「今回はおでんの早食いです。ちょっと奮発して25メートルプール一杯に用意してみました」
会場にはぐつぐつ煮えるおでんの海が用意されていた。
湧き上がる熱気に会場の観客も汗だくである。
「では選手入場です」
会場にはぐつぐつ煮えるおでんの海が用意されていた。
湧き上がる熱気に会場の観客も汗だくである。
「では選手入場です」
「終わったらみんなで楽しいお食事~」
フランはとても上機嫌。
フランはとても上機嫌。
「この暑い日に。嫌がらせ以外の何物でもないわね」
レティはとても不機嫌。
レティはとても不機嫌。
「あれ、チルノちゃんはどこに?」
大妖精はとても不思議顔。
大妖精はとても不思議顔。
「レティさんですか? あっ、あれを……」
映姫が震える指先でさしたのは、おでんプールに浮かぶ青いワンピースだった。
「そういえばチルノちゃん……プールに行く準備してた!」
映姫が震える指先でさしたのは、おでんプールに浮かぶ青いワンピースだった。
「そういえばチルノちゃん……プールに行く準備してた!」
「「チルノちゃん!!」」
慌ててプールに飛び込む大妖精とレティ。
慌ててプールに飛び込む大妖精とレティ。
「ふぎゃぁぁぁぁぁ!」
「ひぎゃぁぁぁぁぁ!」
「ひぎゃぁぁぁぁぁ!」
飛び込んだは良いがあまりの熱さにのたうち回る大妖精。
そしてジタバタ暴れながらだんだん小さくなっていくレティ。
そしてジタバタ暴れながらだんだん小さくなっていくレティ。
「な、なんだかターミネーター2の最後のシーンを見てる気分ですね」
「たーみねーたーつー?」
映姫の後ろから声をかけてきたのは、なんとスクール水着を着たチルノその人であった。
「たーみねーたーつー?」
映姫の後ろから声をかけてきたのは、なんとスクール水着を着たチルノその人であった。
「それよりもアタイの服知らない? 着替えてたら風でとばされたの」
「なんという人身事故! これはまさか運営側の管理不行き届きというやつでは……」
たらりと汗を流しながら恐る恐る振り返る映姫。
そこにはうつ伏せになってぷかぷか浮かぶ大妖精の姿だけがあった。
「なんという人身事故! これはまさか運営側の管理不行き届きというやつでは……」
たらりと汗を流しながら恐る恐る振り返る映姫。
そこにはうつ伏せになってぷかぷか浮かぶ大妖精の姿だけがあった。
「え、えーっと……おいしそうなダシもとれた所で本番いってみよう♪」
かわいくごまかそうとした映姫であったが、周囲の視線は白かった。
かわいくごまかそうとした映姫であったが、周囲の視線は白かった。
結局ファイトは中断。その後、にとりとパチュリー共同が開発した魔力遠心分離機によってレティの成分は回収され、彼女は見事復活を果たしたのであった。
ただ、体がおでん味になってしまったのは言うまでもない。
ただ、体がおでん味になってしまったのは言うまでもない。
結果:ファイトは中断したものの、溺れた時に汁をたらふく飲んだ大妖精の認定勝利