勝負は実にあっさりと決着がついた。
月&魅上のキラコンビが、勝負開始前にギブアップしたのだ。
月&魅上のキラコンビが、勝負開始前にギブアップしたのだ。
月「この世界は外の世界とは違う、既に管理が成功した世界だ。僕が神になる意味が無い」
魅「妖怪によって悪が管理されている、法の解釈は違えど、弱者が一方的に虐げられはしない世界……
私たちの目指した新世界はここにあったのか……」
魅「妖怪によって悪が管理されている、法の解釈は違えど、弱者が一方的に虐げられはしない世界……
私たちの目指した新世界はここにあったのか……」
勝負を幻想郷で行ったのが間違いだったか。月と魅神は、あっさりと八雲紫の軍門に下ってしまった。
面白がった紫は、二人に式を憑け使役し始めた。今後は本格的に、演算装置として活用するつもりらしい。
面白がった紫は、二人に式を憑け使役し始めた。今後は本格的に、演算装置として活用するつもりらしい。
だが、ここで神奈子と魔理沙が待ったをかけた。
信仰を集めようとうずうずしていた神奈子と、勝負を楽しみにしていた魔理沙が、不完全燃焼だと駄々をこねたのだ。
仕方が無いので、勝負は抜きでそのまま、神奈子の信仰獲得作戦を決行することに。
神奈子が広告塔となって酒かっくらいながら気安い様子で演説を打ち、
月が人心操作を主眼にした広報を担当、誰でも簡単に参加できる守矢神社信仰組合を設置することで、事実上の後援会を結成し人里内部へのパイプを確保する。
魅上は月の下で雑務をこなしつつ、月の意見を取り入れた上で早苗や諏訪子と議論を交わし
「今後守矢神社のどこを重点的にアピールしていくか」についての意見をまとめ、
魔理沙はいつもどおり宴会の幹事役としてどんちゃん騒ぎの人集めを取り持つ。
こうして、企画そのものは計算されつつも、決して枠にはまることの無い人妖たちの無軌道な盛り上げっぷりに乗り、
神奈子の信仰獲得は、いつもより何割か効率よく親交を深める方向で成功したのだった。
信仰を集めようとうずうずしていた神奈子と、勝負を楽しみにしていた魔理沙が、不完全燃焼だと駄々をこねたのだ。
仕方が無いので、勝負は抜きでそのまま、神奈子の信仰獲得作戦を決行することに。
神奈子が広告塔となって酒かっくらいながら気安い様子で演説を打ち、
月が人心操作を主眼にした広報を担当、誰でも簡単に参加できる守矢神社信仰組合を設置することで、事実上の後援会を結成し人里内部へのパイプを確保する。
魅上は月の下で雑務をこなしつつ、月の意見を取り入れた上で早苗や諏訪子と議論を交わし
「今後守矢神社のどこを重点的にアピールしていくか」についての意見をまとめ、
魔理沙はいつもどおり宴会の幹事役としてどんちゃん騒ぎの人集めを取り持つ。
こうして、企画そのものは計算されつつも、決して枠にはまることの無い人妖たちの無軌道な盛り上げっぷりに乗り、
神奈子の信仰獲得は、いつもより何割か効率よく親交を深める方向で成功したのだった。
なお、計画実行において、
「幻想郷にも神への信仰は必要だが、全てを支配するほどの狂信は必要無い。あなたたちは少し、調和を重んじることを覚えておきなさい」
という、紫から月と魅上への入れ知恵があったことを付け加えておく。
「幻想郷にも神への信仰は必要だが、全てを支配するほどの狂信は必要無い。あなたたちは少し、調和を重んじることを覚えておきなさい」
という、紫から月と魅上への入れ知恵があったことを付け加えておく。