東方ファイトスレ @まとめウィキ

51スレ第7戦(2)

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匿名ユーザー

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「るらら~るらら~とらーいあんぐるぅ~」
「……妹様、その曲は一体」
「え?恋の三角関係でしょ?」
「それSOSが付くやつよ…このネタわかる人いるのかしら」
「さぁねぇ、幻想郷にはいないんじゃないかい?」

 ある意味珍しいが、ある意味で珍しくない組み合わせの四人組。
 選曲でもしているのだろうか、少し音が外れた珍妙な歌を歌っている。

「ずいぶん懐かしい歌を歌ってるのね」
「あら、永琳じゃない……って、この曲わかるの!?」
「私もわかるわよ。というよりそこまで古い曲でもないでしょう、永琳」
 二人の少……えっと、少女……あー、多分きっと少女が歩いてきた。
「喧嘩売ってるのかしらこの地の文」

「……曲を知っているのはわかったけど、それだけ言いに来たわけではないのでしょう?」
「ああ、そうだったそうだった」
「……まぁこういっちゃなんだがね」
 一呼吸置いて、二人はまくしたてるように話し始める。

「簡潔に言わせてもらうとこの狭い幻想郷にアイドルは一組で十分なのよ、
 何組もアイドルグループがあっても必然的に二組目以降は二番煎じになってくる。
 新しい物に目がないのが最近の人々だけど、いくらなんでも二番煎じのネタには皆が皆飛びつくわけじゃないわ」
「そう。私たちだけでアイドルは十分なの。あなたたちも目の付け所は良いんだけど残念ながら私たちがアイドルの座をもらう」

 一瞬の沈黙。フランがニヤリと笑い、話し始めるのを皮切りに四人は一斉に発言する。

「それはつまり、宣戦布告ね!」
「……譲らないわ。いや、譲ってたまるものか」
「そうそう、彼女の言うとおりさね」
「……やれやれ、ずいぶん血気盛んな人たちだこと。当然私だって譲れないけどね」

 にらみ合う少女たち。反抗する目つきと苛立った目つきが交差する。
 こんな風ににらまれたいものである……。

「ぎゃーおー! なんかさらっと変なことが聞こえた気がしたけど殺伐としたところに私参上!」

「「「「「「あ゙?」」」」」」

「ひっなにこのひとたちこわい」
「邪魔するならあなたから潰すわよ、小鳥さん?」
「……焼き鳥か、お酒の肴にとっておこうかしらね」
「一回爆ぜてみる? 身の程って物をわきまえてみよっか?」
「ちょうどいい新兵器があるんだ、どれ生体実験をやってみるかね」
「あら奇遇ね、私も新薬を持ってきているわ」
「潰す手間すらめんどくさい。消えな」

「ひええええ!三十六計逃げるにしかず!」

 いくら怪人だかなんだかと肩書きがあっても、所詮夜雀である。
 ミスティアが逃げ切った後で、映姫がファイト内容を伝えに来たが時すでに遅し。
 六人の少……えっと、若干少女とはアレなアレが何人かいたが……。
 まぁとにかくその六人は酔いつぶれて寝てしまっていた。

結果:ファイト内容すら伝えられず引き分け。
    なおこの後結局六人でグループを結成し、永琳の予想通り大ヒット。
    サイン会や握手会を開いたりもしてたそうな。




















































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