけど……私と違って未来のある人が死ぬのは……
自分が死ぬことより辛い。
国会議事堂で殺されたあの子も、きっと未来があったはずなのに。
もう一人の方は……ごめんなさい、特に悲しめなかった。何か物騒なことを言っていたし。
私には、歌の才能がないんだから。誰かを笑顔にしたり励ませる歌が歌えないんだから。
他の歌の才能に恵まれた人を、ただ見守ることしかできないんだから。
そう、私は死んでも構わない。だけど……私と違って未来のある人が死ぬのは……
自分が死ぬことより辛い。
国会議事堂で殺されたあの子も、きっと未来があったはずなのに。
もう一人の方は……ごめんなさい、特に悲しめなかった。何か物騒なことを言っていたし。
未来のある人の命を、路傍の石のように扱うあの主催者達は……許せない。
自分にどうしても自信が持てない、歌も酷い私が、酒浸り、弱音を吐いて……
それでも毎日を生きてこれたのは、彼らや彼女らのおかげ。
私には叶えることができなかった夢に、未来に向かって羽ばたく人達のおかげ。
その姿を見るだけで、私まで嬉しくなる。応援したくなる。
そして勇気も貰って……私も、もう一度頑張ってみようと思える。
……頑張っても駄目なものは駄目なのだけど。
だから私は影でいい。他の人の夢の実現をひっそり支えることを頑張る、それで満足。
危ない仕事は全部私が処理して、私が頭をさげれば済む話ならバック宙土下座も余裕だ。
輝かしい未来がある人達は、常に明るいところにいるべきなんだから。
自分にどうしても自信が持てない、歌も酷い私が、酒浸り、弱音を吐いて……
それでも毎日を生きてこれたのは、彼らや彼女らのおかげ。
私には叶えることができなかった夢に、未来に向かって羽ばたく人達のおかげ。
その姿を見るだけで、私まで嬉しくなる。応援したくなる。
そして勇気も貰って……私も、もう一度頑張ってみようと思える。
……頑張っても駄目なものは駄目なのだけど。
だから私は影でいい。他の人の夢の実現をひっそり支えることを頑張る、それで満足。
危ない仕事は全部私が処理して、私が頭をさげれば済む話ならバック宙土下座も余裕だ。
輝かしい未来がある人達は、常に明るいところにいるべきなんだから。
だから、こんな暗い世界にいてはならない。
一刻も早く、主催者を…………私が殺す。
そしてみんなを明るい世界に帰すんだ。
一刻も早く、主催者を…………私が殺す。
そしてみんなを明るい世界に帰すんだ。
だけど、そこに至るまでの過程をどうしようか。
主催者に会うための道は二つある。
他の参加者を殺して最後の一人になれば、おそらくサイン色紙を渡すために現れるはずだ。
そして願いごと……信じられないけど、東京都を丸ごと会場にしたり
あれだけの人数の参加者全員にこんな首輪をつけてみせた点を考えると本当なのかもしれない。
だとすれば『死者の復活後、私以外の参加者を、記憶を消して元の生活に戻して』
と願えばいい。それから主催者を殺して、私もそこで果てる……これが一つの道。
もう一つは、首輪を何らかの手段で外してしまうこと。
首輪さえ外してしまえば、主催者といえど私を殺すには私の前に現れるしかない。
この方法のいいところは、私が誰かを殺す必要性が下がるところだ。
優勝を目指すということは、私が未来のある人達を一度は殺すということ。
それをしなくて済むのは、非常に大きい。できればこの方法をとりたい。
だけど、当然デメリットもある。
首輪を外した瞬間、それは主催者への反逆であり願いが叶うことはなくなる。
それは死者の復活が、主催者に会うまでに出た犠牲者の復活が不可能ということ。
最悪なのは、首輪を外せずに禁止エリアに囲まれて死亡する展開だ。
主催者に会うための道は二つある。
他の参加者を殺して最後の一人になれば、おそらくサイン色紙を渡すために現れるはずだ。
そして願いごと……信じられないけど、東京都を丸ごと会場にしたり
あれだけの人数の参加者全員にこんな首輪をつけてみせた点を考えると本当なのかもしれない。
だとすれば『死者の復活後、私以外の参加者を、記憶を消して元の生活に戻して』
と願えばいい。それから主催者を殺して、私もそこで果てる……これが一つの道。
もう一つは、首輪を何らかの手段で外してしまうこと。
首輪さえ外してしまえば、主催者といえど私を殺すには私の前に現れるしかない。
この方法のいいところは、私が誰かを殺す必要性が下がるところだ。
優勝を目指すということは、私が未来のある人達を一度は殺すということ。
それをしなくて済むのは、非常に大きい。できればこの方法をとりたい。
だけど、当然デメリットもある。
首輪を外した瞬間、それは主催者への反逆であり願いが叶うことはなくなる。
それは死者の復活が、主催者に会うまでに出た犠牲者の復活が不可能ということ。
最悪なのは、首輪を外せずに禁止エリアに囲まれて死亡する展開だ。
私の前に用意された二つの道、どちらを進もう?
どちらにせよ、酔いどれ女にとって険しい道なのは間違いない。
どちらにせよ、酔いどれ女にとって険しい道なのは間違いない。
少しだけ。
少しだけ、こんな時だからこそ、私でも希望を持ってもいいのだろうか?
少しだけ、こんな時だからこそ、私でも希望を持ってもいいのだろうか?
私はこれから動く。あてもなくさまよう。
その先で出会うであろう、他の参加者。その一番最初の人。
最初に出会った人だけで、この会場にいる参加者のどれだけが優勝を目指しているかは判断できない。
けど、もし会えたのが、未来のある人や首輪を外して主催者を倒そうと思っている人だったら……
私はその人を支え、ともに首輪を外す方法、死者を増やさない方法を考えよう。
もし出会ったのが……理由はどうあれバトルロワイアルに乗った人だったら……
私はその人を殺して、他の人も殺して優勝を目指す。私の願いを叶えるために。
私は誰かが側にいないと、まともに決心もできない弱い女なのだ。
だから、身勝手かもしれないけれど。みんなの心が優しいことを信じて。
限りなく全てに近い参加者が、この暗い世界を壊そうとしていることを願って。
それが叶わなければ汚れた道を進み、全て無かったことにして、私も消えよう。
その先で出会うであろう、他の参加者。その一番最初の人。
最初に出会った人だけで、この会場にいる参加者のどれだけが優勝を目指しているかは判断できない。
けど、もし会えたのが、未来のある人や首輪を外して主催者を倒そうと思っている人だったら……
私はその人を支え、ともに首輪を外す方法、死者を増やさない方法を考えよう。
もし出会ったのが……理由はどうあれバトルロワイアルに乗った人だったら……
私はその人を殺して、他の人も殺して優勝を目指す。私の願いを叶えるために。
私は誰かが側にいないと、まともに決心もできない弱い女なのだ。
だから、身勝手かもしれないけれど。みんなの心が優しいことを信じて。
限りなく全てに近い参加者が、この暗い世界を壊そうとしていることを願って。
それが叶わなければ汚れた道を進み、全て無かったことにして、私も消えよう。
※
「…………すごい剣」
白髪のその女性は、その手に銀に輝く剣を持ってゆっくりと歩を進める。
夜遅く、酔っ払った露出度の高い美女はどんな目に遇うか?
彼女がそれを回避するために学んだ護身術の腕は、何故か無駄に上達してしまっていた。
少なくとも、優勝を考えることができるくらいに。
彼女がそれを回避するために学んだ護身術の腕は、何故か無駄に上達してしまっていた。
少なくとも、優勝を考えることができるくらいに。
(どちらの道にせよ、主催者を斬ることはかわらない。
そう考えると、無駄な上達も無駄じゃなかったてことなのかな?)
そう考えると、無駄な上達も無駄じゃなかったてことなのかな?)
できれば、この剣を汚す血は主催者のものだけであってほしいと願いながら。
酔っていないしっかりとした足取りで、彼女は進む。
分かれ道の道標を求めて……
酔っていないしっかりとした足取りで、彼女は進む。
分かれ道の道標を求めて……
【一日目・日中/足立区・住宅街】
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】メタルキングの剣
【道具】基本支給品一式
【思考】
基本:最終的には主催者を自分の手で殺す
1:これから出会う参加者のスタンスで、二つの道のどちらかを選ぶ
2:自分の死より他人の死の方が気になる
※他のボカロ勢との関係は現在は不明
【支給品解説『メタルキングの剣』】
ドラゴンクエストシリーズより。
カオスロワではメガザルロックや重音テトが所持していた。
特殊な効果は一切もたないが、伝説の剣に匹敵する程の高い切れ味が自慢の一品。
それ故入手できるのは一本限りと思いきや、カジノの景品にされていることもある。
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】メタルキングの剣
【道具】基本支給品一式
【思考】
基本:最終的には主催者を自分の手で殺す
1:これから出会う参加者のスタンスで、二つの道のどちらかを選ぶ
2:自分の死より他人の死の方が気になる
※他のボカロ勢との関係は現在は不明
【支給品解説『メタルキングの剣』】
ドラゴンクエストシリーズより。
カオスロワではメガザルロックや重音テトが所持していた。
特殊な効果は一切もたないが、伝説の剣に匹敵する程の高い切れ味が自慢の一品。
それ故入手できるのは一本限りと思いきや、カジノの景品にされていることもある。
| 013:もうみんな、死ぬしかない | 投下順 | 015:ボスの奇妙な叫び声 |
| 013:もうみんな、死ぬしかない | 時系列順 | 015:ボスの奇妙な叫び声 |
| 初登場! | 弱音ハク | 025:タケシの本当は怖い家庭の長 |