白玉楼で花火やってたエンディングもどっかであった気がするが忘れた。
映姫「お邪魔します。東方ファイト、ジャッジの四季映姫です」
妖夢「あ、閻魔様。おいでになるなら一言頂ければお迎えに上がったのですが」
映姫「いえ、仕事の一部ですから、お気になさらず。可愛らしい浴衣ですね」
妖夢「はい、幽々子お嬢様が選んで下さいましたので」
映姫「彼女の言う事を聞き、理解に努めること…それがあなたに出来る善行、教えをきちんと守っていますね」
幽々子「あら、こんばんは。そろそろお互い忙しくなる季節ですわね」
映姫「こんばんは。私が直に忙しくなる訳ではないのですが、やはり霊が大量に動きますからね」
幽々子「うちの方は優秀な部下に任せるから問題はありませんけど」
映姫「うちも優秀といえば優秀な部下が居ますので。毎年恒例ですしね」
妖夢「…あの、幽々子お嬢様…」
幽々子「はいはい、ごめんなさいね。つい違う話で盛り上がっちゃって」
映姫「こちらも失礼しました。では本日の東方ファイトは、線香花火の持続時間勝負です。
一本だけというのも考えましたが、何束か持って来ましたので、気の済むまでやって下さい」
妖夢「ありがとうございます。幽々子お嬢様が線香花火を好まれないので、あまりやらないんですよね」
幽々子「妖夢、そういう事は軽々に言うんじゃありません」
映姫「いいではありませんか。さあ、一本どうぞ。あ、バケツに水は用意しましたね?近くに可燃物は…」
幽々子「今日はジャッジと同時にお客様なんですから、そういう事はうちの妖夢にお任せ下さい」
妖夢「ファイトの告知は受けていましたので、花火の準備は万端です」
映姫「ではそうさせて頂きましょう。これより東方ファイトを開始します」
幽々子「じゃあ妖夢も一本持って。火はこの蝋燭で点けましょう」
妖夢「はい…なんだかこうして花火をしてると楽しいですね」
幽々子「…ええ、そうね…」
映姫「……」
妖夢「やっぱり幽々子お嬢様の方が長持ちしますね…私は落ち着きが足りないんでしょうか」
幽々子「そうじゃないんだけど…」
映姫「能力を使ったわけではありませんが、やはり理解の差、ですか」
妖夢「どういう事ですか?」
幽々子「…このファイト、狙ったでしょう?」
映姫「さあ、別にあなたの教育は少々時間がかかり過ぎる、等と言うつもりはありません」
幽々子「ふう…妖夢、花映塚の時に、花には霊が宿ると聞いたでしょう?」
妖夢「はい、ですから庭木の手入れも、斬る場所の霊は退けてからやっています」
幽々子「えらいわね…じゃあ、これはどう思う?」
妖夢「これ…線香花火ですか?きれいですよね、ちょっと儚いですけど」
幽々子「花火を夏にやるのは、暑いからではないの…霊の増える時期だから、綺麗に咲くのよ」
妖夢「……?」
幽々子「花の名がついているのは、見た目だけじゃない、って事よ」
妖夢「…じゃ、じゃあもしかして!?」
映姫「大丈夫です、花映塚の時の花とは違い、花火は一瞬」
幽々子「ええ、だから霊が花火を体と錯覚して成仏する事はありません」
妖夢「で、でも、それじゃなんだか…」
幽々子「…妖夢、線香花火の持ち方は、こう(ぎゅ)」
妖夢「あっ…はい、幽々子お嬢様…」
幽々子「そして、最大限の優しさと、心の余裕で…霊ごと、花火を包み込む」
妖夢「…はい…わかる、気がします…」
幽々子「じゃあ、一人でもう一回やってご覧なさい」
妖夢「はい!」
映姫「…ふふ、この様子だと、今晩中に師匠を追い抜くかも知れませんね」
幽々子「さあ、どうかしらね。さあ、そちらも一本どうぞ」
映姫「…ここで断るのも無粋ですか。では失礼して…」
妖夢「…閻魔様は短いんですね…?」
映姫「白黒はっきりついてしまうんですね、困った事に」
幽々子「ほら妖夢、花火に集中なさい」
妖夢「はい、幽々子お嬢様!」
妖夢「あ、閻魔様。おいでになるなら一言頂ければお迎えに上がったのですが」
映姫「いえ、仕事の一部ですから、お気になさらず。可愛らしい浴衣ですね」
妖夢「はい、幽々子お嬢様が選んで下さいましたので」
映姫「彼女の言う事を聞き、理解に努めること…それがあなたに出来る善行、教えをきちんと守っていますね」
幽々子「あら、こんばんは。そろそろお互い忙しくなる季節ですわね」
映姫「こんばんは。私が直に忙しくなる訳ではないのですが、やはり霊が大量に動きますからね」
幽々子「うちの方は優秀な部下に任せるから問題はありませんけど」
映姫「うちも優秀といえば優秀な部下が居ますので。毎年恒例ですしね」
妖夢「…あの、幽々子お嬢様…」
幽々子「はいはい、ごめんなさいね。つい違う話で盛り上がっちゃって」
映姫「こちらも失礼しました。では本日の東方ファイトは、線香花火の持続時間勝負です。
一本だけというのも考えましたが、何束か持って来ましたので、気の済むまでやって下さい」
妖夢「ありがとうございます。幽々子お嬢様が線香花火を好まれないので、あまりやらないんですよね」
幽々子「妖夢、そういう事は軽々に言うんじゃありません」
映姫「いいではありませんか。さあ、一本どうぞ。あ、バケツに水は用意しましたね?近くに可燃物は…」
幽々子「今日はジャッジと同時にお客様なんですから、そういう事はうちの妖夢にお任せ下さい」
妖夢「ファイトの告知は受けていましたので、花火の準備は万端です」
映姫「ではそうさせて頂きましょう。これより東方ファイトを開始します」
幽々子「じゃあ妖夢も一本持って。火はこの蝋燭で点けましょう」
妖夢「はい…なんだかこうして花火をしてると楽しいですね」
幽々子「…ええ、そうね…」
映姫「……」
妖夢「やっぱり幽々子お嬢様の方が長持ちしますね…私は落ち着きが足りないんでしょうか」
幽々子「そうじゃないんだけど…」
映姫「能力を使ったわけではありませんが、やはり理解の差、ですか」
妖夢「どういう事ですか?」
幽々子「…このファイト、狙ったでしょう?」
映姫「さあ、別にあなたの教育は少々時間がかかり過ぎる、等と言うつもりはありません」
幽々子「ふう…妖夢、花映塚の時に、花には霊が宿ると聞いたでしょう?」
妖夢「はい、ですから庭木の手入れも、斬る場所の霊は退けてからやっています」
幽々子「えらいわね…じゃあ、これはどう思う?」
妖夢「これ…線香花火ですか?きれいですよね、ちょっと儚いですけど」
幽々子「花火を夏にやるのは、暑いからではないの…霊の増える時期だから、綺麗に咲くのよ」
妖夢「……?」
幽々子「花の名がついているのは、見た目だけじゃない、って事よ」
妖夢「…じゃ、じゃあもしかして!?」
映姫「大丈夫です、花映塚の時の花とは違い、花火は一瞬」
幽々子「ええ、だから霊が花火を体と錯覚して成仏する事はありません」
妖夢「で、でも、それじゃなんだか…」
幽々子「…妖夢、線香花火の持ち方は、こう(ぎゅ)」
妖夢「あっ…はい、幽々子お嬢様…」
幽々子「そして、最大限の優しさと、心の余裕で…霊ごと、花火を包み込む」
妖夢「…はい…わかる、気がします…」
幽々子「じゃあ、一人でもう一回やってご覧なさい」
妖夢「はい!」
映姫「…ふふ、この様子だと、今晩中に師匠を追い抜くかも知れませんね」
幽々子「さあ、どうかしらね。さあ、そちらも一本どうぞ」
映姫「…ここで断るのも無粋ですか。では失礼して…」
妖夢「…閻魔様は短いんですね…?」
映姫「白黒はっきりついてしまうんですね、困った事に」
幽々子「ほら妖夢、花火に集中なさい」
妖夢「はい、幽々子お嬢様!」
その後、極意には至らなかった物の、何か掴んだらしい妖夢が幽々子の記録を破り、妖夢の勝ち。