今回の勝負はケロちゃん（本体） VS にとりと椛の霧雨邸のお掃除勝負
「その前に……本体は『下の方』でいいんですよね？」
「あーうー？」
きょとんとした顔の諏訪子。
「何を言ってるんですか？」
腑に落ちない表情のにとり。
「激務で疲れてるんじゃ？」
可哀そうな者を見る目を向ける椛。
「サッサトハジメヨウゼ」
「ちょっ、最後のは誰ですか!!」
驚愕する映姫をを放置し、霧雨邸の扉を開ける一同。
「あーうー？」
きょとんとした顔の諏訪子。
「何を言ってるんですか？」
腑に落ちない表情のにとり。
「激務で疲れてるんじゃ？」
可哀そうな者を見る目を向ける椛。
「サッサトハジメヨウゼ」
「ちょっ、最後のは誰ですか!!」
驚愕する映姫をを放置し、霧雨邸の扉を開ける一同。
（幻聴……？ 疲れてるのかなぁ）
気を取り直して霧雨邸中を覗いた映姫は絶句。
「こ、これは」
無造作に置かれた魔道具の数々、飛び散った薬品の染み、積み重なった書類の陰から聞こえるカサカサという音。
まさに混沌としか呼べない有様である。
「えっと、にとりさんと椛さんはあちらの部屋、諏訪子さんはこちらの部屋です。制限時間は５分。ではスタート！」
気を取り直して霧雨邸中を覗いた映姫は絶句。
「こ、これは」
無造作に置かれた魔道具の数々、飛び散った薬品の染み、積み重なった書類の陰から聞こえるカサカサという音。
まさに混沌としか呼べない有様である。
「えっと、にとりさんと椛さんはあちらの部屋、諏訪子さんはこちらの部屋です。制限時間は５分。ではスタート！」
早く終わらせたい一心で無茶苦茶な制限時間を設定した映姫、５分後に二つの部屋を見てまたまた絶句した。
両部屋とも片付いている、というか家具から壁から一切がなくなり完全な吹き抜けになっていたのだ。
「万能掃除機で吸い込みました」
「天狗の風で吹き飛ばしました」
「オイシクイタダキマシタ」
両部屋とも片付いている、というか家具から壁から一切がなくなり完全な吹き抜けになっていたのだ。
「万能掃除機で吸い込みました」
「天狗の風で吹き飛ばしました」
「オイシクイタダキマシタ」
「……双方よく頑張りましたね、甲乙つけがたしということで勝負は引き分けです」
もはや全ての気力を無くした映姫は「上の人もお疲れ様です」とだけ言ってその場を去って行った。
もはや全ての気力を無くした映姫は「上の人もお疲れ様です」とだけ言ってその場を去って行った。
結果：映姫のなげやりジャッジによりドロー
「おおぅ!? わたしの家が、蒐集品がぁっ!!」
