小町「さあ、幻想女子プロレスリング、本日のカードは幽々子&小傘vs早苗&ミスティア。
まずはこのカードをどうご覧になりますか、解説の美鈴さん」
美鈴「そうですね、恐るべき幽玄殺法の使い手である幽々子が頭一つ抜けていますから、
そこを小傘がどうフォローするか、対する正統派の二人がどう戦うか、でしょう」
小町「幽々子vsミスティア、小傘vs早苗のカードは因縁の対決でもあります。
山の神社期待の星である早苗の『東風谷式ブレーンバスター』が今日も炸裂するかどうか!」
美鈴「今日のファイトコスチュームはチアリーダーですか」
小町「手にはぽんぽんを持っていますが……今セコンドに渡しました。
流石にあれを持ったままでは両手が塞がりますからね」
美鈴「いや、あの中に凶器があるかも知れませんからね、妥当な判断だと思います」
小町「なるほど。そろそろ始まるようです、60分一本勝負のゴングが今……鳴ります!」
(カーン)
小町「おや、まずは小傘vs早苗になりましたね」
美鈴「幽々子はまず様子見という事でしょうか。早苗はハイテンションで飛び出した感じですね」
小町「そうですね、テンションに加えて相性もいいですから、かなり押してますね」
美鈴「人間ですから腕力の方は今一つでも、当てただけの効果はありますから」
小町「さあ早速早苗が小傘をダウンさせて……足ですね、関節技を狙うようです。
そうなるとやはり幽々子も黙っていない、極まったのを見てコーナーを出ます!」
美鈴「ミスティアも迎撃の構えですよ」
小町「小傘を助けるために幽々子が……おーっと!幽々子は直にミスティアを狙います!
出ました!西行寺幽々子の幽玄殺法!ミスティアがリング上から忽然と姿を消しました!」
美鈴「早速ですね……先に出なかった理由はひょっとしてこれだったのかも知れません」
小町「早苗、ショックを隠せない!小傘がその隙にアキレス腱固めから逃れました!」
美鈴「ショックもありますがそれ以上に不利ですからね、それをどう乗り越えるのか」
小町「どうやら幽々子の方はこのまま仕掛けるつもりは無いようですね、
セコンドの半霊からお茶を受け取り一服……なんというか、食休みのようにも見えます」
美鈴「試合中にこれですから、早苗に対する挑発と見るべきでしょうね」
小町「そうですね、早苗が再び小傘にラッシュを仕掛けています。
技の軽さは否めませんが、得意とする相手だけあって上手く弱点を狙っています」
美鈴「小傘の方も防戦一方というか、竦んでしまっている感じがしますね」
小町「さあ早苗が小傘を掴んだ、そして東側に向かってアピール!これは来ますよ!
いつものように小傘に東側を背負わせ、ブレーンバスターの構え!
そして……来たーっ!奇跡の神風が巻き起こり、小傘の体を持ち上げます!」
美鈴「いつ見ても素晴らしいですね、非力な彼女が一線で戦えているのもこの技あればこそです」
小町「そして高々と抱え上げ……おや、幽々子が割り込みません」
美鈴「場外で何かやっていますね」
小町「あれは……マスク・ド・オンバシラです!悪役覆面レスラーのマスク・ド・オンバシラが
幽々子を捕まえ、何やら猛烈な抗議を行っています!これは幽々子動けない!
その間にも早苗の『東風谷式ブレーンバスター』が……決まったーっ!」
美鈴「きれいに決まりましたね、相当ダメージがあるんじゃないでしょうか」
小町「早苗は場外の乱闘を確認して、早速小傘をフォールに入ります!」
映姫「ワン、ツー!……スリー!」
小町「スリーカウント入りました!本日のカードは早苗&ミスティアの勝ち、
開始12分、決め技は東風谷式ブレーンバスターでした!」
美鈴「しかしこれはまた後に禍根を残しそうな試合でしたね」
小町「そうですね。おっと、マスク・ド・オンバシラがマイクを持ちましたよ」
オンバシラ「なんであなたはそういう格好をしても『ババァ無理すんな』とか言われないの!?
不公平でしょう、恥を知りなさい恥を!」
小町・美鈴「「……」」
小町「えー、ただ今放送事故がありました事をお詫びしつつ、今日はこの辺で。
実況は私、小野塚小町、解説は紅美鈴さんでした。ありがとうございました!」
美鈴「ありがとうございました」
まずはこのカードをどうご覧になりますか、解説の美鈴さん」
美鈴「そうですね、恐るべき幽玄殺法の使い手である幽々子が頭一つ抜けていますから、
そこを小傘がどうフォローするか、対する正統派の二人がどう戦うか、でしょう」
小町「幽々子vsミスティア、小傘vs早苗のカードは因縁の対決でもあります。
山の神社期待の星である早苗の『東風谷式ブレーンバスター』が今日も炸裂するかどうか!」
美鈴「今日のファイトコスチュームはチアリーダーですか」
小町「手にはぽんぽんを持っていますが……今セコンドに渡しました。
流石にあれを持ったままでは両手が塞がりますからね」
美鈴「いや、あの中に凶器があるかも知れませんからね、妥当な判断だと思います」
小町「なるほど。そろそろ始まるようです、60分一本勝負のゴングが今……鳴ります!」
(カーン)
小町「おや、まずは小傘vs早苗になりましたね」
美鈴「幽々子はまず様子見という事でしょうか。早苗はハイテンションで飛び出した感じですね」
小町「そうですね、テンションに加えて相性もいいですから、かなり押してますね」
美鈴「人間ですから腕力の方は今一つでも、当てただけの効果はありますから」
小町「さあ早速早苗が小傘をダウンさせて……足ですね、関節技を狙うようです。
そうなるとやはり幽々子も黙っていない、極まったのを見てコーナーを出ます!」
美鈴「ミスティアも迎撃の構えですよ」
小町「小傘を助けるために幽々子が……おーっと!幽々子は直にミスティアを狙います!
出ました!西行寺幽々子の幽玄殺法!ミスティアがリング上から忽然と姿を消しました!」
美鈴「早速ですね……先に出なかった理由はひょっとしてこれだったのかも知れません」
小町「早苗、ショックを隠せない!小傘がその隙にアキレス腱固めから逃れました!」
美鈴「ショックもありますがそれ以上に不利ですからね、それをどう乗り越えるのか」
小町「どうやら幽々子の方はこのまま仕掛けるつもりは無いようですね、
セコンドの半霊からお茶を受け取り一服……なんというか、食休みのようにも見えます」
美鈴「試合中にこれですから、早苗に対する挑発と見るべきでしょうね」
小町「そうですね、早苗が再び小傘にラッシュを仕掛けています。
技の軽さは否めませんが、得意とする相手だけあって上手く弱点を狙っています」
美鈴「小傘の方も防戦一方というか、竦んでしまっている感じがしますね」
小町「さあ早苗が小傘を掴んだ、そして東側に向かってアピール!これは来ますよ!
いつものように小傘に東側を背負わせ、ブレーンバスターの構え!
そして……来たーっ!奇跡の神風が巻き起こり、小傘の体を持ち上げます!」
美鈴「いつ見ても素晴らしいですね、非力な彼女が一線で戦えているのもこの技あればこそです」
小町「そして高々と抱え上げ……おや、幽々子が割り込みません」
美鈴「場外で何かやっていますね」
小町「あれは……マスク・ド・オンバシラです!悪役覆面レスラーのマスク・ド・オンバシラが
幽々子を捕まえ、何やら猛烈な抗議を行っています!これは幽々子動けない!
その間にも早苗の『東風谷式ブレーンバスター』が……決まったーっ!」
美鈴「きれいに決まりましたね、相当ダメージがあるんじゃないでしょうか」
小町「早苗は場外の乱闘を確認して、早速小傘をフォールに入ります!」
映姫「ワン、ツー!……スリー!」
小町「スリーカウント入りました!本日のカードは早苗&ミスティアの勝ち、
開始12分、決め技は東風谷式ブレーンバスターでした!」
美鈴「しかしこれはまた後に禍根を残しそうな試合でしたね」
小町「そうですね。おっと、マスク・ド・オンバシラがマイクを持ちましたよ」
オンバシラ「なんであなたはそういう格好をしても『ババァ無理すんな』とか言われないの!?
不公平でしょう、恥を知りなさい恥を!」
小町・美鈴「「……」」
小町「えー、ただ今放送事故がありました事をお詫びしつつ、今日はこの辺で。
実況は私、小野塚小町、解説は紅美鈴さんでした。ありがとうございました!」
美鈴「ありがとうございました」