東方ファイトスレ @まとめウィキ

10スレ第28戦(2)

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匿名ユーザー

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――今回の東方ファイトは緑髪苦労人ペア(早苗・大妖精)VS魔界の主従ペア(神綺・夢子)。
それでは早速現場へつなぎます。ルーミアさん、お願いいたします――

「今回の勝負は期限切れ牛乳の飲み比べ。ある意味妖怪牛乳なのだ」

その微妙な説明に、いまいちピンと来ていない大妖精と魔界組。
その一方、外界出身で意味を知っている早苗は複雑な表情だ。

「(賞味期限が1週間くらい過ぎているだけなら、あまり問題ないはずよね……)」

皆様はご存知だろうが、賞味期限は多少過ぎただけなら、味が落ちる程度で済む。
だが次の瞬間、早苗は驚愕することになる。

「え……」

目の前に現れたのは、“消費”期限から数日たったものから1年くらいたったものまで無駄にバラエティに飛んだ牛乳。
早苗の顔が一気に蒼褪める。大妖精も早苗の様子を見て不安になる。

「この妖怪牛乳を4人で飲めるだけ飲んでもらうのだ。それぞれのペアの合計が多いほうが勝ち」

早苗は大反対した。必ず、この邪知暴虐なジャッジを止めなければならぬと強く感じた。
しかししっかり待機していた永琳の「私がいる限りは大丈夫よ、多分ね」という一言で、
早苗の反対もむなしく試合は行われることとなった。

「それでは試合開始!」

いっせいに期限切れの牛乳を飲むという、妙な光景が広がる。
最初のほうはあまり日がたっていないものから始まる。

「ん……んぅ、ごく、ごく……ううう……」
それでも苦しそうな早苗。やはり外を知っているからこそ一番苦しいのか。
余裕を見せていた3人も牛乳の状態が悪いものになるにつれて、徐々に苦しそうになる。
「(うう……トラウマ過ぎるわ)」
「(早苗さん、アレな顔だったけど、意外と美味し……くない)」
いろいろと必死な緑髪ペア。
「神に不可能なんてないッ!」
「そういっている暇があるなら飲んでください神綺様」
余裕があるようで結構やばげな魔界ペア。
「ん~、それにしても大変そうなのにみんながんばってる……」
とルーミアが感心しているのもつかの間。
「それにしてもおいしいなーぶふあぁっ!?」
盛大に叫び、盛大に一気飲みしようとし、盛大に吹く魔界神。
「……これはアウトね」
永琳のその一言で、神綺アウト。結果はコップ3杯(600ml)+56ml。

残された夢子も、一方の緑髪チームもすでに限界が近づいている。

「(まだ、まだ負けるわけにはいかないわ……はっ!?)」
その瞬間、早苗が動いた。
「……幻想郷では常識にとらわれてはいけないのですよね」
「早苗さん?」
「大妖精、よくわからないけど、東方ファイトに出場するからには勝たなければなりません」
「あの……」
「そのためには命を落とすことも省みない。だから私は一気に行きます」

「ああっとさなえ選手、スピードが急に上がってる!」

人間離れしたスピードで飲む早苗。10杯、11杯、12杯……。
大妖精はあまりの早苗の豹変振りにびっくりしそのまま気絶。結果はコップ7杯+99ml。
一方魔界ペアの夢子はあまり気にしていない様子。
そして……
「やっぱり現人神たる私ったら最強ね……っうええええっぷ!?」
案の定ものすごいことになった早苗。結果は21杯+52ml。

「人間ごときが、無理をするから……」
最後に残った夢子。自分のペースで、着々と記録を伸ばしていく。
そして、夢子もついにアウト。ただし理由は満腹
かなり時間がたっていたようで、司会のルーミアは寝ていた。
「ルーミアさん、おきてください」
「んぉ~? ゆめこ選手どうしたのぉ?」
「もうおなかが限界です」
「体調自体はだいじょうぶなのかー」

結果は。

「50杯……す、すごい」
「魔界人をなめてもらっては困ります」

「さて、最終結果を発表するのだ。
緑髪チーム:7杯+21杯+99ml+52ml=5751ml
魔界チーム:3杯+50杯+56ml=10656ml
「というわけでしんき・ゆめこペアの勝利!」

――今回の対決はいかがでしたでしょうか?
皆様はちゃんと消費期限以内に飲んでくださいね。それではごきげんよう!


















































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