霖之助「今日のファイトは、彼岸の岸に流れ着いたこれを使って勝負してもらおう」
魔理沙「何だ、この箱？……マイクが付いてるな」
霖之助「これは採点機能付きのカラオケで……まあつまり、歌うと採点してくれるのさ。
その点数の高い方を勝ちという事にするよ」
アリス「それじゃ、一緒に歌おうね、上海、蓬莱」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ」
蓬莱「ﾎ、ﾎﾗｰｲ……」
アリス「怖くないわよ。ほら、三人で手を繋いで、ね？」
蓬莱「ﾎﾗｰｲ……！」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ！」
霖之助「あー……その、個人競技のつもりなんだが……」
魔理沙「……言うな香霖、上海も蓬莱もアリスが操ってる……ハズだ」
霖之助「……とてもそうは見えないから言っているんだが……」
アリス「じゃあ歌おうね。さんはい、『かーえーるーのーうーたーがー』」
上海「『ｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｰｲｰ』」
蓬莱「『ﾎﾗﾎﾗﾎｰﾗｰｲｰ』」
魔理沙「……蛙が一匹しか居ないぜ」
アリス「『けろけろけろけろぐゎっぐゎっぐゎ～』」
上海「『ｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｰｲｰ』」
蓬莱「『ﾎｳﾗｲﾎｳﾗｲﾎｳﾗｰｲｰ』」
霖之助「……何も言うまい。えぇと、点数は……80点か。流石にやるね」
アリス「上手かったって。頑張ったね、上海、蓬莱（ぎゅ）」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ！（ぎゅ）」
蓬莱「ﾎﾗｰｲ！（きゅ）」
魔理沙「どこをどう判定したのかよく解らんな……そんな事だから彼岸の岸に来たのか？」
霖之助「これだってきちんとした娯楽用具なんだがね」
レミィ「その程度の歌で勝ったつもりなんて、片腹痛いわね。
この紅のカリスマ、レミリア・スカーレットのハイセンスな歌に酔い痴れるが良いわ！」
霖之助「それはいいから早く曲を指定してくれないかな？」
レミィ「私の詞はこれよ」
魔理沙「どらどら……」
（前略）
見つめる scarlet
bad lady is scramble
紅い闇に染まる
妖しく scarlet
zensekai is nightmare
月明かり浴びて my heart break
scarlet lord
霖之助・魔理沙「「……」」
レミィ「このセンス溢れる歌詞に合う曲を作りなさい」
霖之助「その……すまないが、この機械にそういう機能は無いよ」
魔理沙「その前に何だ、この『zensekai is nightmare』って……何語なのぜ」
レミィ「私の高貴なる感覚に相応しい語が今の幻想郷には無かったのよ」
霖之助「……とにかく、曲が無いんじゃ話にならない。このままじゃ不戦敗だよ？」
レミィ「……仕方ないわね、ちょっと待ってなさい。すぐ作らせてくるから！」
魔理沙「行っちまったな……夜雀か騒霊の所か……」
アリス「『ある～日』」
上海「『ｼｬﾝｰﾊｲ』」
蓬莱「『ﾎﾗｰｲ』」
アリス「『森の中』」
上海「『ｼｬﾝﾊｲ』」
蓬莱「『ﾎｳﾗｲ』」
アリス「『熊さんに』」
上海「『ｼｬﾝｰﾊｲ』」
蓬莱「『ﾎﾗｰｲ』」
魔理沙「……平和な光景だな」
霖之助「……そうだね。今日はアリスの勝ちで問題ないだろう」
魔理沙「曲が出来たら戻って来るんじゃないのか？」
霖之助「新しい曲は、これの中にデータが無いから歌えないんだよ」
魔理沙「ふーん……ちなみにこいつの採点基準って何なんだ？」
霖之助「それは……僕には解るが、教えないよ。
採点機能なんて盛り上がるための飾りに過ぎないからね」
魔理沙「それじゃなんでその飾りで対戦になったのぜ」
霖之助「……『穏便にファイトを終わらせるために是非ご協力を』と言われたんだよ」
魔理沙「ああ……そりゃご苦労様だな。香霖も、閻魔も……」
魔理沙「何だ、この箱？……マイクが付いてるな」
霖之助「これは採点機能付きのカラオケで……まあつまり、歌うと採点してくれるのさ。
その点数の高い方を勝ちという事にするよ」
アリス「それじゃ、一緒に歌おうね、上海、蓬莱」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ」
蓬莱「ﾎ、ﾎﾗｰｲ……」
アリス「怖くないわよ。ほら、三人で手を繋いで、ね？」
蓬莱「ﾎﾗｰｲ……！」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ！」
霖之助「あー……その、個人競技のつもりなんだが……」
魔理沙「……言うな香霖、上海も蓬莱もアリスが操ってる……ハズだ」
霖之助「……とてもそうは見えないから言っているんだが……」
アリス「じゃあ歌おうね。さんはい、『かーえーるーのーうーたーがー』」
上海「『ｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｰｲｰ』」
蓬莱「『ﾎﾗﾎﾗﾎｰﾗｰｲｰ』」
魔理沙「……蛙が一匹しか居ないぜ」
アリス「『けろけろけろけろぐゎっぐゎっぐゎ～』」
上海「『ｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｰｲｰ』」
蓬莱「『ﾎｳﾗｲﾎｳﾗｲﾎｳﾗｰｲｰ』」
霖之助「……何も言うまい。えぇと、点数は……80点か。流石にやるね」
アリス「上手かったって。頑張ったね、上海、蓬莱（ぎゅ）」
上海「ｼｬﾝﾊｰｲ！（ぎゅ）」
蓬莱「ﾎﾗｰｲ！（きゅ）」
魔理沙「どこをどう判定したのかよく解らんな……そんな事だから彼岸の岸に来たのか？」
霖之助「これだってきちんとした娯楽用具なんだがね」
レミィ「その程度の歌で勝ったつもりなんて、片腹痛いわね。
この紅のカリスマ、レミリア・スカーレットのハイセンスな歌に酔い痴れるが良いわ！」
霖之助「それはいいから早く曲を指定してくれないかな？」
レミィ「私の詞はこれよ」
魔理沙「どらどら……」
（前略）
見つめる scarlet
bad lady is scramble
紅い闇に染まる
妖しく scarlet
zensekai is nightmare
月明かり浴びて my heart break
scarlet lord
霖之助・魔理沙「「……」」
レミィ「このセンス溢れる歌詞に合う曲を作りなさい」
霖之助「その……すまないが、この機械にそういう機能は無いよ」
魔理沙「その前に何だ、この『zensekai is nightmare』って……何語なのぜ」
レミィ「私の高貴なる感覚に相応しい語が今の幻想郷には無かったのよ」
霖之助「……とにかく、曲が無いんじゃ話にならない。このままじゃ不戦敗だよ？」
レミィ「……仕方ないわね、ちょっと待ってなさい。すぐ作らせてくるから！」
魔理沙「行っちまったな……夜雀か騒霊の所か……」
アリス「『ある～日』」
上海「『ｼｬﾝｰﾊｲ』」
蓬莱「『ﾎﾗｰｲ』」
アリス「『森の中』」
上海「『ｼｬﾝﾊｲ』」
蓬莱「『ﾎｳﾗｲ』」
アリス「『熊さんに』」
上海「『ｼｬﾝｰﾊｲ』」
蓬莱「『ﾎﾗｰｲ』」
魔理沙「……平和な光景だな」
霖之助「……そうだね。今日はアリスの勝ちで問題ないだろう」
魔理沙「曲が出来たら戻って来るんじゃないのか？」
霖之助「新しい曲は、これの中にデータが無いから歌えないんだよ」
魔理沙「ふーん……ちなみにこいつの採点基準って何なんだ？」
霖之助「それは……僕には解るが、教えないよ。
採点機能なんて盛り上がるための飾りに過ぎないからね」
魔理沙「それじゃなんでその飾りで対戦になったのぜ」
霖之助「……『穏便にファイトを終わらせるために是非ご協力を』と言われたんだよ」
魔理沙「ああ……そりゃご苦労様だな。香霖も、閻魔も……」
結果：上海・蓬莱と共に童謡を歌い高得点を得たアリスの勝ち
