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6スレ第1戦(2)

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匿名ユーザー

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紫VS神奈子の外の世界ナンパ対決。

能力の使用は禁止する。しかし、服装は各自の自由。
決められた時間から行動を開始し、ナンパされるまでの時間を競うレギュレーションとなった。
お次は、ナンパされる場所の選択となるが―
紫は『夜の繁華街』、神奈子は『花火大会の会場』をそれぞれ選択する。
会場同どうしは全く別の町。お互いの邪魔になることはない。
そうして八雲、八坂両者は8/22日、19:00よりそれぞれの会場で行動を開始した。

「ゆかりん、いっきまーす!」
繁華街を疾駆するは八雲紫十七歳。花も恥じらう香霖堂var.ゴスロリファッションでの出陣である。
「おお、やってるねぇ」
対し、花火大会よりもやや離れた、それでも見物人はいる広めの公園で神奈子は夜空に咲く大輪の花を眺めていた。
赤いシャツに半袖のジャンパー、パンツルックで、着飾ると言うよりは自信の持てる大人の女性の雰囲気を最大限に利用した服装だ。
唯一と言えば唯一、胸元のパールのネックレスだけがワンポイントだろうか。
「じゃあ、まずは準備しますか」
そうしてうん、と伸びをし、神奈子は公園の外れへと歩き出す。

その様子は全て、幻想郷に実況中継されていた。
「えー。司会ばかりやらされた文が拗ねたので、今回限り司会を務めさせていただきます犬走椛です。
 おや、八坂側に動きが…って、えッ!?」
「や、八坂様…?」
「何やッてんの神奈子!!」
神奈子の行動に驚くメンバー。その声は、無線機を通して外の紫に伝わり…
「何が起きてるの藍!」
「や、八坂神奈子が…」
神奈子が、
「一人で酒盛りを始めました!」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

意味不明なその行動に、観客からも何をしている、やる気があるのか、引っ込めと言うブーイングが飛ぶ。
しかし、等の神奈子といえば、無線機の声に耳を貸さず
「……っあぁ~~!! コンビニものとはいえうまい酒じゃないか。
これで一緒に見てくれる奴がいればねえ」
花火大会を満喫する。
そうして、その言葉を耳ざとく聞きつけるものまたあり。
「なんだい姉ちゃん、独り身かい!?」
広い公園の各所に敷かれたブルーシート。その中では当然、見物人達の酒盛りが始まっているのだ。
「一緒に来るはずだった奴が、余所に取られちゃってねぇ!」
遠くから声をかけてくる中年の男に、神奈子もまた大声を返す。
見れば初老も混じるプチ宴会。町内クラブのようなものの集まりだろう。
「お一人の酒は、多少の味気なさもあるでしょう、こちらで一緒に嗜みませんか」
おそらくはリーダーである、年配の男の言葉。
それこそ、神奈子が待っていたものであった。
「よろしいのでしたら、是非!」
新たなる呑み仲間、それも彼らから見れば若い(ように見える)女性の参入に、宴会はわっと歓声に包まれ――。
神奈子は知っている。ああいう人間たちは、若い子を誘うのが苦手なのだ。
キャピキャピギャルでは大人の話には付いてこれない。酒を呑みながら交わすには、それに相応しい雰囲気と年齢がいる。
独り身の大人になったばかりの女を演出したかいがあったというものだ。
勝負には勝ち、花火も見れて、楽しく呑める。
「ああ――いいねぇいいねぇ。まったく至福だよ……」
神奈子はビールとするめを加えてビニールシートに向かいながら、そう呟いた。






























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