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2スレ第12戦(2)

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匿名ユーザー

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倒れるまでの飲み比べ対決ではあるが、勝負するのは吸血鬼と閻魔である。
ただ酒を飲むだけでは、たとえ純度100%のアルコールだったとしても勝負が付くとは思えない。
そこで、さらに禁止事項として、『席を外す』ことが追加された。

さて、勝負が始まり、レミリアと映姫は凄まじい勢いで酒を飲んでいく。
酔っ払ってはいるものの、お互いに大胆不敵な表情を浮かべており、この勝負は長期戦になるかと思われた。

しかし、勝負から1時間が経過した頃。
レミリアが、ふと身体を震わせる。
武者震い……ではない。尿意である。
そう、どんなにアルコールに耐性があったとしても、飲んだものが消えるわけではない。
ちびっこ吸血鬼のレミリアと、スレンダーながらもそこそこ長身の部類に当たる映姫では、レミリアの方が先に尿意をもよおすのは当然であった。
レミリアは、一旦コウモリ化して、肉体年齢を上げようと考えるが、着替えるための服が無い。
従者である咲夜に、大きい服を用意するよう申し付けるレミリア。しかし、咲夜の返答は「NO(だが断る)」だった。
「おっきいレミリアさまなんか見たくありません! わたしはちっちゃいレミリアさまだけ見ていたいのです!!!」
目と鼻から赤い涙を流す、それはまさに咲夜の魂の叫びだった。

咲夜の時間停止能力を当てに限界以上の我慢することもできず、数十分後にレミリアは席を立ち、映姫の勝利となった。
その後も宴会は続けられたが、映姫は何にも換え難い勝利の美酒を浴びるほど味わった。
そして夜も更けて、何人もの人妖が転がる座敷に同じように寝転ぶ映姫は、とても幸せそうな顔だった。

















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