霊夢「 さあ、とことん飲んで食べるわよ!! 」
一同「「 お~!! 」」
ルーミア「…おー」
勇儀「…おォン」
幽々子「あうぅ…」
萃香「ちくしょう」
勇儀「…おォン」
幽々子「あうぅ…」
萃香「ちくしょう」
今日は年に数回の博麗神社大宴会。人妖ともに集まってのどんちゃん騒ぎの中で、
一際テンションの低い集団がいた。東方ファイトに参加中の鬼二人組と腹ペコ二人組である。
一際テンションの低い集団がいた。東方ファイトに参加中の鬼二人組と腹ペコ二人組である。
萃香「…せっかくの宴会があぁぁ~……」
幽々子「妖夢。貴女は私に構わず宴会を愉しみなさい。うふふ…」
妖夢「へ、変なプレッシャーかけるのやめて下さいよ幽々子様!?」
勇儀「地底から招待されて来たってのに…。これじゃあ生殺しだねぇ」
ルーミア「あっ。…みすち~は宴会の料理じゃないから食べてもいいよね?」
ミスティア「おや、今日はみすち~は来ていないんじゃよ?(裏声)」
ルーミア「そーなのかー…。うあぁー…」
幽々子「妖夢。貴女は私に構わず宴会を愉しみなさい。うふふ…」
妖夢「へ、変なプレッシャーかけるのやめて下さいよ幽々子様!?」
勇儀「地底から招待されて来たってのに…。これじゃあ生殺しだねぇ」
ルーミア「あっ。…みすち~は宴会の料理じゃないから食べてもいいよね?」
ミスティア「おや、今日はみすち~は来ていないんじゃよ?(裏声)」
ルーミア「そーなのかー…。うあぁー…」
萃香はともかく、前回のファイトから禁酒している星熊勇儀、
永琳から糖尿病予備軍と診断されお菓子諸々を制限されている西行寺幽々子、
同じく痛風の疑いで肉等の脂っこい食べ物を制限されているルーミアには
今回の勝負内容は酷としか言いようがなかった。
永琳から糖尿病予備軍と診断されお菓子諸々を制限されている西行寺幽々子、
同じく痛風の疑いで肉等の脂っこい食べ物を制限されているルーミアには
今回の勝負内容は酷としか言いようがなかった。
霊夢「もはや正確な判断ができないほど餓えているのね…。
鬼共は別として、永琳に久々に自由に飲み食いを許可されたあの二人は気の毒としか言えないわね。
…一応言っておくけど、暴れたら即攻で封印するわよ。
私だってあんた達に付き合って食べるの我慢しているんだからね?」
鬼共は別として、永琳に久々に自由に飲み食いを許可されたあの二人は気の毒としか言えないわね。
…一応言っておくけど、暴れたら即攻で封印するわよ。
私だってあんた達に付き合って食べるの我慢しているんだからね?」
最終手段すら霊夢に封じられた四人は仕方なく勝負を開始。
しかし、2時間程経過したところで、連中もいよいよ我慢の限界に達していた……。
しかし、2時間程経過したところで、連中もいよいよ我慢の限界に達していた……。
萃香「 も う 無 理 だ ぉ (#^ω^) 」
ルーミア「仕方ないよねー。…ねー、すいか。私のリボン取ってくんない? EX化するから」
勇儀「もはや怪力乱神を語らざるを得ない。あたしは正面から行く。萃香は霊夢の背後に廻れ」
ルーミア「仕方ないよねー。…ねー、すいか。私のリボン取ってくんない? EX化するから」
勇儀「もはや怪力乱神を語らざるを得ない。あたしは正面から行く。萃香は霊夢の背後に廻れ」
幽々子「いよいよ最後の手段かしらね~。 妖夢~?ちょっといいかしら~?」
妖夢「お呼びでしょうか幽々子様。 ……はっ。かしこまりました!」
妖夢「お呼びでしょうか幽々子様。 ……はっ。かしこまりました!」
妖夢「お待たせしました」幽々子「ありがと妖夢。 (コクッ…) …じゃあ、始めましょうか…」
他の三人が今まさにあばれだそうとした時、幽々子が妖夢を呼ぶ。
――暫くして水の入った柄杓を持って妖夢が戻ってくる。
幽々子はその水を一口含み、開いた場所へと陣取る。
――暫くして水の入った柄杓を持って妖夢が戻ってくる。
幽々子はその水を一口含み、開いた場所へと陣取る。
魔理沙「…んっ? 幽々子は何をする気だ?」
紫「あら。幽々子にしては気が利くじゃない」
藍「紫様?西行寺様が何をするのかご存知で?」
紫「うふふ…。」
紫「あら。幽々子にしては気が利くじゃない」
藍「紫様?西行寺様が何をするのかご存知で?」
紫「うふふ…。」
皆が注目するなか、幽々子は懐から朱い紙吹雪を取り出し宙に放る。 …そして、優雅に舞を舞い始めた…。
幽々子「 ……。 」
ルーミア「…お―…。」
萃香「…綺麗だなぁ…。勇儀、あれ見てるか~?」
勇儀「あぁ。…粋だねぇ。…こりゃ、我慢競べなんざしてらんないわな」 ゴソゴソ…
萃香「…綺麗だなぁ…。勇儀、あれ見てるか~?」
勇儀「あぁ。…粋だねぇ。…こりゃ、我慢競べなんざしてらんないわな」 ゴソゴソ…
舞い散る紙吹雪はやがて紅葉した椛の葉へと変わり、その中で艶やかに舞う幽々子。
宴の中で映えるまさに幻想的な風景に、堪らず勇儀は酒を取り出した。
宴の中で映えるまさに幻想的な風景に、堪らず勇儀は酒を取り出した。
萃香「あぁ――っ!! 勇儀!呑んじゃうのか!?」
勇儀「…馬鹿だねぇ萃香。こんな上等な肴があるんだ。呑まなきゃ酒に失礼ってモンさな(グビグビ)」
萃香「あぁ~、呑んじゃった。私達の負けだぞ…。
…こうなったらヤケ酒だ! 勇儀ィ!!私にも酒よこせー!!」
勇儀「…馬鹿だねぇ萃香。こんな上等な肴があるんだ。呑まなきゃ酒に失礼ってモンさな(グビグビ)」
萃香「あぁ~、呑んじゃった。私達の負けだぞ…。
…こうなったらヤケ酒だ! 勇儀ィ!!私にも酒よこせー!!」
ルーミア「…? 勝ったのかー?」
霊夢「どうやらそうみたいね。 …でも、そんな野暮なことどうでもいいじゃないの。
…さて、私達も宴を愉しもうじゃない。 …幻想郷では愉しんだもの勝ちよ?」
ルーミア「そーなのかー。 ……うん、そーだね! よーし、食べるぞ~!」
霊夢「どうやらそうみたいね。 …でも、そんな野暮なことどうでもいいじゃないの。
…さて、私達も宴を愉しもうじゃない。 …幻想郷では愉しんだもの勝ちよ?」
ルーミア「そーなのかー。 ……うん、そーだね! よーし、食べるぞ~!」
妖夢「お疲れ様でした幽々子様! とっても素敵でした!」
幽々子「はぁ~…。も~、お腹ペコペコだわ~。妖夢~ご飯~」
妖夢「うわ~台なしだぁ……。
…あ、しばしお待ちを、ただ今片っ端から持って来ます!」
幽々子「はぁ~…。も~、お腹ペコペコだわ~。妖夢~ご飯~」
妖夢「うわ~台なしだぁ……。
…あ、しばしお待ちを、ただ今片っ端から持って来ます!」
結果:幽々子&ルーミア組が優雅に勝利