カサカサカサカサ…
ちくちくちくちく…
ここは魔法の森・アリス宅の一室。
ここでは今2人の少女と1人の女性そして2匹の畜生と1体の人形が黙々とファイトを行っている。
ちくちくちくちく…
カサカサカサカサ…
今回のファイトは筵織り。古来より農家の手軽な資金稼ぎとして行われてきた
伝統的な内職である。
そのようとは多岐にわたり、敷物から建築資材さらには天皇や貴族の通路の敷物（現在の赤じゅうたんに相当するもの）
として、用いられることもあった…。
ちくちくちくちく…カサカサカサカサ…
…しかし、どんな輝かしい経歴があったとしても、その製造方法藁やイグサなどの草をひたすら編むという
いたって地味なものである。
さとり「ふぅ…これで4958枚目ね…」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ」
さとり「あら、貴方は5068枚目なのね。流石あの人形師の所有する人形だけあって手先が器用ね。」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ」
ちなみに、現在ファイトの開始が宣言され2時間が経とうとしている。
この短時間でこの数を編み上げているのだから流石妖怪といったところか。
永琳「はい、これで1万飛んで28枚目」
美鈴「は、早いですね…私はまだ100枚しか…」
ナズーリン「貴女は力を入れすぎなのだ。さっきから何枚ダメにしているんだ?」
美鈴「ご、ごめんなさい…こういうちまちましたの苦手で…（ブチッ）…あっ…また切れた…」
永琳「そういう貴女だってまだ500枚いってないじゃない。あまり、この子の事いえないんじゃなくて?」
ナズーリン「…面目ない…どうも気になる視線が…」
お燐「ｼﾞｰｰｰｰｰ」
さとり「お燐。手がお留守よ。このファイトに勝ったらご褒美にあのネズミあげるから我慢しなさい。」
お燐「わかってるんですが…どうしても本能に逆らえなくって…ｼﾞｰｰｰｰ」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ（これで6598枚目～）」
カサカサ…ちくちく…カサカサ…ちくちく…
そろそろ3時間が経過しようとしている。
時折今のような短い会話がなされるがそれ以外はほとんど全員無言である。
美少女達が小さな小部屋に敷き詰められ、黙々と筵を織っている…そこには華やかさの欠片もなく、なんとなくシュールな光景だ…
ちくちくちくちく…
ここは魔法の森・アリス宅の一室。
ここでは今2人の少女と1人の女性そして2匹の畜生と1体の人形が黙々とファイトを行っている。
ちくちくちくちく…
カサカサカサカサ…
今回のファイトは筵織り。古来より農家の手軽な資金稼ぎとして行われてきた
伝統的な内職である。
そのようとは多岐にわたり、敷物から建築資材さらには天皇や貴族の通路の敷物（現在の赤じゅうたんに相当するもの）
として、用いられることもあった…。
ちくちくちくちく…カサカサカサカサ…
…しかし、どんな輝かしい経歴があったとしても、その製造方法藁やイグサなどの草をひたすら編むという
いたって地味なものである。
さとり「ふぅ…これで4958枚目ね…」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ」
さとり「あら、貴方は5068枚目なのね。流石あの人形師の所有する人形だけあって手先が器用ね。」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ」
ちなみに、現在ファイトの開始が宣言され2時間が経とうとしている。
この短時間でこの数を編み上げているのだから流石妖怪といったところか。
永琳「はい、これで1万飛んで28枚目」
美鈴「は、早いですね…私はまだ100枚しか…」
ナズーリン「貴女は力を入れすぎなのだ。さっきから何枚ダメにしているんだ?」
美鈴「ご、ごめんなさい…こういうちまちましたの苦手で…（ブチッ）…あっ…また切れた…」
永琳「そういう貴女だってまだ500枚いってないじゃない。あまり、この子の事いえないんじゃなくて?」
ナズーリン「…面目ない…どうも気になる視線が…」
お燐「ｼﾞｰｰｰｰｰ」
さとり「お燐。手がお留守よ。このファイトに勝ったらご褒美にあのネズミあげるから我慢しなさい。」
お燐「わかってるんですが…どうしても本能に逆らえなくって…ｼﾞｰｰｰｰ」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ（これで6598枚目～）」
カサカサ…ちくちく…カサカサ…ちくちく…
そろそろ3時間が経過しようとしている。
時折今のような短い会話がなされるがそれ以外はほとんど全員無言である。
美少女達が小さな小部屋に敷き詰められ、黙々と筵を織っている…そこには華やかさの欠片もなく、なんとなくシュールな光景だ…
カサカサ…ちくちく…ｶﾞﾁｬｯ!!
映姫「皆さんお疲れ様です。5時間が経過しました。ファイト終了です!!」
美鈴「やっと終わった!!」
永琳「3万飛んで45枚目…っと」
さとり「やれやれだわ。」
お燐「うにゃーーーー!!」
ナズ「うわぁ!!いきなり飛び掛ってくるんじゃない!!ちょっと、誰かこの猫を止めてくれ!!」
アリス「上海お疲れ様。」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ」
さとり「『ぜんぜん余裕!』だそうよ」
お燐「ネズミﾊｧﾊｧ」
ナズ「ちょっと…だれか…」
永琳「で、作った筵はどうすればいいのかしら?」
映姫「あ、貴女達のはそっちの箱に…さとりたちのは向こうの箱にお願いします。」
美鈴「この量だと流石に重いですね…どっこいしょ!!」
アリス「さとりたちのは私達が運ぶわね。みんな手伝って!!」
お燐「ｳﾌﾌﾌﾌﾌﾌ」
ナズ「ひぃぃぃぃぃぃ」
さとり「…お燐、脅かすのもそれくらいにしなさい。」
お燐「は～い。フフフ、お姉さんびっくりした?」
ナズ「は、ははは…悪い冗談はほどほどにしておいてくれ…（でもあの眼はマジだった…）」
映姫「それでは、検品いたします。少々お待ちを…さとりチームのはアリス任せていいですか?」
アリス「えぇ、任せて頂戴。
映姫とアリスはそういうと大量に詰まれたござの前に座り眼にも留まらぬ速さで腕を動かし始めた
映姫「これは黒!!これは白!!これは…微妙だけど白ね!!」
アリス「これは合格、これはダメ!!…なによこれ猫の毛混じってるわよ!!」
大量にあった筵が瞬く間に識別され、合格品には判子が押されていく。
そして、検品開始から30分で映姫とアリスの手が止まった。
映姫「選定終わりました。」
アリス「こっちも終わったわ。」
映姫「結果、永琳チーム42378枚さとりチーム42927枚でさとりチームの勝利です!!」
さとり「ふぅ、やったわね。」
お燐「正直途中から勝負なんてどうでも良くなってたけどね。」
美鈴「いいトレーニングになりました!!イタタ…手が…」
永琳「う～ん惜しいわねぇ…45000枚はいけると思ったんだけど…」
ナズ「…このような精神的拷問は出来れば今後勘弁してもらいたいところだね…」
映姫「それは、今後の安価次第ですね。
なお、本日作っていただいた筵はすべて人里の貧しい家々に配られることになります。
それでは、皆さんお疲れ様でした。次回のファイトもお楽しみに。」
映姫「皆さんお疲れ様です。5時間が経過しました。ファイト終了です!!」
美鈴「やっと終わった!!」
永琳「3万飛んで45枚目…っと」
さとり「やれやれだわ。」
お燐「うにゃーーーー!!」
ナズ「うわぁ!!いきなり飛び掛ってくるんじゃない!!ちょっと、誰かこの猫を止めてくれ!!」
アリス「上海お疲れ様。」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ」
さとり「『ぜんぜん余裕!』だそうよ」
お燐「ネズミﾊｧﾊｧ」
ナズ「ちょっと…だれか…」
永琳「で、作った筵はどうすればいいのかしら?」
映姫「あ、貴女達のはそっちの箱に…さとりたちのは向こうの箱にお願いします。」
美鈴「この量だと流石に重いですね…どっこいしょ!!」
アリス「さとりたちのは私達が運ぶわね。みんな手伝って!!」
お燐「ｳﾌﾌﾌﾌﾌﾌ」
ナズ「ひぃぃぃぃぃぃ」
さとり「…お燐、脅かすのもそれくらいにしなさい。」
お燐「は～い。フフフ、お姉さんびっくりした?」
ナズ「は、ははは…悪い冗談はほどほどにしておいてくれ…（でもあの眼はマジだった…）」
映姫「それでは、検品いたします。少々お待ちを…さとりチームのはアリス任せていいですか?」
アリス「えぇ、任せて頂戴。
映姫とアリスはそういうと大量に詰まれたござの前に座り眼にも留まらぬ速さで腕を動かし始めた
映姫「これは黒!!これは白!!これは…微妙だけど白ね!!」
アリス「これは合格、これはダメ!!…なによこれ猫の毛混じってるわよ!!」
大量にあった筵が瞬く間に識別され、合格品には判子が押されていく。
そして、検品開始から30分で映姫とアリスの手が止まった。
映姫「選定終わりました。」
アリス「こっちも終わったわ。」
映姫「結果、永琳チーム42378枚さとりチーム42927枚でさとりチームの勝利です!!」
さとり「ふぅ、やったわね。」
お燐「正直途中から勝負なんてどうでも良くなってたけどね。」
美鈴「いいトレーニングになりました!!イタタ…手が…」
永琳「う～ん惜しいわねぇ…45000枚はいけると思ったんだけど…」
ナズ「…このような精神的拷問は出来れば今後勘弁してもらいたいところだね…」
映姫「それは、今後の安価次第ですね。
なお、本日作っていただいた筵はすべて人里の貧しい家々に配られることになります。
それでは、皆さんお疲れ様でした。次回のファイトもお楽しみに。」
