東方ファイトスレ @まとめウィキ

51スレ第6戦

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匿名ユーザー

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皆さま、こんにちは。秋になったというのに、会場は観客たちの熱気で暑苦しいほどに沸き立っています。
本日の東方ファイト、司会を務めますのは私。

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の、姫海棠はたてがお送りいたします。皆さま、『花果子念報』。花 果 子 念 報 !! ともどもよろしくお願いします。
ちなみに、本来この司会は、射命丸文がお送りする予定でしたが、先ほどの対戦で暴走した後、黄色い救急車に運ばれたまま行方がわからなくなったため、
急遽私が、司会を行うことになりました。いやー、幻想入りしてたんですね、黄色い救急車。

さて、今回の対戦ですが、なんとも面白い対戦となりました。
片や、賢きダウザー、ナズーリン選手! 対するは霊廟からやってきた物部布都選手!
命蓮寺対霊廟、妖怪対道士の代理戦争となるわけですねー。これは楽しみです。

そして、今回の対戦方法ですが……あー、なんでしょう? いつの間にか両選手の目の前に大きな川が流れています。
どうも会場の両側に開いているスキマから、どこのものだかわからない川を流しているみたいですね。ほんとなんでもありですね、スキマって。
で、その川ですが、なにやら黒くてぬめぬめと光る魚っぽい生き物がちらほらと見え隠れしています。

えーなになに? 本日の対戦は鰻の掴み取り対決です。制限時間内に、より多くの鰻を桶に入れたほうの勝ちとなります。
まあ、なんといいますか、大多数の観客にとっては大喝采の、嫌な予感がひしひしと感じられます。よかった、私が対戦相手じゃなくて……。

さあ、両者、準備のほうが整ったようです。今、ゴングがなりました!
最初に動いたのは、なんとナズーリン選手! スカートの内側から何かを取り出しました。 あれは……おっと、ザルですねー。
確かにザルは幻想郷に古くから伝わる、鰻掬いのための伝統的な道具です。って、あれはドジョウだったっけ? あれ? あれ?

……まあ、それはともかく。ナズーリン選手の取り出したそれを見た布都選手。物珍しそうに眺めていましたが、不意にナズーリン選手に話しかけましたね。
試合場にマイクがつながっていますので、音を拾ってみましょう。

「それは何だ?」
「見ての通り、ザルだな。古来より、鰻を掬うときはこのザルを使わなければいけないというきまりがあるんだ。よければ君も使うかい?」
「おお、そのような決まりがあるとは知らなかった。今のそなたは敵ではあるが、その助言はありがたい。遠慮なく使うとしよう」

布都選手、ナズーリン選手からザルを受け取りました。
まあ、確かに道具を使っちゃいけないとは言ってませんけれど、なんか違うような。会場内にもなんかコレジャナイ感が漂っています。

「ああ、そうそう。もうひとつ」
「なんだ?」
「そのザルで鰻を掬うときは、全裸になって踊りながら掬わなきゃいけないという決まりが」
「なんと!」

んなもんあるかー!
と私が突っ込んでも、両選手には届かない! ナズーリン選手、よりにもよってとんでもないことをいい始めた!
「くっ、こんな大衆の前で裸になるなぞ、なんと言う羞恥。だが、そうしなければ、この勝負に負けてしまう。……ええい! ままよ!」
しかも、布都選手、その話を信じちゃったー! 意を決したかのように、上着を脱ぎ始め……ストップ! すとーっぷ!!
「ええいっ! 離せ! 勝負に勝つためなら、私の貧相な身体の一つや二つ! 惜しくはない!」
いやいや、そこは惜しめ! 乙女がそんなはしたないこと言うなー!
「別にそんな決まりがあるとは言ってないんだがな」
ナズーリン選手! そんな呑気に鰻すくってないで、この子を何とかしなさいよ!
「むおっ! 鰻が服のなk……あ、ひゃあんっ!」
ああっ、今頃、予想してたハプニング勃発で会場大興奮だし!
ああん、もうっ! いい加減にしてー!!

結果
全裸一歩寸前で司会に殴り倒され、布都選手轟沈。当然記録は0匹。ナズーリン選手は鰻に服の中に入り込まれ、観客席を大いに沸かせながらも三匹ゲット。
よって、ナズーリン選手の勝利となりました。
なお、ナズーリン選手が獲得した鰻三匹を番組から1名の方にプレゼントします。応募方法は、本日の『花果子念報』夕刊の織り込みチラシをご覧ください。
では、次回の東方ファイトをお楽しみに。




















































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