「うっほ! このボリュームと重量感。ようやく時代が私を選んだということね!!」
「あぁ……またパパラッチな上司にいじられる……」
「私は本来あるべき姿に戻っただけだから気にならないな」
「あぁ……またパパラッチな上司にいじられる……」
「私は本来あるべき姿に戻っただけだから気にならないな」
身に起こった現象は同じはずなのに、対照的なテンションの椛と天子。
そしてそんな二人を意に介さぬように自然体のルーミア。
三者三様にリアクションが異なり、見てる分には一粒で三度おいしい状況と言えなくもない。
だが、三人にはこれからファイトを控えているのだ。しかもそれが椅子取りゲーム。
ハッキリ言って、胸の大きさはアドバンテージにならない。むしろ、尻を巨大化させた方が有利だったのではなかろうか?
そしてそんな二人を意に介さぬように自然体のルーミア。
三者三様にリアクションが異なり、見てる分には一粒で三度おいしい状況と言えなくもない。
だが、三人にはこれからファイトを控えているのだ。しかもそれが椅子取りゲーム。
ハッキリ言って、胸の大きさはアドバンテージにならない。むしろ、尻を巨大化させた方が有利だったのではなかろうか?
「さぁ! さっさと始めるわよ!」
有頂天なテンションで天子が急かす。
「ファイトだから仕方ない……。安価だから仕方ない……」
「要するに椅子に座ればいいのか?」
「要するに椅子に座ればいいのか?」
- ミュージックスタート -(BGM.ジャイアントスイングフォーエバー)
「いくら椅子の周りを回るからって、この選曲はどうかと……」
「この曲選んだの絶対天狗でしょ。きたない。さすが天狗きたない……」
「この曲選んだの絶対天狗でしょ。きたない。さすが天狗きたない……」
なんだかんだ言いつつもしっかりと三人はひとつしかない椅子の周りを周回する。
BGMが止まり、椅子に殺到する三人。意外にも椛が一番早い。
それにルーミアと天子がほぼ同時のタイミングで続く。
BGMが止まり、椅子に殺到する三人。意外にも椛が一番早い。
それにルーミアと天子がほぼ同時のタイミングで続く。
「あれ?」
「えっ?」
「えっ?」
気が付けば、椛と天子は椅子に座ることなく弾き飛ばされ、仲良く地に転がっていた。
椅子には当たり前のようにルーミアが座っている。
椅子には当たり前のようにルーミアが座っている。
「確かに私は一瞬とはいえ二人より早かったはず……。なのにどうして……」
「なんで私が転がんなきゃいけないのよ!? ……そうか! これはそういうプレイなのね!!
さぁ! もう一度勝負よ! そして私を景気よく吹っ飛ばして!!」
「もう勝負ついてるから」
「なんで私が転がんなきゃいけないのよ!? ……そうか! これはそういうプレイなのね!!
さぁ! もう一度勝負よ! そして私を景気よく吹っ飛ばして!!」
「もう勝負ついてるから」
愕然とする椛。何やら意味不明な思考回路を発揮して悶える天子。一人クールなルーミア。
「私はロリ体系じゃなくなったから、その分体重も増えてるのだ。
だから、小細工抜きのぶつかり合いなら単純に有利だっただけ」
「そんな……乙女の悩みである体重が原因で負けるなんて……」
「あぁ……そのヘビィな桃でもう一度……いえ、一度と言わず何度でも私をふっ飛ばしてぷりーづ!!」
だから、小細工抜きのぶつかり合いなら単純に有利だっただけ」
「そんな……乙女の悩みである体重が原因で負けるなんて……」
「あぁ……そのヘビィな桃でもう一度……いえ、一度と言わず何度でも私をふっ飛ばしてぷりーづ!!」
こうして、このファイトはルーミアの勝利となった。
なお、暴走した天子は我らの衣玖さんが「うちのドMがご迷惑をおかけしました」と、深く頭を下げて連れ帰り、椛は正体不明のやらしい波動を身に纏った文が光の速さで拉致していきましたとさ。
なお、暴走した天子は我らの衣玖さんが「うちのドMがご迷惑をおかけしました」と、深く頭を下げて連れ帰り、椛は正体不明のやらしい波動を身に纏った文が光の速さで拉致していきましたとさ。