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テラカオスバトルロワイアル外伝
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信長とリンの戦国バトルロワイアル

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だれでも歓迎! 編集
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KAITO「今日も頑張ったなぁ・・・・・・アイスアイスっと」
???「YAーHAー!」
KAITO「誰!?」
信長「信長だけど。 ここ(タンス)さ、タイムマシンの出口になってんだよ」
KAITO「はぃ!?」
信長「今何年?」
KAITO「2011年・・・・・・」
信長「おおやったー未来じゃん。 未来人? ははははー。
   何ぼっとしてんの~? 茶でも入れてよ」

~間~

『pipipi、お湯が沸きました』

信長「うわぁ、しゃべったしゃべった! 何これ?」
KAITO「ピピ○とコンロです・・・・・・」

『ご飯が、炊けました』

信長「いいなんだよ~、そうだ利休呼んでいい?」
KAITO「利休?」
千利休「呼んだ?」


ガスでパっと明るくチョっといい未来
ガスp(ry

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「というのがワシとKAITOの出会いなんだ」
「はぁ・・・・・・」

私の名前はリン。 ちょっと変わってる(と言われる)6人兄弟の末っ子だ。
そんな私は、今、変なおじさんと食卓で話をしている。
流石に面と向かって言うことはできないけど、どう考えても変だから思うぐらいは許して欲しい。
21世紀という時代なのに髷を結い、戦国風の鎧を着て、あまつさえ歴史の偉人の『織田信長』を名乗っているのだ。

「ちなみにお主達のマスターとの出会いはな~」

聞いてもいないのにまた思い出話をし始める。
なんでもおじさんの話によると、私達兄弟は全員『VOCALOID』というロボットで、
親戚のネルお姉ちゃんは私とお兄ちゃんのマスター・・・・・・パートナーだということだ。
もちろん私も家族も人間だし、物心ついた時からの思い出もある。
双子の兄を始めとする兄弟の成長も、しっかり脳裏に焼き付けてある。
だからはっきり言って、私はこの人を言う事を話半分程度にしか聞いていなかった。


(胡散臭いなぁ・・・・・・)

おじさんの話を聞き流しながら、彼の作った『信長風気まぐれ炒め』を口に運ぶ。
甘酢ダレが味覚を刺激し、たまらず具材を噛み締める。
手のひらでなんとか包み込める程度の大きさの肉は、驚くほどあっさり潰されて、中からエキスが溢れ出す。
口内を侵食した肉汁はまたたく間に食道を通り、胃に達したところで空腹が消えていくことを感じた。

(あ、これおいしい)

だがそれは満腹にするには及ばず、まだ肉が口の中に残っているのにも関わらず箸を動かさせる。
脂身は、既にパイナップルを始めとする果実の酸味により洗い流されており、油料理特有のベタつきは一切無い。
だからいくらでも口に放り込む気になれる。
気まぐれに選んだ食材がここまで調和するものなのか。 白ご飯が無いことが実に惜しい。

まあ結局はただの酢豚なのだが。


(でもこれからどうしよう)

酢豚の品評を終えたところで、今後の動向について考え始める。
この殺し合いから生還するには主催の提示した条件、つまり自分以外の参加者が死ななければならないが・・・・・・
だからと言って殺し合いに乗る、これは愚考だ。
使える支給品はあったが、私一人で全ての参加者を殺害できるとは考えていない。
もしも優勝するとしても、参加者が少なくなるまで逃げ隠れながら武器を集め漁夫の利を狙うぐらいしかないだろう。
しかしそこまで事がうまく進むとは思えないし、何より14年間生きてきた上で積み重ねてきた倫理観がそれをさせようとしない。
よってこの選択肢は、初めから除外される。

(お兄ちゃん達だっているんだよね)

国会議事堂には私の兄の姿があった。
だが、そう都合よく私たち双子だけが呼び出されたとは思えない。
家族全員が呼び出されている可能性だってあるのだから、最悪の結末さえ予想しなくてはならない。
長兄と三女はとても優しい性格だ。
それ故に、お人よしな彼らは悪漢に騙されてしまうのかも知れない。
長女も長女で人が良いので、彼ら同様余り長生きできるタイプではないだろう。
次女の姿は見かけなかったが、そっちはいたとしても尻を叩くように要求している姿しか想像できない。 一応心配ではあるが。

一番心配なのは、次男であり双子の兄のレンお兄ちゃんである。
同じ双子なのに私よりも歌がうまい尊敬の兄だが、
臆病で、頼りなくて、卑屈で、綺麗な女の人に目がなくて、身内にすら顔を赤くする、
色んな意味でほっとけない兄だ。
今頃一人で膝小僧抱えて泣いているのではないだろうか。
妹として、今すぐにでも駆けつけたい衝動に駆られる。


「顔色悪いじゃん、どうしたの?」

俯いていたせいか、おじさんが顔を覗かせてきた。
おどけた態度は崩さないが、顔色が強張ってこちらの様子を伺っていることがわかる。
直後、何かを閃いたのか目と口を大きく開けた。

「わかったー パプリカが食べられないんだー!
 ダメだよVOCALOIDとはいえ好き嫌いしちゃ」

そして皿の上のパプリカを指差して見当違いの答えを出す、と同時私もため息を吐いた。
VOCALOIDというのはご飯も食べられるのだろうか。
普通ロボットなら、電気とかガソリンとかなんかその辺のもんで動くのではないだろうか。
未来から来たネコ型ロボットでもあるまいし、食物から機械に必要なエネルギーを生成するなんてありえるはずがない。
しかし、それを今訪ねたところで無駄である。

「それともどこか故障したのか? 残念ながらワシは自転車すら修理したことがないぞ」

いくら違うと否定したって、そう思い込んでしまっている相手には届かない。
私が彼を『私を信長だと言っている変わったおじさん』と見ているように、
彼の中では私は『VOCALOIDというロボットの鏡音リン』でしかないのだ。
水掛論を続けるつもりはないので、ここは流し、そして話を変えるように促した。

「違います、家族のことが心配になっただけです」

またからかいの種にされないようにと、今度はパプリカを食べながら受け答えをする。
すると、またもおじさんの顔が変化した。
神妙な顔立ちに右手を顎に添え、沈黙すること僅か数秒。

「まあKAITOのやつは堅物じゃが大丈夫だろ。 他のやつだってきっと大丈夫さ、な!」

数秒後、やはり元の笑顔に戻って両手で私の肩を叩いた。
はっきり言って私は、この人がどうしてここまで楽観的になれるのかがわからない。
相当腕っ節に自信があるのか、今この場で彼はとても無防備に感じられる。
大体、話に持ち出している家族達は今は別の所にいるのだ。
この状況でどうして彼らが危険に瀕していると想像できないのだろうか。
どうして襲われていると、殺されかけていると想像できないのだろうか。
それが不思議で堪らない。
不満が表情に表れていたのか、おじさんはやや眉を顰めさせて言った。

「うーん、ワシだってそりゃ少しは心配だよ?
 でもだからって、ここでうじうじ考え込んだってしょうがないじゃん。
 それよりこれからどうするか考えようよー」

おじさんは立ち上がって今にも外に飛び出さんとするために、準備体操を始める。
この悪趣味な企画で、ここまで明るく振舞えるのはこの人ぐらいではないだろうか。
この前向きさだけは見習いたいものだ。

「・・・・・・わかりました、ではまずは今後のことについて話し合いましょう」

これ以上は時間が惜しいので、本題に移るとしよう。
今こうしている間にも家族が危機に瀕しているかも知れないのだ。
時間を無駄にしないためには、ここで当面の目的を設定しておくべきであろう。
まずは現状を確認するべく、足元に置いてあったデイバッグに手を伸ばした。









「おーし、まずはKAITOのやつから迎えにいくぞー!」
「KAITOお兄ちゃんがいるかどうかはわからないんだけど・・・・・・」

話し合いが終わった矢先におじさんは民家を飛び出した。
最低限の行動方針は決定したため、これ以上篭城を続けるのは時間が勿体無いと判断したのだろう。
私は、殺し合いから脱出するために、首輪の解除を提案した。
これさえ外せば主催から逃げられる可能性が0ではなくなるし、複数人での生還も可能だからだ。

(主催者の目的は私達を殺すわけじゃない・・・・・・)

国会議事堂内では主催らしき人物に下手なことはするなと釘を刺されたが、
これをはったり以上のものだと考えはしなかった。
殺すことが目的であればとっくの昔に自分は死体となっている。
なのに態々このような催しを開くのは、殺し合いそのものに興味があるのだと思う。

(目的が『観察』なら、殺し合いを阻害するようなことをしなければ問題ない。
 だからうまく主催の目を掻い潜れば・・・・・・)

脱出も可能なはず。 そう考えると、何も見えなかったはずの暗闇の中に一筋の明かりを見つけられたような気がした。
もちろん首輪を解除できるものが出回っているとは思えないし、解除できる技術を持つ人間がそう都合よく
参加させられているとは思えないだろう。 でも、だからと言って答えがないとは限らないのだ。
もしかしたら主催の気づかぬ穴がどこかに存在するかも知れない。
その暗闇こそ自分達にとっての希望の光なのだ。
果てなく辛い道のりになりそうだが、家族全員が揃って歩くことはできるはず。
そしておじさんみたいな他の参加者達とも・・・・・・ってあれ?


「えーと新宿区はこっちでいいかな?」
「ちょ、おじさん!」

間の抜けた声が後ろの方角から聞こえてくる。
人の集まる新宿区へ向かおうとしていたのだが、あろうことか目的地と真逆の方向で歩いていたのだ。
いつのまにか彼は信号の向こうの交差点の前に立っており、今にも視界から離れそうな所にいた。

「おじさんそっち違う方角だよ!」
「おおリン、そんなところにいないで早くこっちこーい!」

腹の底からボイストレーニングの要領で思いっきり声を出すが、返事はやはり検討外れなものだ。
こちらの気持ちを知らずに、暢気に手を振っている。
あの人も、お兄ちゃん達同様やっぱりどこか変わっている。

「だから違うってばー!!」

声をかけているのではあるが、おじさんは未だに交差点から動こうとしないため、
仕方なく迎えにいってやることにした。 正直後先不安である。



【杉並区・住宅地/1日目・日中】

【織田信長@実在の人物
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品、不明支給品1~3
[思考]
基本:KAITO達を救い、主催を討つ。
 1:リンと行動する。
 2:KAITOとその家族とそいつらのマスターを探す。
 3:リンのやつ少しおかしいなー
【備考】
※KAITOと同じ世界(=VOCALOIDはロボット)から参戦です。
※KAITOのマスターで、他のVOCALOIDとそのマスターのことも知っています。
※鏡音リンのことを、自分のいた世界と同一人物だと思っています。

【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】:健康
【装備】:なし
【道具】:基本支給品、不明支給品1~3
【思考】
基本:家族と共に生還する
 1:信長と行動する。
 2:家族を探す。
 3:信長に疑念・・・・・・だが善人らしいので今は適当に流しておく。
 4:首輪を外す手がかりを見つける。
【備考】
鏡音レンと同じ世界から参戦です(=ただの人間)
※名字は『鏡音』ではありません(=KAITO達全員が家族で同じ名字のため、『初音』等は芸名)
※織田信長のことは、『ちょっと変わったおじさん』程度にしか思っていません。
※鏡音レンの参加を確認済みです。


※二人で新宿区を目指しています。


018:いくつものIを重ねて/もってけ!運命のガイアメモリ! 投下順 020:ASH TO ASH
018:いくつものIを重ねて/もってけ!運命のガイアメモリ! 時系列順 020:ASH TO ASH
初登場! 織田信長 059:マシンでつきぬけろ!
初登場! 鏡音リン 059:マシンでつきぬけろ!

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