東方ファイトスレ @まとめウィキ

22スレ第21戦(1)

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匿名ユーザー

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橙「…どうかな?」
椛「まだ寝ています。大丈夫です…多分」
寝ている霊夢を池に放り込む。何よりも、霊夢が熟睡していないと始まらない。
後手になればどうしても警戒されると誰もが考えた。
結果、橙とミスティアの熾烈なじゃんけん合戦の末、先手を手にしたのだ。
池自体は小さいながら近くにあるので、二人の戦略は実にシンプルな物だ。
即ち、椛の千里眼で霊夢の様子を窺い、熟睡を確認したらこっそり突進、拉致である。
椛の声を合図に忍び足で神社に踏み込む二人。そして布団を持ち上げ―
橙「あれ、軽いよ」
椛「そうですね、もう少しぐらい…」
霊夢「…誰が重いって?」
橙&椛「ひぃーっ!?」
いつ起きたのか、部屋の隅の闇からゆらりと現れる霊夢。
そのまま情け容赦なく不法侵入者を叩き出した。

ミスティア「こんな無茶競技、誰が考えたのよ~」
さとり「ふむふむ…まだ少し遠くて読み切れませんでしたが、大体把握できました」
ミスティア「把握って、何を?」
さとり「それはですね…(ごにょごにょ)」

―翌日―
ミスティア「言われた通りに仕込んだわ」
さとり「ありがとう。じゃあ神社に行くわよ」
ミスティア「大丈夫かしら…あの二人の時みたいに、急に起きて襲われるとか…」
さとり「大丈夫よ、私の読み通りなら、危険がなければ勘は働かない…というか、今回は勘が働くと起きないの」
ミスティア「本当かなぁ…」
侵入については特に準備の無い二人だったが、苦も無く侵入し、寝室に辿り着く。
そしてその布団の両端を持ち上げ、外へと、近くにある池へと連れ出す。
さとり「……(じぃ)」
ミスティア「……(こくり)」
第三の眼が反応しない事を確認しつつゆっくりと運び、池の縁へ。
目配せの合図と共に、池の中央めがけて妖怪の力で布団ごと放り投げる。
ざっぱーん
さとり「…ふう、これで勝ちね」
ミスティア「は、早く逃げないと…!」
さとり「大丈夫、そのための仕込みよ」
霊夢「…はっ、なんで私池の中に…え?これはヤツメウナギ?この池に棲んでたっけ…?
まあいいわ、この際食えりゃ何でも同じよ!」
ミスティア「あ、それは生で食べても…」
さとり「言葉の通りよ。最近は賽銭も無くて飢えていた…だからこの前も、殺気立ってたのね」
ミスティア「いつも殺気十分だと思うわ…」
霊夢「あ、あんたたち!このヤツメウナギは私のだからね、盗ろうとしたら…!」
さとり「いえいえ、通りすがりですのでお気になさらず」
ミスティア「では失礼します~」
霊夢「むぐむぐ…あれ、なんで布団がここにあるのかしら?」

結果:店の売り物を池に仕込む事で、飢えた霊夢の勘を鈍らせたさとり&ミスティア組の勝利。






















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