さとり「さて。今日の東方ファイトは空とW鴉天狗、それと夜雀の産んだ卵で作った卵料理を食べ、
誰の作った物かを当ててもらうわ。…様は『利き卵料理』ね。」
咲夜「これは…、パチュリー様的にはセーフなのでしょうか?」
パチェ「別に…。産卵するところからやる訳でもないし」
お燐「まあ、お空達にとってはただの生理現象だしねぇ。よほどツッ込んだ話でもしなきゃ…」
パチェ「むきゅ…?(ジロリ)」
お燐「……。(沈黙)」
誰の作った物かを当ててもらうわ。…様は『利き卵料理』ね。」
咲夜「これは…、パチュリー様的にはセーフなのでしょうか?」
パチェ「別に…。産卵するところからやる訳でもないし」
お燐「まあ、お空達にとってはただの生理現象だしねぇ。よほどツッ込んだ話でもしなきゃ…」
パチェ「むきゅ…?(ジロリ)」
お燐「……。(沈黙)」
……という訳で、ここ地霊殿にて幻想郷鳥妖怪(含む鴉天狗)の利き卵料理で勝負することになった
咲夜&お燐のW従者チームと藍&星のW代理チーム。しかし、いざファイトが始まってみると……。
咲夜&お燐のW従者チームと藍&星のW代理チーム。しかし、いざファイトが始まってみると……。
咲夜「……ゆで卵ね」
藍「………ゆで卵だな」
お燐「いや、温泉卵だよ。まんまだねぇ。お空……。」
星「(モグモグ…)しかし、この温泉卵はなかなか美味しいですよ。プリプリとした白身の感触と
絶妙なとろみの黄身の半熟加減がたまりませんね!」
お空「(えへんぷい)」
藍「これは間違いなくあの地獄烏の料理だな」
藍「………ゆで卵だな」
お燐「いや、温泉卵だよ。まんまだねぇ。お空……。」
星「(モグモグ…)しかし、この温泉卵はなかなか美味しいですよ。プリプリとした白身の感触と
絶妙なとろみの黄身の半熟加減がたまりませんね!」
お空「(えへんぷい)」
藍「これは間違いなくあの地獄烏の料理だな」
……一品目に出てきたのは温泉卵。そう、明らかにお空の作った物である。
そして二品目。出てきたのは……。
そして二品目。出てきたのは……。
お燐「…………ダークマター?」
はたて「スクランブルエッグ」
咲夜「えっ」
藍「……コレを作ったのはお前か?」
はたて「ちっ、違うわよ!?私はあくまで一般的な見方で見た意見を言っただけだから!」
お燐「いや…でもコレ食べたら地獄に緊急発進(スクランブル)しちゃいそうだよ?」
はたて「しないわよ!?」
はたて「スクランブルエッグ」
咲夜「えっ」
藍「……コレを作ったのはお前か?」
はたて「ちっ、違うわよ!?私はあくまで一般的な見方で見た意見を言っただけだから!」
お燐「いや…でもコレ食べたら地獄に緊急発進(スクランブル)しちゃいそうだよ?」
はたて「しないわよ!?」
星「(モグモグ…)…うっ…。に、苦いと言うか甘じょっぱいと言うか……。
噛みごたえもゴムみたいな感触であまり美味しくないですよ?」
はたて「うぎぎ…!」
咲夜(あの毘沙門天が美味しくないとか言うなんて…。これは食べない方がいいわね…。)
噛みごたえもゴムみたいな感触であまり美味しくないですよ?」
はたて「うぎぎ…!」
咲夜(あの毘沙門天が美味しくないとか言うなんて…。これは食べない方がいいわね…。)
二品目も両チームともあっさり正解。……そう。今回のファイト、個々の個性が料理に出過ぎていて『簡単すぎる』のだ。
次に三品目に出てきた卵料理は目玉焼き。繊切りにしたキャベツすら添えていない目玉焼き単品である。
次に三品目に出てきた卵料理は目玉焼き。繊切りにしたキャベツすら添えていない目玉焼き単品である。
咲夜「…おいィ?」
文「何でしょうか?」
藍「手早く作った感丸出しなんだが」
文「あやややや。私が作ったという証拠があるのでしょうか?」
お燐「一品目の温泉卵はお空のだからねぇ。…まさか、あのダークマターがブン屋のお姉さんの作った物だと?」
文「はっ?この清く正しい射命丸が、椛も食わないような暗黒物質を作りだすとでも?」
はたて「喧嘩売ってんのか?」
星「(モグモグ…)びゃあ゙ぁ゙゙ぁうまひぃ゙ぃぃ゙ぃ゙!」
文「何でしょうか?」
藍「手早く作った感丸出しなんだが」
文「あやややや。私が作ったという証拠があるのでしょうか?」
お燐「一品目の温泉卵はお空のだからねぇ。…まさか、あのダークマターがブン屋のお姉さんの作った物だと?」
文「はっ?この清く正しい射命丸が、椛も食わないような暗黒物質を作りだすとでも?」
はたて「喧嘩売ってんのか?」
星「(モグモグ…)びゃあ゙ぁ゙゙ぁうまひぃ゙ぃぃ゙ぃ゙!」
何の工夫もない目玉焼き。やはりというか文の作った物である。またしても両チームとも正解である。
さとり「……なんというか。これでは勝負とは言えませんね。仕方ありません。
今回の勝負は引き分けという事にして、後は各々普通に卵料理を愉しむことにしましょうか。」
燐・空「「 わあい 」」
文「はあ。安価的にもっと混沌とした展開になるかと思っていましたが…」
はたて「なんとも平和な勝負になったわね」
咲夜「こういうのもたまには良いんじゃないかしら?」
今回の勝負は引き分けという事にして、後は各々普通に卵料理を愉しむことにしましょうか。」
燐・空「「 わあい 」」
文「はあ。安価的にもっと混沌とした展開になるかと思っていましたが…」
はたて「なんとも平和な勝負になったわね」
咲夜「こういうのもたまには良いんじゃないかしら?」
さとり「……なんというか。これでは勝負とは言えませんね。仕方ありません。
今回の勝負は引き分けという事にして、後は各々普通に卵料理を愉しむことにしましょうか。」
燐・空「「 わあい 」」
文「はあ。安価的にもっと混沌とした展開になるかと思っていましたが…」
はたて「なんとも平和な勝負になったわね」
咲夜「こういうのもたまには良いんじゃないかしら?」
今回の勝負は引き分けという事にして、後は各々普通に卵料理を愉しむことにしましょうか。」
燐・空「「 わあい 」」
文「はあ。安価的にもっと混沌とした展開になるかと思っていましたが…」
はたて「なんとも平和な勝負になったわね」
咲夜「こういうのもたまには良いんじゃないかしら?」
残る卵料理はミスティアのみ。もはや間違えるはずもない。そう判断したさとりは引き分けを宣言した。
70 :続き:2011/05/05(木) 16:43:46 ID:wX7QIBwQO
ミスティア「なーに?勝負はおしまい?じゃあ勝ち負けとかは関係なく私の料理も食べていってよ。」
咲夜「どうせ貴女の料理も酒の肴程度の物なのでしょう?」
お燐「どうせなら卵じゃなくて、アンタ自身を…(ジュルリ)」
ミスティア「なーに?勝負はおしまい?じゃあ勝ち負けとかは関係なく私の料理も食べていってよ。」
咲夜「どうせ貴女の料理も酒の肴程度の物なのでしょう?」
お燐「どうせなら卵じゃなくて、アンタ自身を…(ジュルリ)」
みすちー「ふふん。吠え面かいても知らないわよ?
私の卵料理は……………『夜雀の煮卵』よっ!!」
藍・文・さとり「「(ピクッ)」」
私の卵料理は……………『夜雀の煮卵』よっ!!」
藍・文・さとり「「(ピクッ)」」
――『夜雀の煮卵』…。そう聞いた数名の顔色が急に変わる。
咲夜「ただの煮卵…ではないのかしら?」
藍「ま……まさか、夜雀の屋台の伝説のメニュー、『夜雀の煮卵』か……!!?」
星「知っているんですか藍さん!?」
さとり「私も名前だけなら聞いたことがあります…!幻想郷の権力者達が愛して止まないと謂われている夜雀の煮卵。
……別名、『琥珀色の果実』……っ!」
咲夜「ただの煮卵…ではないのかしら?」
藍「ま……まさか、夜雀の屋台の伝説のメニュー、『夜雀の煮卵』か……!!?」
星「知っているんですか藍さん!?」
さとり「私も名前だけなら聞いたことがあります…!幻想郷の権力者達が愛して止まないと謂われている夜雀の煮卵。
……別名、『琥珀色の果実』……っ!」
文「貴重な夜雀の卵を八雲紫経由で入手した天然塩と妖怪の山の純水で沸かしたお湯で煮て作ったゆで卵を、
先程の天然塩、伊吹萃香特選の料理酒、ゆうかりん農場産の無農薬有機大豆で作った醤油、
そして秘伝の雀酒と極秘のレシピを合わせ作られたタレでしっかりと漬け込み、
さらにそのタレでじっくりとろ火で煮込んで作られる究極にして至高の逸品……!」
藍「私も一度紫様にお情けで食べさせてもらったことがあるが。……ぶっちゃけアブリャーゲよりうめぇ……!」
先程の天然塩、伊吹萃香特選の料理酒、ゆうかりん農場産の無農薬有機大豆で作った醤油、
そして秘伝の雀酒と極秘のレシピを合わせ作られたタレでしっかりと漬け込み、
さらにそのタレでじっくりとろ火で煮込んで作られる究極にして至高の逸品……!」
藍「私も一度紫様にお情けで食べさせてもらったことがあるが。……ぶっちゃけアブリャーゲよりうめぇ……!」
はたて「なにそれ。解説聞いてただけで涎でできたし」
お燐「なんかよくわからないけど、目茶苦茶美味い味付け卵ってくとだよね?」
お空「う……うにゅう……(ジュルリ)」
星「ううう…!是が非でも食べたいです…!夜雀の煮卵が食べられるなら、もう宝塔なくしません!」
お燐「なんかよくわからないけど、目茶苦茶美味い味付け卵ってくとだよね?」
お空「う……うにゅう……(ジュルリ)」
星「ううう…!是が非でも食べたいです…!夜雀の煮卵が食べられるなら、もう宝塔なくしません!」
説明を聞くなり対戦者だけでなく卵料理の提供者、さらには審判役のさとりまで目を輝かせる。
夜雀の煮卵とはそれ程までに美味しく、滅多に食べられない物らしい。
夜雀の煮卵とはそれ程までに美味しく、滅多に食べられない物らしい。
みすち「うっ…。ちょっと名前出すの早すぎたかしら。
……でも幻想郷でも割と力のある妖怪達が憧れや期待に満ちた眼差しで見つめてくるのはいい気分ね……♪」
……でも幻想郷でも割と力のある妖怪達が憧れや期待に満ちた眼差しで見つめてくるのはいい気分ね……♪」
2ボスでは味わえない光景に気分を良くしたミスティアは、上機嫌で蓋を被せた大皿を持ってくる。
みすち「ふっふっふ。お待たせしたわね。……では、いよいよ夜雀の煮卵のお披露目よっ!」
全員「「………(ゴクリ)………。」」
全員「「………(ゴクリ)………。」」
夜雀の煮卵?「…………うにゅ?」
ミスティアが仰々しく蓋を開けると、皿には琥珀色に輝く美しい丸みを帯びた………おキューちゃんが鎮座していた。
全員「「 」」
予想外の状況に固まる一同。……いや、約一名、蓋が開ききった瞬間に脊髄反射的に飛び出した者がいた。
星(ハングリータイガー)「わぁ!これが夜雀の煮卵ですね!早速いただきます!!」 ガシッ!(←おキュー掴)
おキュー「(ビクッ!?)うにゅっ!?」 ピカッ……!(←輝)
おキュー「(ビクッ!?)うにゅっ!?」 ピカッ……!(←輝)
ZUUuuuuuuuN……!
牙を剥き出しにしたハングリータイガーに捕らえられたおキューちゃんは咄嗟に自爆。
地霊殿は核の炎に包まれた……。
地霊殿は核の炎に包まれた……。
はたて「……けほっ、けほっ…!」
咲夜「……こほっ……い、一体何が……?」
お燐「だ、大丈夫ですかさとり様~?」
さとり「な…なんとか…。…でも、何でおキューがあんな所に……?」
咲夜「……こほっ……い、一体何が……?」
お燐「だ、大丈夫ですかさとり様~?」
さとり「な…なんとか…。…でも、何でおキューがあんな所に……?」
おキュー「うにゅっ、うにゅ…」
お空「おキューがね、『美味しそうな匂いに釣られて、ついつまみ食いしちゃった』って。
あと、『いきなり掴まれてビックリして自爆しちゃった。ごめんなさい』だって」
おキュー「うにゅう~(ペコリ)」
お空「おキューがね、『美味しそうな匂いに釣られて、ついつまみ食いしちゃった』って。
あと、『いきなり掴まれてビックリして自爆しちゃった。ごめんなさい』だって」
おキュー「うにゅう~(ペコリ)」
星「うう……。酷い目にあいました……」
文「それはこちらのセリフです」
藍「こんなときにもうっかりを忘れないとは…。しかし、夜雀の煮卵は食べ損なったか…。
いや、まだ残ってるかもしれないな。……大丈夫か、ミスティア?」
文「それはこちらのセリフです」
藍「こんなときにもうっかりを忘れないとは…。しかし、夜雀の煮卵は食べ損なったか…。
いや、まだ残ってるかもしれないな。……大丈夫か、ミスティア?」
みすち「 」
全員「「………………。」」
結果:ヤム………みすちいぃぃぃいいぃぃぃいぃぃぃいぃぃッ!!!