東方ファイトスレ @まとめウィキ

11スレ第26戦

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匿名ユーザー

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蜘蛛と蛍、本来は実は食う者か食われる者の関係である。
「あら、可愛らしい坊やだね。こんなうどんよりあなたが食べたいわ」
「私は女の子だ!」
「私は別にどちらでもかまわないけど?」
リグルに怪しげな流し目を送るヤマメ。
もっとも、現実は目の前の赤いうどん(きつね的な意味ではない)を直視できなかったからである。

開始の合図から1分経過、二人ともそのうどんを見つめたまま一歩も踏み出せない。
この勝負、先に動いた方が負ける。そう察しているのだ
「おいおい、せっかくのうどんがのびる。早く食べてくれよ」
背後に不死鳥の気配を漂わせながら妹紅が急かせば、。
「このままでは、両者失格ですよ」
映姫もあまりの硬直にそう急かす。

「えいや」
先に動いたのはヤマメであった。さすがディ○ニーさえ恐れない女である。
だが一口食べただけで、一気に表情が変わり、思わず口を押さえる。
そして、横にいたリグルに飛びつき、無理矢理その唇を奪った。
「○×△!!?」
思わぬ事態に驚いたリグルだったが、それ以上に、ヤマメの唾液から流れ込んだあのうどんの辛味が、
既に強烈な痛みとなって口の中に広がる。
我慢できず一気に水を飲むリグル。
「殺す気かー!蛍は綺麗な水にしか生息しないんだぞ!!」
「飲んだわね、あなたの負けよ。でもこんなサービス、めったにしないんだからね」
ヤマメがニヤリと笑うが、それを制止するように映姫様の笛が鳴らされた。
「いえ、あなたの負けですよ。倫理的にも他にもいろいろとそこまでよですが、
あなたの行為は唾液を求めてのものと見なし、正規のジャッジに基づいてもあなたの負けとなります」
「ええ!?」
こうして勝敗は決し、この勝負、リグルの勝ちとなった。

「初めてのキスは、辛子の痛みの味がした……」
その夜、リグルは人知れず泣いたという。













































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