チルノ「あたい胸が腫れてきたんだけど悪い病気かな」
にとり「んー?妖精が成長するってのもあまり聞かないねぇ」
早苗「……(『幻想郷では常識に囚われてはいけない』との思いから常識をあえて踏み外してきましたが、
今の私は『常識に囚われないという常識』に囚われてしまってはいないでしょうか……)」
チルノ「でもそっちだって胸がばいーんってしてるじゃないか」
にとり「あー、冬で川が凍っちゃうもんだから運動不足でねぇ」
早苗「(しかし常識に囚われる事を善しとしていては幻想郷では立ち行かないのは経験的に明らか、
やはり常識に囚われては……いやいやその経験そのものが非常識な経験であるとすると?)」
チルノ「うんどうぶそく?レティがふにふにふかふかなのもうんどうぶそくなの?」
にとり「あのふとましさはある種別物っていうか能力のような気がしないでもないなぁ」
早苗「(でも思考の根底にあるのは自らの経験であり人生、それを否定するのもまた非常識……
やはり『常識に囚われないという常識』からは逃れられない……?)」
チルノ「ふーん……ほんとだ、レティと違っておなかがふかふかじゃないぞ(もみもみ)」
にとり「どっかの死神と同じ体質なのかねぇ、食べた分だけこちに回っちゃって(たゆんたゆん)」
早苗「……(妖精の自然体はあるがままの世界の姿であり世界の本質……
つまり私自身も流れに身を任せ、あるがままに想い動く事で自らの本質に辿り着く……!)」
チルノ「これって急に腫れちゃったの?」
にとり「一冬分だからそこまで急でもないけど、お前さんと大差ないかもねぇ」
早苗「……解りました!」
チルノ・にとり「「何が?」」
早苗「『我、常識に囚われず、故に我在り!』」
チルノ・にとり「「???」」
早苗「あなたの胸の腫れは悪性の病気、今すぐにこの塗り薬を塗りなさい、いや塗って差し上げましょう!」
にとり「何だいそのあからさまに怪しい薬は」
早苗「こんな事もあろうかと永遠亭の薬師さんから預かっていたのです!」
にとり「こんな事ってどんな事だい……」
早苗「具体的には諏訪子様が成長期に入ったりとかです」
にとり「あー……」
チルノ「よくわかんないけど治してくれるならそれでいいや!」
早苗「ええ、効果は保証しますよ。ではこちらへどうぞ」
にとり「……自由な発想、確かに最近私も忘れてたかもねぇ……(ふっ)」
にとり「んー?妖精が成長するってのもあまり聞かないねぇ」
早苗「……(『幻想郷では常識に囚われてはいけない』との思いから常識をあえて踏み外してきましたが、
今の私は『常識に囚われないという常識』に囚われてしまってはいないでしょうか……)」
チルノ「でもそっちだって胸がばいーんってしてるじゃないか」
にとり「あー、冬で川が凍っちゃうもんだから運動不足でねぇ」
早苗「(しかし常識に囚われる事を善しとしていては幻想郷では立ち行かないのは経験的に明らか、
やはり常識に囚われては……いやいやその経験そのものが非常識な経験であるとすると?)」
チルノ「うんどうぶそく?レティがふにふにふかふかなのもうんどうぶそくなの?」
にとり「あのふとましさはある種別物っていうか能力のような気がしないでもないなぁ」
早苗「(でも思考の根底にあるのは自らの経験であり人生、それを否定するのもまた非常識……
やはり『常識に囚われないという常識』からは逃れられない……?)」
チルノ「ふーん……ほんとだ、レティと違っておなかがふかふかじゃないぞ(もみもみ)」
にとり「どっかの死神と同じ体質なのかねぇ、食べた分だけこちに回っちゃって(たゆんたゆん)」
早苗「……(妖精の自然体はあるがままの世界の姿であり世界の本質……
つまり私自身も流れに身を任せ、あるがままに想い動く事で自らの本質に辿り着く……!)」
チルノ「これって急に腫れちゃったの?」
にとり「一冬分だからそこまで急でもないけど、お前さんと大差ないかもねぇ」
早苗「……解りました!」
チルノ・にとり「「何が?」」
早苗「『我、常識に囚われず、故に我在り!』」
チルノ・にとり「「???」」
早苗「あなたの胸の腫れは悪性の病気、今すぐにこの塗り薬を塗りなさい、いや塗って差し上げましょう!」
にとり「何だいそのあからさまに怪しい薬は」
早苗「こんな事もあろうかと永遠亭の薬師さんから預かっていたのです!」
にとり「こんな事ってどんな事だい……」
早苗「具体的には諏訪子様が成長期に入ったりとかです」
にとり「あー……」
チルノ「よくわかんないけど治してくれるならそれでいいや!」
早苗「ええ、効果は保証しますよ。ではこちらへどうぞ」
にとり「……自由な発想、確かに最近私も忘れてたかもねぇ……(ふっ)」
結果:あらゆる常識に囚われない程度の能力で困難を乗り越えた早苗の勝ち
なお、この後早苗は一部の天狗から信仰される事になったとか何とか。