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4スレ第9戦(2)

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匿名ユーザー

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永江衣玖 VS 犬走椛
目上の者にどれだけ無礼を働けるかチキンレース
マジギレされたら負け
衣玖の目上の者は天子。椛の目上の者は文。

二次作品では椛ラブで、ある程度常識(良識ではない)もわきまえている文と、
衣玖の上司(正確には上司の娘?)にあたるが、
直接は衣玖と友好関係でない上、キレやすく身勝手な天子。
この勝負は明らかに衣玖の不利であった。

試合は始まり、おっかなびっくりながらもタメ口で文としゃべったり
わざとお茶をこぼしたりしていく椛に、文は多少ムカッときてたがマジギレすることはなかった。
むしろかわいいと思っていた。椛かわいいよハァハァ状態のせいで、逆に椛がちょっと引いていた。
こうして少しずつポイントを稼いでいく椛と対照的に、衣玖の方は全く微動だにしなかった。
このままじゃ負けてしまうぞ…と思った矢先に、衣玖が突然動いた。

「総領娘様、そこに座りなさい」
いきなり高圧的な口調で切り出す衣玖。
「ハァ?何でアンタの言うこと聞かなくちゃなんないのよ」
反論する天子だったが、衣玖は構わず続ける。
「あなたは少し反省が足りないようですね。
 緋想の剣を勝手に使って幻想郷の気質をメチャクチャにしたこと…
 そして博麗神社の下に勝手に要石を埋めたこと…」
「もう終わったことだからいいじゃない」
しれっと答える天子に対して、衣玖は少し怒りを覚えた。
「あなたは自分でどういうことをしたのか分かっているのですか?
 幽霊の気質を斬ると、輪廻転生の循環が乱れる。
 そして要石を埋めることは将来の大地震を確実に招くことを意味する。
 あなたの身勝手な行動で、どれほどの犠牲が出るのか分かっているのですか?」
「そんなの知ったことじゃないわよ。どうせ天人の私には関係ないことだし」
天子のあまりに無責任な物言いに、先にブチキレたのは衣玖の方だった。
「…そういえばこの勝負は、目上の者にどれだけ無礼を働いてもいいんでしたよね?
 では遠慮なく無礼を働くとしましょうか。」
衣玖の緋の衣がくるくると回り、ドリルの形を作っていく。
「さて、総領娘様。覚悟はよろしいでしょうか?」
すでに衣玖の目は正気ではなく、流石に天子も危機感を覚えて後ずさりをした。
「な…何をする気なの?変なことしたらタダじゃすまないわよ…ひぃっ!」
衣玖のドリルがうなりを上げて天子の腹部にヒットし、天子は吹っ飛ばされた。
天子は壁にドゴォンと派手な音を立ててぶつかった。
「うっ、げふっ!」
「天人の体が半端に丈夫なことは不幸でしたね。
 これからもっと地獄を味あわなければならないのですから」
ドリルを受けて吹っ飛んだ天子に、衣玖が笑顔で迫ってくる。
「なっ、何するのよ!いい加減にしないと怒るわよ!」
「ええ、どうぞ怒りたいだけ怒ってください。
 でも本当に怒っているのは私の方だということをお忘れなく」
周囲の気質が変わっていく…吹きすさぶ台風は、
まるで衣玖の怒りを現すかのように暴れ狂っていた。
衣玖の周囲に電気が集まっていく。
最大電流を纏ったドリルは明らかな殺意をもって、天子に迫ってくる。
「ひっ…もうやめてっ…反省するからぁっ…」
「聞く耳持ちません」
ドリルが再び天子にヒットした。すさまじい衝撃とともに電流を送られて再び吹っ飛ぶ天子。
天子が吹っ飛んだ衝撃は壁は木端微塵にし、地面を大きく抉った。
倒れた天子が苦しそうに呻き声を上げる。もう立てないようだった。
「もっ、もうやめてちょうだい。ホントに死ぬっ…死んじゃうからぁっ」
「その程度で死ぬわけないでしょう?さて、続けますか。」
笑顔でゆっくり迫ってくる衣玖。とうとう天子は泣きだした。
「ごめんなさいごめんなさいっ!もう二度と勝手なことはしませんっ!
 本当に反省しますっ!だから許してお願いっ!!」
だだっ子のように泣きじゃくる天子に対して、衣玖は非情に言い放った。
「許しません」
そして再びうなりを上げるドリル…


流石にあれを超える無礼を椛はすることが出来なくて、勝負は文句なく衣玖の勝利となった。
そして誰もが「今後衣玖さんを怒らせないようにしよう」と心の中で思ったとさ。


~後日~
「衣玖お姉さまーーーーっ!私を叱って!ぶって!あのときのように!」
「…まるっきり逆効果だったようね」
































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