東方ファイトスレ @まとめウィキ

26スレ第25戦(2)

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匿名ユーザー

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映姫「さて、次回のファイトですが……大食いが続いた結果、予算が少々厳しくなっています」
萃香「まあ仕方無いよねぇ。伊吹瓢を使って飲み比べでもする?」
紫「それは宴会フラグよねぇ」

???「お待ちください」

倦怠感に溢れた東方ファイト運営委員会に――

紅魔卿「ここは霊夢様の残り湯でおいしいみそ汁を作った方が勝ちというのはいかがでしょう」

――鋼の救世主が!

妖夢「斬奸刀稲妻重力落とし!」
紅魔卿「ぐぉぉーッ!」
映姫「見事な太刀筋でした」
妖夢「いえ、それほどでも」
映姫「では次回のファイトは『霊夢の残り湯で美味しい味噌汁を作る』でいいですね?」
萃香「異議なし!」
紫「当然審査は担当させてもらうわよ」
妖夢「……みょーん」

後日、妖夢はこの件について『腐ってやがる……遅すぎたんだ』と語ったといわれる。

慧音・映姫・パチュ「トリック・オア・トリート!」
霊夢「……あんた達はトリートする方でしょう。それに何よ、三人ともシーツなんて被っちゃって」
慧音「これはその、何というか……」
映姫「衣装の前提条件がありましたので……」
パチュ「幽霊の仮装で、消極的にミニスカを封じたのよ」
霊夢「何をしてるんだか……ほら、帰った帰った。何なら幽霊らしく祓ってもいいわよ?」
慧音「まあちょっと待て。霊夢よ、風呂に入りたいとは思わないか」
霊夢「お風呂なら、すぐ近くに温泉が湧いてるし……今更よねぇ」
映姫「まあ予想通りでしたね……」
パチュ「ノーゲームの予感がするわ……」

小悪魔・レミィ・フラン「ぎゃおー、たーべちゃーうぞー♪」
霊夢「あんた達も……って、魔女服にメイド服に悪魔服ね……さっきの連中よりは似合ってるわよ」
小悪魔「という事で、ハロウィンです」
霊夢「はいはい。まあお煎餅かかりんとうぐらいあったと思ったけど……」
数百歳とも思えないお子様振りに呆れた霊夢が、菓子を探そうと背を向けた瞬間。
レミィ「……フラン!」
フラン「うん!きゅっとしてどかーん!」
霊夢「え……きゃっ!?」
小悪魔「失礼します」
霊夢「あ……バスタオル?」
レミィ「それっ、一名様ごあんな~い」
霊夢の背後から抱きついたレミィが、巫女服を爆散させる。
そしてその肌が露になる間も与えず、小悪魔が取り出したバスタオルで霊夢を包み、
バスタオルに包まれた霊夢を捕まえたレミィは、用意してあった五右衛門風呂に霊夢を叩き込む。
霊夢「ちょっと、さっきの連中といいあんた達といい……大体、トリートするって言ったでしょ」
レミィ「甘いわね。私達の場合は『トリック・アンド・トリート』よ」
霊夢「そんな悪質なハロウィンはいらないわ」
フラン「ねぇお姉様、私も霊夢と入っちゃダメ?」
レミィ「ファイトの目的が目的だから、今日は我慢なさい」
小悪魔「さあ、着替えは香霖堂に寄って用意しておきました」
霊夢「何だかよく解らないけど……覚えてなさいよ、あんた達」

その後、風呂から上がって神社に消える霊夢を見送ると、紅魔組は残り湯と共にファイト会場に戻る。

小悪魔「という事で」
フラン「霊夢の残り湯ダシのお味噌汁」
レミィ「出来上がったわよ」
紫「あぁ、なんて芳醇な味わい……やっぱり博麗の巫女は違うわぁ」
萃香「しかも具がワカメだなんて、洒落が利いてるよ」
不比等「まったく、これぞ甘露。おかわりを所望する」
レミィ「勝負あったわね」
霊夢「……なるほど、そういう事だったのね」
フラン「あ、霊夢だ」
霊夢「何か企んでるみたいだったから後をつけてみれば……人の残り湯を勝手に使うなんて許せないわ!」
小悪魔「この展開は、まさか……!」
レミィ「確かにこれだけ居ても、鬼巫女化したら危ないかもねぇ」
霊夢「さあ、この賽銭箱にありったけ入れて貰うわよ!」
六人「「……へ?」」
霊夢「へ、じゃないわよ。タダで飲もうなんてバチ当たりもいいとこだわ」
小悪魔「いや、あの……」
レミィ「残り湯を飲まれてる事自体は……」
霊夢「どうでもいいわよ。ただし、払う物は払ってもらうからね」
紫「仕方無いわねぇ」
萃香「でもまあ、これなら払っても惜しくないね」
不比等「まったくだ。言い値で払おう!」
霊夢「毎度~」
慧音「……もしかして、正面からきちんと頼めば……」
映姫「ええ、あの様子だと……」
パチュ「博麗の鬼巫女も金次第って事ね……」






















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