小町「いつもは審判役の四季様が相手ですか」
映姫「ええ、そのようですね。ところで今回の審判は誰でしょうか?私以外とすると・・・?」
映姫「ええ、そのようですね。ところで今回の審判は誰でしょうか?私以外とすると・・・?」
「あたいったら審判ね!」
「・・・・・・」
皆が沈黙する。
審判は非常に残念なことにチルノだった。
皆が沈黙する。
審判は非常に残念なことにチルノだった。
小町&勇儀 VS 四季様と四季様に説教されて禁酒一週間目の萃香
種目:タッグ麻雀
種目:タッグ麻雀
チルノは当てにならないので、とりあえず無視することに決めた両チーム。
「・・・遊びなら負けませんよ。生まれたときからサボタージュ!こちとら遊びに命かけているんです!」
「あなたの腐った性根を今日こそ完膚無きまでにたたきつぶします!小町ィーーーー!!」
いきなり白熱する小町と映姫。お互いにたまっていた鬱憤もあったんだろう。
もはや立場上での上下関係など関係ない!勝った者が上!負けた者が下だ!!
「・・・遊びなら負けませんよ。生まれたときからサボタージュ!こちとら遊びに命かけているんです!」
「あなたの腐った性根を今日こそ完膚無きまでにたたきつぶします!小町ィーーーー!!」
いきなり白熱する小町と映姫。お互いにたまっていた鬱憤もあったんだろう。
もはや立場上での上下関係など関係ない!勝った者が上!負けた者が下だ!!
一方その頃オワタ・・・じゃない、お山の四天王の二人は・・・
「うぅ~酒くれよゆぅぎぃ~」
「あぁ~、うまいねぇ。酒うまい」
「酒がないと死んじゃうよぉ~。死んだらどうしてくれるんだよぉ~」
「あー、ホントおいしいねぇ。酒さえあればもう何にもいらないねぇ」
映姫によって禁酒一週間の刑をくらっていた萃香が、なんとか勇儀に酒を貰おうとしていたが、
勇儀はこれみよがしに酒をグビグビ飲むだけであった。
萃香はそんないじわるをする勇儀に、
「うわぁ~ん!ひどいよぉ!人が死んでも何とも思わないのか!このオニッ!!」とか言ってたが、
「だからどうした」と言わんばかりの顔で酒を飲む勇儀であった。まさに鬼。
「うぅ~酒くれよゆぅぎぃ~」
「あぁ~、うまいねぇ。酒うまい」
「酒がないと死んじゃうよぉ~。死んだらどうしてくれるんだよぉ~」
「あー、ホントおいしいねぇ。酒さえあればもう何にもいらないねぇ」
映姫によって禁酒一週間の刑をくらっていた萃香が、なんとか勇儀に酒を貰おうとしていたが、
勇儀はこれみよがしに酒をグビグビ飲むだけであった。
萃香はそんないじわるをする勇儀に、
「うわぁ~ん!ひどいよぉ!人が死んでも何とも思わないのか!このオニッ!!」とか言ってたが、
「だからどうした」と言わんばかりの顔で酒を飲む勇儀であった。まさに鬼。
そして卓を囲んで試合が始まった。
手慣れた手つきで牌を並べる小町。
(打ち馴れてますね…小町。全く危うさを感じさせない貫禄がある…!流石は遊び人というだけあります)
手が止まっている映姫に挑発するように声をかける小町。
「どうしました?四季様の番ですよ?」
「ほぅ、この私にプレッシャーをかけますか。いい度胸ですね…」
麻雀というものは運にも左右されるが、それ以上にメンタル的な部分が影響する。たぶん
つまり、相手に主導権を握られた方が負ける。
小町は遊びに関しては心理面も含めて、天才的なセンスをもっていた。
「それポン」
小町が宣言する。苦い顔をする映姫。ツキの流れすら小町側に傾いていた。
手慣れた手つきで牌を並べる小町。
(打ち馴れてますね…小町。全く危うさを感じさせない貫禄がある…!流石は遊び人というだけあります)
手が止まっている映姫に挑発するように声をかける小町。
「どうしました?四季様の番ですよ?」
「ほぅ、この私にプレッシャーをかけますか。いい度胸ですね…」
麻雀というものは運にも左右されるが、それ以上にメンタル的な部分が影響する。たぶん
つまり、相手に主導権を握られた方が負ける。
小町は遊びに関しては心理面も含めて、天才的なセンスをもっていた。
「それポン」
小町が宣言する。苦い顔をする映姫。ツキの流れすら小町側に傾いていた。
チルノは全然分からなくって、クエスチョンマークがたくさん頭についてるよ!
「ツモ。これでアガリだよ」
早々に上がる小町。
「安い役ですね」
「あのまま続けると、そっちの手が揃っちまいそうですからねぇ」
「…なかなか鋭い読みです」
事実、映姫の手はもう少しで揃いそうだった。
小町は博打だけではなく、引き際もわきまえている本物の実力をもつ雀士であった。
早々に上がる小町。
「安い役ですね」
「あのまま続けると、そっちの手が揃っちまいそうですからねぇ」
「…なかなか鋭い読みです」
事実、映姫の手はもう少しで揃いそうだった。
小町は博打だけではなく、引き際もわきまえている本物の実力をもつ雀士であった。
「今度は私の番さね!」
酒が回ってノッてきた勇儀が言う。
「俺のターン!ドロー!やくまん!なんちゃらかんちゃら!」
言ってることは意味不明だが、キチッと役は揃っている。
「…うー、もうどうでもいいや。こんな牌いらんいらん」
萃香の方はテンションが投げやりになりすぎて使い物にならない。
「なんかよく分かんないけど、小町とかが勝ってるっぽいわね!天才のあたいには分かるのさっ!」
こちらは全く根拠がないが、なぜか自信ありげなチルノ。
酒が回ってノッてきた勇儀が言う。
「俺のターン!ドロー!やくまん!なんちゃらかんちゃら!」
言ってることは意味不明だが、キチッと役は揃っている。
「…うー、もうどうでもいいや。こんな牌いらんいらん」
萃香の方はテンションが投げやりになりすぎて使い物にならない。
「なんかよく分かんないけど、小町とかが勝ってるっぽいわね!天才のあたいには分かるのさっ!」
こちらは全く根拠がないが、なぜか自信ありげなチルノ。
劣勢の映姫チームに勇儀がさらに追い打ちをかける!
「さらにドロー!モンスターカード!魔道戦士ブレイカー!攻撃表示!!」
よく分からないが、「ロン」って意味らしい。
「もうやめてっ!天才のあたいのライフポイントは0よっ!!」
「HA☆NA☆SE!」
チルノはある意味よく分かっている。
「さらにドロー!モンスターカード!魔道戦士ブレイカー!攻撃表示!!」
よく分からないが、「ロン」って意味らしい。
「もうやめてっ!天才のあたいのライフポイントは0よっ!!」
「HA☆NA☆SE!」
チルノはある意味よく分かっている。
「もうこれで終わりですねェェー四季様!ポンッ!」
小町が完全に息の根を止めるために宣言をした。
だがしかし
「ツモ」
映姫が静かに宣言した。
「国士無双です」
「まさかっ!こんな短時間で揃うはずがっ!?」
動揺する小町だったが、確かに映姫の役は揃っていた。
小町が完全に息の根を止めるために宣言をした。
だがしかし
「ツモ」
映姫が静かに宣言した。
「国士無双です」
「まさかっ!こんな短時間で揃うはずがっ!?」
動揺する小町だったが、確かに映姫の役は揃っていた。
(今のはマグレだ…!二度目はないですよ…四季様)
「ツモ」
「何ィィーーーーーーーッ!!開幕で!?」
今度は配った直後に宣言する映姫。そしてさらに彼女の快進撃は続く。
「ツモ」
「何ィィーーーーーーーッ!!開幕で!?」
今度は配った直後に宣言する映姫。そしてさらに彼女の快進撃は続く。
「リーチ」
「ポン」
「ツモ」
「ロン。大車輪」
「倍プッシュだ…」
「ロン。天衣無縫」
「ポン」
「ツモ」
「ロン。大車輪」
「倍プッシュだ…」
「ロン。天衣無縫」
まさにずっと映姫のターン。
小町は混乱する頭で必死に考える。
(何故だ。何故急に流れが変わった!もしかして何かをしたのか?最初と今で何が違うんだッ!?)
そこで小町は気付いてしまった。映姫がいつのまにか左手を使って打っていることに…!
「ほう、気づきましたか」
「四季様ッ…!あなたまさかッ!!」
疑問は確信に変わった。まさかっ!四季様が、まさかっ!?
「そう、私の左腕には龍が宿っています」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
小町は混乱する頭で必死に考える。
(何故だ。何故急に流れが変わった!もしかして何かをしたのか?最初と今で何が違うんだッ!?)
そこで小町は気付いてしまった。映姫がいつのまにか左手を使って打っていることに…!
「ほう、気づきましたか」
「四季様ッ…!あなたまさかッ!!」
疑問は確信に変わった。まさかっ!四季様が、まさかっ!?
「そう、私の左腕には龍が宿っています」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「そして封印は今解き放たれた」
勇儀がゆっくりと口を開く。
「かつて地獄を裏で支配しているという伝説の雀士の噂があった…しばらくしてその噂は消えたが」
「小町…あなたは非常にいい腕をしている。ここで折るのは惜しいくらいです」
「まさかっ…伝説のっ…!?」
そう、四季映姫ヤマザナドゥその人こそ、伝説の……!!
「しかし仕事をサボるような輩には容赦しません」
「かつて地獄を裏で支配しているという伝説の雀士の噂があった…しばらくしてその噂は消えたが」
「小町…あなたは非常にいい腕をしている。ここで折るのは惜しいくらいです」
「まさかっ…伝説のっ…!?」
そう、四季映姫ヤマザナドゥその人こそ、伝説の……!!
「しかし仕事をサボるような輩には容赦しません」
「ロン。夢想転生」
究極の役、夢想転生が決まった。
これが決まると強制的にゲーム終了して、勝利することができる!(チルノルール)
これが決まると強制的にゲーム終了して、勝利することができる!(チルノルール)
「勝者はえんまさまチームねっ!!」
高らかに宣言するチルノ。完膚なきまでの圧勝だった。
「まさか…あたいが…このあたいが、四季様に遊びで負けるなんて…」
ショックでひざをついて崩れ落ちる小町。
「相手が悪すぎたね。まさかヤツが"黄金の左腕"の持ち主とは」
「うぅ…うわぁぁ~ん!遊びならっ!遊びなら四季様に勝てると思ったのにぃぃ~!!」
泣きじゃくる小町。よっぽど悔しかったんだろう。
そんな小町の頭に優しく手を置く映姫。
「小町…」
「うぇっえぐっ……しきさまぁ…」
涙目で見上げる小町。そんな小町を包むように、優しく微笑みかける映姫…
「まさか…あたいが…このあたいが、四季様に遊びで負けるなんて…」
ショックでひざをついて崩れ落ちる小町。
「相手が悪すぎたね。まさかヤツが"黄金の左腕"の持ち主とは」
「うぅ…うわぁぁ~ん!遊びならっ!遊びなら四季様に勝てると思ったのにぃぃ~!!」
泣きじゃくる小町。よっぽど悔しかったんだろう。
そんな小町の頭に優しく手を置く映姫。
「小町…」
「うぇっえぐっ……しきさまぁ…」
涙目で見上げる小町。そんな小町を包むように、優しく微笑みかける映姫…
「明日から仕事ですからね」
世の中そんなに甘くなかった。
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後日談
射命丸文が対戦終了後の麻雀の牌を見る。
「究極の役、"夢想転生"とは一体…!!」
映姫の最後の手を見ると驚愕の事実が判明した。
「究極の役、"夢想転生"とは一体…!!」
映姫の最後の手を見ると驚愕の事実が判明した。
「 全 部 ⑨ か よ ! ! ! 」
(補足説明:"夢想転生"とは全ての牌が⑨になったときに発動する⑨極奥儀のことである。
さらにいうと、筆者は麻雀のルールを知らないのでイメージだけで書いてたのである)
さらにいうと、筆者は麻雀のルールを知らないのでイメージだけで書いてたのである)
一方そのころ鬼たちはというと
「さけくれよぉ~。なぁ~いいだろゆうぎぃ~。おまえとわたしのなかじゃないかぁ~」
「ああ、うまいねぇ。勝つにしろ負けるにしろ、勝負の後は酒が一番だねぇ」
「はくじょうものぉ~~!!」
相変わらずだった。
「さけくれよぉ~。なぁ~いいだろゆうぎぃ~。おまえとわたしのなかじゃないかぁ~」
「ああ、うまいねぇ。勝つにしろ負けるにしろ、勝負の後は酒が一番だねぇ」
「はくじょうものぉ~~!!」
相変わらずだった。