東方ファイトスレ @まとめウィキ

51スレ第33戦(1)

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匿名ユーザー

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パチュリー「魔理沙から本を取り戻せ、ね…そういうことに関してはこっちも色々取られているし今までの仕返しにはいいわね…
      というわけで先に行って魔理沙の足止めをしてなさい?」
パルスィ「な、なんで私だけが…!」
パチュリー「貴方、私より体力あるでしょ?ただそれだけ単純な理由よ、早く行きなさい。」
パルスィ(何さ…少し賢いくらいでリーダー面して…ああ、妬ましい…)

チルノ「大ちゃんと“いっしんどうたい”でさいきょーね!」
大妖精(チルノちゃんったら、はしゃぎ過ぎよ…でも、何だか変…まるで自分の意思が薄れていくような…まさか…)
チルノ「どうしたの大ちゃん?」
大妖精(ううん、なんでもない。早く行かないと負けちゃうわ!)
チルノ「そうだった!いそげー!」

魔理沙「久々に大量だったな。でも良かったいい土産になりそうだ、だって今日は…ん?」
パルスィ「見つけたわ!さっさと渡しなさい!!」
魔理沙「おいおい追手か!冗談じゃないよ!」
チルノ「ここにもいるぞー!」
魔理沙「こいつもかよ!早く撒かないと…!」
パルスィ(さっさと捕まえてあいつの出番を無くす…さぞかし悔しいでしょうね!)
チルノ「よーしここは…大ちゃん、いい案ある!?」
大妖精(………)
チルノ「大ちゃん!?どうしたの!?返事してよ!!」
大妖精(…あ、ごめん。ちょっとボーっとしてたみたい…)
魔理沙「ん、チルノの奴どうかしたのか?…まあいいか、追手が減ったしな…」
パルスィ「逃がすかー!あいつの出番は全く無いのよ!」
魔理沙(こっちはこっちでどうかしてるな…)

チルノ「ねえ、大ちゃん聞こえる!」
大妖精(……やっぱり)
チルノ「さっきからあたいの話を聞かないでばっかり!本当はあたいが嫌いなの!?」
大妖精(違うわ!…チルノちゃんよく聞いて私の意識はもうすぐ消えて無くなるわ…)
チルノ「え…何を言っているの…」
大妖精(どうやら私の意思はチルノちゃんの意思に比べて比べ物にならないくらい弱いから徐々に薄れていく…わかっていた…
    私はせいぜいチルノちゃんの添え物程度の存在…いてもいなくて大差ない存在…だからチルノちゃんの一部になれるなら…)
チルノ「違う!大ちゃんはあたいの大切な友達だよ!…だからいなくなったらあたいがすごく辛いから…だから…だから…
    あたいがなんとかする!!」
大妖精(チルノちゃ…ん)
薄れゆく友の意思にチルノは友を救うことを優先した。いや、彼女の頭では他と兼ねる技量は持ち合わせていなかっただけだった。

一方魔理沙宅前
パルスィ「ようやく追い詰めた…いい加減に渡しなさい!」
魔理沙「しつこい奴だな…ほんとに」
??「先に家に上がって待っていたら面白い催しをやってくれるじゃないか、魔理沙」
魔理沙「ってもう来てたのかよ!?魅魔様!!」
魅魔「あんた一人かい…ま、暇つぶしにはなりそうかな?」
パルスィ(ちょちょ、こんなの聞いてないわよ!!)
魅魔「さっさと終わらせて貰う!(シュ)」
パルスィ「ぐは!いきなりこれは…ああ、妬ま…ん!?」
パチュリー「ようやく追いついた…時間稼ぎ御苦労さま…今度はこっちが相手するわ!」
パルスィ(くー!!これじゃいいとこ全く無いじゃないか!!!!ああ、妬ましい…!!)
魅魔「ほう…生粋の魔女か、面白い…一度魔女と魔法対決とやらをしてみたかった所さ!」
パチュリー「なるほど、伊達にあいつに魔法を教えただけはあるね…いいわ、お望み通りにしてあげるわ!」
魔理沙「これはきっと名勝負の予感…」

チルノ「ちょっと待った!」
一同「!?」
魔理沙「そういえばこいつ忘れてた!(水を差すなよ、いい勝負になりそうだったのに…)」
魅魔「少し取りこんでいるんだ…後にして欲しいね…」
パチュリー「悪いけど邪魔するなら容赦しないわよ…?」
チルノ「そんなことはどうでもいい!…あんた達すごい魔法持っているんでしょ?それで大ちゃんを…あたいの大切な友達を…」
チルノは事情を話した自分の内にいる消えゆく友の事を…
魅魔「…なるほど、お前の中にいる友達を助けてほしいと…まあいいさ、あたしはそういう頼みは断れないたちでね…あんたはどうだい?」
パチュリー「…友を失いたくないか…私もそういうのは痛いほどわかるわ…いいわ、協力するわよ」
チルノ「え…ほんとに!?」
魅魔「そんな話されて嘘をつくほど非情じゃないしね…魔理沙、あんたも手伝いな!たまには実力の少しくらい見せてやりな!」
パチュリー「まあ、無いよりマシね。…後そこに転がっているのも片づけておいて?」
魔理沙「いやはや何ともめんどくさいことになったもんだ…ほら、どいたどいた(サッサッサッ)」
パルスィ(何よ、この扱い…ああ、ねtって顔に刺さって痛いわ!)

魅魔「準備はできた…二人ともいいかい?」
パチュリー「いつでも万全よ?…そっちはどう?凡ミスは勘弁してほしいわ?」
魔理沙「悪かったな、頼りなくて!…大丈夫さ、魅魔様!」
魅魔「よし、魔力を集中させろ!…安心しな、お前の友達は必ず救ってやるさ!」
チルノ「大ちゃん聞こえる…もうすぐ助かるから…」
大妖精(チ…ルノ…ちゃ…)
魅魔「1!」
パチュリー「2の!」
魔理沙「3だ!!」
カッ!!
轟音と共に閃光が放たれそして再び静寂に舞い戻った…
…ちゃん…大…ちゃん!
チルノ「大ちゃん!」
大妖精「ん、私は…あれ、元に戻ったの…?」
チルノ「うん、そうだよ!大ちゃんは消えなくて済んだんだよ!」
大妖精「…良かった、ありがとうチルノちゃん…」
チルノ「…あたいは何もやってないよ…大ちゃんを助けたのは…」
パチュリー「何を言ってるの、貴方が一番の功績者でしょ?貴方の親友を想う気持ちが私達を動かしたのよ…?」
大妖精「ありがとう、本当にありがとう…(一心同体じゃなくてもいい、こうしてチルノちゃんの傍にいることこそが幸せなんだ…!)」
パルスィ(…私がまるで空気…ここは本を回収して目立っておかないと…)
パチュリー「…悪く思わないでねパルスィ…あの二人を敗者にさせるのは忍びないわ…なら本を焼けばノーゲームで済む…」
パルスィ「ちょ、どうしてそうなる!」
魅魔「そうだった…あんたにあたしの魔法を披露するのを忘れるとこだった…悪霊の魔法、目に焼き付けな!日陰の魔女よ!」
パルスィ「えええ!そうだあんた止めなさいよ!そもそもこれはあんたが盗んだ…」
魔理沙「えーあー…いいや、別に私の本じゃないし…」
魅魔「魅魔式マスタースパーク!!」
パチュリー「ロイヤルフレア!!」
パルスィ「どうしてこうなるの!!なぜじゃあああああああああああああああああ!!!!」
こうしてこの勝負は本当の友情を確かめ合う妖精たちと吹き飛ばされる不運な橋姫というモノを残してノーゲームで終わった…

結局…
阿求「え、例の本、他の私の本(官能小説)諸共灰になったって!?な、なぜじゃああああああああああああああああああ!!」
その日今回一番の被害者の咆哮が幻想郷に響き渡ったという…





















































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